ナマステ!
ネパール在住・ライフコーチのKei(@Kei_LMNOP)です。
真面目すぎる性格の人っていますよね。
肩の力が入りすぎて、ついつい頑張りすぎてしまう。
そんな人を見ているとこっちまで、なんか疲れてしまいますよね。
そんな真面目すぎるあなたに、伝えたいことがあります。
「もっと自由に生きていいんだよ」。
実は数年前まで「THE真面目すぎる男」で苦しんでいた僕が、真面目すぎるあなたに向けて、思うところを書いていきます。
会社員時代の僕は、真面目すぎる性格が短所だと思っていた。苦しかった
ネパールで暮らし始める前、僕は実は普通の会社員でした。
もともと学生の時から、真面目な性格だったんですよ。
飲み会とかパーティーとかでみんなで騒ぐよりは、1人で夜は本でも読んでいたいタイプでしたし。
でも、社会人になったことで、その真面目さに拍車がかかりました。
そして、その真面目すぎる性格が完全にネガティブな方向に働いてしまい、結構苦しい会社員生活に。
「どうして自分はこんなに真面目すぎるんだろう」って結構悩んで、自分のこの性格が嫌いでした。
その真面目すぎる特徴を、会社員時代の思い出を交えて紹介していきます。
真面目すぎる特徴①上司の言うことは絶対。朝は毎日雑巾がけ
まず根底にあったのは、この考えです。
上司の言うことは絶対守らないといけない。
だからなんかおかしいな、納得できないなと思っても、絶対上司には反論できませんでした。
その典型だったのが、朝の雑巾がけです。
「一番若いやつは、一番朝早く来て、先輩たちの机を吹きなさい」という当時の部長のわけわからない教えのもと、毎朝、朝一番に来て机をふいていました。
これは自分の後輩が来るまで、2年間続けました。
今考えれば、よくこんなことをやっていたなと思います。
真面目すぎる特徴②完璧主義で手を抜けないから効率が悪い
もともと完璧主義者だったのですが、仕事をするようになってさらに拍車がかかりました。
パワーポイントでの資料作りとか、恐ろしく細かいところにこだわってました。
なので、めちゃ仕事が遅かったですね。
そうすると、どんどん仕事が溜まってきて、全然仕事が進みません。
真面目すぎる性格を災いして、全然仕事ができない人でした。
真面目すぎる人の特徴③責任感が強く、人に頼る・お願いすることができない
仕事はたくさん溜まっていくのに、その仕事を誰か他の人に手伝ってもらったり、お願いすることも全然できませんでした。
「与えられた仕事は全部自分でやらないといけない」っていう変なこだわりがあったんですね。
そうして、本当にどうにもならなくなって、限界が来た時に、初めて周囲の人に手伝ってもらうという最悪のお願いの仕方をやってましたね。
真面目すぎる人の特徴④有休消化はほぼなし、残業が当たり前
真面目すぎる会社員だったなって自分でも思うのは、3年間でほとんど有休をとらなかったことです。
体調不良で休んだことも1度もなかったですし、どうしても取らざるを得ない弔辞だけ。
自分の都合で有休をとったことは1,2回あったかどうか。
ちなみに、有休だけならまだしも、残業も当たり前。
週に1回あった定時退社日以外は、毎日残業していました。
まさに真面目すぎる会社員でした。
真面目すぎる人の特徴⑤飲み会でもふざけない、つまらない人間
会社に入ると、必ず飲み会ってあると思います。
この飲み会の場でも僕は全然はっちゃけられず、周りの人のノリに全くついていけない人でした。
もともとお酒が飲めないってこともあるのですが、傍から見たら、超つまらない人間だったでしょうね。
でも、ネパールに来たら、自分の真面目すぎる性格が好きになった。
そんな僕ですが、3年間勤めた会社を辞めて、青年海外協力隊としてネパールにやってきました。
青年海外協力隊は、日本での会社のように上司はいません。
基本的に自分で考えて、自分で動くことを大前提とした働き方です。
そんなネパールでの生活を始めてから、自分の中で大きく変わったことがあります。
実は、あれだけ嫌で短所だと思っていた、自分の真面目すぎる性格がどんどん好きになりました。
相変わらずの真面目すぎる性格だった僕ですが、配属先や村の人からはこんなことを何度も言われました。
「ビカス、おまえはなんて真面目なやつなんだ!すばらしいよ!」
このビカスってのは誰かというと僕のこと(笑) 僕のネパリネームです。
褒められるのも、それもそのはずで、ネパールでは公務員でも始業時間にやってくる人はほぼいませんから(笑)
それでも、こんな風に言われることで、真面目すぎる性格に対する自分の見方が変わりました。
なんかすごい楽になったんですよね。
「自分は自分のままでいい。真面目すぎる性格でもいいんだ」って思えたんです。
真面目すぎる性格だから辛いんじゃなかった。他人の声に従って生きるから辛かったんだ
会社員時代とネパールでの生活。
自分の真面目すぎる性格は全く変わっていない。
なのに、どうしてこんなに自分の気持ちが楽になったんだろう。
僕はこう思います。
「真面目すぎる性格が辛いんじゃない。他人の声に従って生きるのが辛かったんだ」って。
日本で会社員をやっていたときは、社会や会社の常識にとことん縛られていました。
言うならば、「~しなければいけない」を最優先にしていたんです。
- 若いやつは、朝毎日雑巾がけをしないといけない
- 上司の言うことは絶対に守らないといけない
- 残業をしてでも仕事はちゃんとやらないといけない
なぜか?
「~しなければいけない」をないがしろにして、周囲の人から嫌われるのが怖かったんです。
本来、真面目って、すばらしいことです。
でも、自分じゃない、他の誰かに嫌われるのが怖くて真面目なのは、なんかズレてますよね。
苦しくなって当たり前だったんです。
真面目すぎる人へ。もっと自分らしく生きていいんだよ
真面目すぎる性格で辛い思いをしている人へ。
その辛さは、真面目すぎる性格のせいではありません。
問題はそこじゃない。問題はあなたの「生き方」にあります。
他人の声に従って生きているから、真面目すぎる性格が辛くなってくるのです。
本当は自分が納得していない、そう思っていないことに忠実に真面目に生きていたら、苦しくなるのは当たり前です。
だから、真面目すぎる性格で悩んでいる人には、僕はこう伝えたい。
「もっと自分らしく生きていいんだよ」って。
他人の声ではなく、自分の声に従って生き始めた時、その真面目すぎる性格は最高の財産になります。
そもそも、「真面目」ってどういう意味か知ってますか?
<「真面目」の意味>
1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。
2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
引用:Goo辞書-「真面目」
自分にウソをつかず、本気になってみてください。
自分に誠実になって生きてみてください。
「真面目すぎる」ってことは、「自分の人生」を貫き通すことができるってことですから。
真面目すぎるで悩んでた僕は、青年海外協力隊を終えてからも、またネパールで生きていくことを選びました。
「帰国後=日本で再就職」という他の誰かの声は脇に置いて、「自分はどうしたいのか」という意思に従いました。
自分の心にウソをつかず、自分と向き合いながら、人生を本気で生きています。
その真面目すぎる性格をうまく活かして、もっと人生を楽しく、自分らしく生きていましょう!
ネパールから応援しています^^