仕事や人間関係でストレスを感じると、僕らがついつい言ってしまうのが、愚痴や悪口、陰口です。
でも、愚痴とか悪口、陰口って言っていても、聞いていても気持ちのいいものではありません。
だから言わない方がいいっていうのは、みんな分かっていると思います。
でも、ついつい言ってしまってなかなか言わないようにできないのが実態だと思います。
僕もサラリーマン時代は、本当に愚痴が多かったですし、悪口も今よりも確実に言っていたはずです。
そこで今回は、愚痴・悪口・陰口の違いを比べながら、根本的に言わない人になる方法を紹介していきます。
愚痴・悪口・陰口の違いは「対象」。でもどれもストレスを感じたことが根本の原因
愚痴と悪口と陰口。
この3つの違いってはっきりわかりますか?
ということで、3つの言葉の意味をそれぞれ確認していきましょう。
まずは「愚痴」の意味から見てみましょう。
言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。
上手くいかない状況や今の環境に対して、不平不満を述べる感じですね。
なので、対象は人ではありません。
次に「悪口」の意味を見ていきましょう。
他人を悪く言うこと。また、その言葉。あっこう。
はっきりと「他人」と出ているので、対象は「人」です。
愚痴でこぼした不平不満の対象が、人になり、その人のことを悪く言う言葉が悪口です。
最後に「陰口」です。
その人のいない所で、悪口を言うこと。また、その悪口。かげごと。
悪口と同じで、人が対象です。
でも、面と向かって言わずに、影でこそこそ言っているタチが悪いやつですね(笑)
3つの言葉の違いをまとめると、こんな感じです。
- 「愚痴」=環境や状況などが対象
(例)「上司から仕事ふられて大変だったんだよ。。」
- 「悪口・陰口」=人が対象
(例)「あの上司、仕事ふりすぎなんだよ。もっとマネジメントの勉強しろよ」
自分が辛かった、大変だった状況を描写して、自分の気持ちを述べるのが「愚痴」。
それに対して、自分が大変だった状況を人のせいにして、その人を攻撃するのが「悪口・陰口」です。
こうした対象の違いはあるものの、どれもストレスを感じたことが原因で言ってしまうものであることには、違いはありません。
愚痴・悪口・陰口を言わない方がいい3つの理由
3つの違いが分かったところで、今度はなぜ言わない方がいいのかを考えていきましょう。
なんとなく言わない方がいいのは、分かっていると思います。
でも、ちゃんと具体的な理由を知ることで、より自制心を強くしていきましょう。
理由①人望がなくなり、周りから人が離れていく
まず第一に、人からの信頼がなくなって、周りから人が離れていくことがあります。
愚痴ばかり言っている人って、なんか話を聞くのが嫌になるじゃないですか。
悪口や陰口なんてもっと最悪ですよね。聞いているだけで不快になります。
自分に対してネガティブな影響を与えてくる人には近づきたくないですよね?
だとしたら、愚痴や悪口、陰口が絶えない人の周りには、人が集まらなくなります。
どんどん人望がない人になっていくのです。
人望がない人は仕事も恋愛もまずうまくいきません。そんなの嫌ですよね。
理由②自分も愚痴・悪口・陰口を言われる人になってしまう
2つ目の理由は、自分も愚痴・悪口・陰口を言われる人になってしまうからです。
世の中は不思議なことに、与えた分だけ自分に返って来る仕組みがあります。
喜びをたくさん与えた人が、お金という形で自分に返って来るように、自分が与えた分だけ自分に返って来るのです。
これはネガティブなことも同じです。
そう考えると、愚痴・悪口・陰口も自分が言った分だけ、他の人から言われるようになります。
愚痴や悪口、陰口を他人に対して言うという行為は、気持ちがよくないことを他人に与えることになるからです。
全部自分に返って来るんですよ!そう考えると、言わない方がいいなって心から思えますよね。
理由③自分のことが嫌いになり、人生が楽しくなくなる
一番の理由は、愚痴や悪口、陰口を言っていると、自分のことがどんどん嫌いになっていくからです。
自分の口から出た言葉を、一番聞いている人って誰だと思いますか?
どんなに仲が良い友達でも、家族でもなければ、職場でずっと一緒にいる同僚でもありません。
自分自身なんです。自分の口から出た言葉を、一字一句聞いているのは、自分なんです。
愚痴や悪口、陰口も、他の誰かに対して言っているつもりですが、全部自分自身も聞いています。
こういうネガティブな言葉を言う人ってやっぱり嫌じゃないですか。
それと同じで、愚痴や悪口、陰口を言いまくっていると、どんどん自分のことが嫌いになっていきます。
僕も会社員として働いてた3年間は、とにかく口が悪かったんですよね。
仲の良い先輩とかと一緒にラーメンを食べに行っては、不満を吐きまくってました。
そうすると、一時的にはストレスから解放されて気持ちいいのですが、どんどん自分のことが嫌になっていくんですよね。
「ああ~なんでこんな愚痴や悪口が絶えない人生を送っているんだろう」
そんな風に自分のことが嫌いになり、自分の人生に対しても否定的になっていきます。
自己肯定感は人生を楽しく生きるための基盤です。
その自己肯定感を下げる行為は、人生を楽しく生きる妨げにしかなりません。
愚痴・悪口・陰口を言わない人になる3つの方法
愚痴や悪口、陰口を言わない方がいい理由が分かったところで、いよいよ本題です。
そうしたネガティブな言葉を吐かない人になる方法を紹介していきます。
3つの方法があるので、1つずつ見ていきましょう。
方法①学びに気づき、感謝する癖をつけること
まずおすすめしたいのが、学びに気づき、感謝の癖をつけることです。
少し思い出してください。
愚痴っていうのは、対象が「状況」や「環境」なんです。
自分がきつかったり、辛かったりするような状況にいたから、そのストレスを解消するために愚痴を言うわけです。
となると、きつかったこと・辛かったことって、何か学びがありませんか?
「上司に仕事をふられて大変だったんだよ。。」っていう愚痴を吐きそうになる前にちょっと考えてみてください。
仕事をふられて大変だったけど、そのおかげで、仕事のスピードがアップしたって考えられませんか?
そうすると、愚痴を言いたくなることにも感謝できませんか?
悪口や陰口も同じです。
「あの上司、仕事ふりすぎなんだよ。もっとマネジメントの勉強しろよ。」っていう悪口を吐きそうになる前に、少しだけ考えてみてください。
自分が上司になった時は、もっとうまくマネジメントをした方がいいんだなっていう学びになりませんか?
そんな学びをくれた上司は、反面教師になんだなと感謝できませんか?
感謝できることは、たとえ、それが愚痴や悪口であれ、自分次第でいくらでも見つけられます。
すべてが学びにつながっているからです。
学びに気づき、感謝をするクセを持てるようになると、自然と愚痴や悪口は減っていきます。
方法②相手の長所・良いところに目を向けること
2つ目の方法は、相手の長所・良いところに目を向けることです。
特にこれは人が対象となる、悪口や陰口が多い人にとって有効な方法です。
人には悪い面と良い面の両面があります。
そう考えると、悪口はその人の悪いところに焦点を当てているだけなんですよね。
なので、悪口を言いたくなったときにには、その人の良い面にも光を当ててあげてください。
「あの上司、仕事ふりすぎなんだよ。もっとマネジメントの勉強しろよ。」って上司の悪口を言いそうになったら、その上司の良いところも見てあげるのです。
「確かにマネジメントは下手だけど、でも、あんなに人望がある人っていないよな~」のように、上司の長所も言ってみるようにしてください。
その人がどんなに最悪で、どんなに悪口を言いたくなっても、良いところは必ずあります。
人の長所・良いところに焦点を当てると、自然と悪口や陰口の思考回路が閉じていきます。
方法③愚痴も悪口も陰口も言う気にならないくらい、自分のやりたいことをやる
3つ目の方法は僕が一番おすすめする方法です。
それは、ずばり、愚痴も悪口も陰口も言う気にならないくらい、自分のやりたいことをやること。
子どもの時を思い出してください。
あなたがやりたくてやりたくて仕方なかったことって何ですか?
時間を忘れて、夢中でやっていたことって何ですか?
僕の場合は、日が暮れるまでやっていたサッカーや、テレビゲームでした。
この2つのことをやってるときって、ちょっと異常なくらい没頭してましたね。
常にどうやったらうまくなるかを考えているので、愚痴を言う気にもなりません。
さらに人のことなんてどうでもいいと思えるくらい没頭しているので、悪口や陰口なんて頭の中にありません。
そもそもネガティブな言葉のもとになるようなストレスをそもそも感じないので、当たり前ですよね。
大人になっても同じです。あなたが心からやりたいことをやるのです。
絶対に叶えたい夢や目標がある人はもちろん、なくてもOKです。
ただ本当にやりたいことをやるのです。
僕は自分のやりたいことに気づいて、ネパールに来てから、一気に愚痴や悪口、陰口が減りました。
毎日のようにこぼしていた、そういったネガティブな言葉たちが、嘘のように出なくなりました。
それは、自分のやりたいことをやっているから。
自分のやりたいことをやっている人は、愚痴や悪口、陰口なんて言いません。
そんなことに時間をかけているのがもったいないし、そもそもネガティブな言葉のもとになるストレスがないからです。
ぜひ、自分のやりたいことをやってください。
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愚痴や悪口、陰口を根本的に言わない人になる究極の方法。
それは、そんなことを言いたくならないくらい、やりたいことをやることです。
でも「やりたいことをやりたいけど、そもそもやりたいことが何なのかわからない!」っていう人もいると思います。
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