天職さえ見つかったら、もっと仕事が楽しくなるのに…
そんな風に考えているあなたに、お伝えしたい事があります。
それは、天職を「見つける」というスタンスじゃ、なかなか天職には出会えないということ。
じゃあどうすればいいのかということで、天職の見つけ方について考えていきます。
「天職とは、天から授かった職業」なんて考えるから占いとかに頼ってしまう
そもそも、「天職」って何なんでしょうか?
辞書にはこんな定義が載っています。
天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。
「天から授かった」って。。
確かに定義としては正しいのかもしれませんが、こんな風に書かれると、「どうやって見つけるんだよ」ってなりますよね。
天の神様に教えてくださいってお願いしても、分からないし。
だから占いとかに頼っちゃう人がたくさんいるんですよね。
他にも考え方としては、「天職=一生続けられる仕事」っていう考え方もありますよね。
確かにそうなのかもしれないですが、これもやっぱりちょっとヘビーですよね。
「これは一生続けられる仕事なのか?」なんて考えると、なかなか手が出なくなってしまいます。
もっとシンプルに考えよう!「天職とは、3つの『楽』が重なる仕事」
じゃあ「天職」って何なのか?
「もっとシンプルに考えてみればいいんじゃないの?」っていうのが僕の意見です。
「天職」って要は、みんながハッピーになるお仕事だって考えればいいんですよ。
自分もお客さんも、その仕事を通じて幸せになる仕事だと思えば極めてシンプルですよね。
ということで、勝手に分かりやすくするために定義を作ってみました。
天職とは、3つの「楽」が重なる仕事なんです。
自分がやっていて「楽しい」か。(①)
自分が「楽にできる」か。(②)
そして、お客さんに喜ばれて、対価を得られる仕事であるかという意味で、生活が「楽になる」か。(③)
この3つの円が重なる、つまりは3つの円を同時に満たしてくれる仕事が、あなたにとっての「天職」なんです。
「天職」と「適職」の違いは、重なる円の数の違い
「天職」の話題をすると、ついでに出てくるのが「適職」ですね。
これもこの3つの円を使って説明すると、非常に分かりやすくなります。
「適職」は②と③の円、「楽にできる」と「楽になる」という2つの円が重なった仕事のことです。
「自分に向いている仕事」だと考えると、理解がしやすいですね。
図を見ても分かるように、「天職」とは違って、2つの円だけが重なればいいのです。
なので、「適職」は重なる部分が大きくて、結構範囲が広いことが分かりますよね。
「適職」は「自分に向いている仕事」なので、そういう意味でも、範囲は広くなります。
ただ、「やっていて楽しい」という仕事ではないので、「適職」では本当の意味で、自分の心が満たされません。
そんなのは嫌ですよね。できれば「適職」ではなく「天職」を仕事としてやりたいものです。
世界一簡単な天職の見つけ方!3つの「楽」が重なる場所を探すだけ
さて、話題を「天職」に戻しましょう。
「天職」とは3つの「楽」が重なる仕事だと説明しました。
なので、天職の見つけ方は超シンプルです。
それぞれの3つの「楽」を1つずつ明らかにして、それが同時に実現できる仕事を創ればいいのです。
今ある仕事の中から、「これは自分の天職になるんだろうか」と「見つける」というスタンスではないんですよ。
そんな「見つける」的なスタンスでは、天職を仕事にするのは難しいです。
そうではなくて、「自分の天職は自分で創る」というスタンスにすればいいのです。
そんな天職の創り方を世界一シンプルに解き明かしていきます。
①つ目の円:自分の好きなこと・やりたいこと(やっていて楽しい)
1つ目の円は「やっていて楽しい」でした。
やっていて楽しいことは「自分の好きなこと・やりたいこと」に当たります。
なので、「自分の好きなこと・やりたいこと」を明らかにしてみましょう。
・あなたが子どもの時に、夢中になっていたことは?
・今、あなたが最も時間とお金を使っていることは?
・人生があと1ヶ月で終わるとしたら、何をやりますか?
そんな風に、自分へ問いかけてみてください。
②つ目の円:自分の強み・得意なこと(楽してできる)
2つ目の円は「楽にできる」でした。
自分が楽にできることは、「自分の強み・得意なこと」に当たります。
なので、「自分の強み・得意なこと」を明らかにしてみましょう。
・あなたが培ってきたスキルや専門性は何ですか?
・他人からよく褒められる、向いていると言われることは何ですか?
・これまでの仕事の中で、最も成果を出せた仕事は何ですか?
強みや得意なことは、自分にとっては当たり前にできることなので、自分ではよく分からないことが多いと思います。
なので、無料診断を使ってみるのもおすすめです。
リクナビのグッドポイント診断なら、無料なのに非常に正確に自分の強みを明らかにしてくれるので、使ってみるといいですよ。
③つ目の円:お金をもらって喜ばれること(暮らしが楽になる)
3つ目の円は、暮らしが「楽になる」でした。
これは、仕事としてちゃんと対価をいただけるかという意味ですね。
「天職」はあくまでも仕事なので、お金を払ってもらえるレベルで誰かに喜んでもらうものでないと仕事とは言えません。
なので、①と②でリストアップしたことをベースに、どうしたら仕事になるかを考えていきます。
・あなたの好きなこと、得意なことは、誰を最も喜ばせることができますか?
・あなたの憧れの人は誰ですか?
・これまでやった仕事の中で、最も喜んでもらえた人は誰ですか?
特に「憧れの人」について考えてみるのはおすすめです。
というのも、その憧れの人は、あなたがやりたいことを活かしてうまく仕事にしている人である確率が高いからです。
身近な人でもいいですし、テレビなどで活躍している遠い存在でも構いません。
「この人みたいになりたいな~」と思っている憧れの人を挙げてみると、何かヒントが得られるはずです。
ネパールでボランティアをしたとき、僕は天職を「創った」
3つの「楽」を考えることで、世界一簡単な天職の創り方を紹介しましたが、実はこの考え方を思い付いたのは、ネパールでボランティアをしているときでした。
僕は青年海外協力隊として、農村の収入向上をテーマに活動していました。
その中で最も大きな成果を出せたのが、ラプシーキャンディと言われる、ネパールの特産品的な果物を使ったドライフルーツのお菓子の販売支援でした。
ネパール人向けにしか売っていなかった商品を、外国人観光客が高く買ってくれるお土産屋さんで売れるようにする。
そうすることで、村の人の収入を上げることに成功したんです。
でも本当に不思議なことに、この販売支援って僕は全然頑張ってないんですよ。
自分が楽しくてやりたいと思ったこと(ビジネス支援)を、
自分が楽にできる強み(商品が高く売れる外国人向けのお土産店を紹介できる)を活かしてやったら、
驚くほど簡単に、誰かに喜んでもらうこと(工場の人&お土産屋さんの収入が増える)ができたんです。
自分が好きで楽しくやれることを、自分が楽にできる強みを活かして、誰かに喜んでもらうことで、生活が楽になる。
自分が無理して頑張っていないのに、誰かにこんなにも喜んでもらえるなんて本当に最高でした。
「これがいわゆる『天職』なんだろうな~」と思えた経験でした。
そして、「『天職』って見つけるのもいいけど、案外創れるもんなんだな」って思ったんです。
天職は見つけるものではなく、自分で創るもの。3つの「楽」で天職を創っちゃおう!
世界で一番簡単な「天職の見つけ方」は、自分で「天職」を創ることです。
言葉の定義としては「天から授かった仕事」という意味です。
でも、天はあなたの天職を分かりやすく「これですよ!あなたの天職!これこれ!」なんて教えてくれません。
だったら、「天職」を創ってしまえばいいんじゃないですか?
僕が思うに、「天職」とは、3つの「楽」を同時に実現できる仕事でしかありません。
自分がやっていて「楽」しくて、「楽」にできて、誰かに喜んでもらって生活が「楽」になる。
そう考えたら、なんか「天職」を創ることってできそうじゃないですか?
インターネットがあって、これだけ個人が簡単に仕事ができる時代になったんですから、できると思ってやればできますよ!
ネパールから応援しています^^
自分の強みがよく分からない人は、無料診断を受けてみよう
天職を創るには、3つの「楽」を明らかにすることが大事なんですが、一番難しいのが「強み」です。
自分じゃ簡単にできてしまうことだからこそ、なかなか自分では、自分の「強み」を把握できません。
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