ナマステ!
ネパール在住ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。
大変ありがたいことに、このブログも月間10万PVのブログになりました。
本当にありがとうございます。
書いているのは、ネパール在住の無名な一般人。
記事の内容も、青年海外協力隊やネパールがメインテーマ。
だからか、一度もバズったことはありません。
そんな僕のブログでも、月間10万回も読まれるブログになりました。
そこで、今回は僕が実践してきたアクセスアップのコツや考え方をまとめてみることにしました。
ブロガーはもちろんですが、特に僕みたいなニッチなテーマで書いている人に参考になる内容になってます。
それではいってみましょう!
[toc]
「青年海外協力隊・ネパール」はニッチ中のニッチテーマ
このブログを僕が書き始めたのは、青年海外協力隊になることが決まってから。
当然書きたかったのは青年海外協力隊の活動や、ネパールという国についての記事。
いろんな人に協力隊の活動やネパールについて知ってほしいと思ってました。
でも、この2つはニッチ中のニッチ。超ニッチなテーマだったんです。
数値化して比較できるようなあまりいい指標がないんですけどね。
「にほんブログ村」の登録ブログ数で見てみましょう。
青年海外協力隊は318で、競合(?)っぽい海外留学やワーホリより少ない。
ネパールも、同じアジアでメジャーな国のタイに圧倒的に負けています。
引用:にほんブログ村 カテゴリー全一覧(2017/1/13取得)
というわけで圧倒的にニッチ。
しかも、そもそも「海外生活」というカテゴリー自体がニッチでしょ?
若者の内向き志向が叫ばれる世の中でもあるし、普通に生活していて「海外生活について検索しよう」ってなりませんよね。
だからニッチ中のニッチ。
ドラゴンボールで言えば、ブウ編、セル編、フリーザ編ではなく、サイヤ人編が好きでしかもその中でも好きなキャラはサイバイマンみたいな感じです。
読まれるブログの作り方:やってよかったこと5カ条
という超ド級のニッチテーマのブログだったわけです。
それでもやっぱり僕はたくさんの人に読んでほしかったんです。
同じ協力隊の人や協力隊志望者向けに書いていても面白くない。
ネパールに興味がある人向けに書いてもなんかつまらない。
どうせブログをやるなら、自分のブログを読んで、協力隊やネパールに興味を持ってくれる人が出てきてほしいと考えました。
インターネットというツールのおかげで、不特定多数の人に発信できる時代でもありますしね。
ここから先は、ニッチテーマながらたくさんの人に読まれるブログにするために、僕が実践してきたことを1つずつ紹介していきます。
①ニッチテーマ+メジャーテーマの「ハイブリッド型ブログ」にする
まず一番に挙げたいのがこれ。
ニッチテーマだけのブログにするのではなく、メジャーテーマも組み合わせる。
そんな「ハイブリッド型ブログ」にしようと考えました。
僕のブログのカテゴリー別記事本数を円グラフにしてみました。
ピンクは協力隊、ネパールなどのニッチテーマで大体60%。
青は生き方、おすすめ本などのメジャーテーマで大体40%。
こんな感じで、ハイブリッド型のブログづくりを進めてきました。
なぜか?
それは、本当に読んでほしいニッチテーマの記事だけを書いても、たくさんの人には読まれないからです。
なぜならニッチテーマのキーワードは、検索されるボリュームが少ない傾向にあるからです。
Googleのキーワードプランナーを使って調べた結果をお見せします。
青年海外協力隊の月間検索ボリュームは1万~10万回。
それに対して日本で一番有名なアイドルの月間検索ボリュームは100万~1000万回。
検索市場の大きさが全然違うんですよね。
こうなると、ニッチテーマだけ書いていてはたくさんの人には読まれにくい。
ましてや協力隊やネパールに興味がない人にも読んでほしかったので、ニッチテーマだけでは不十分。
そこで、メジャーテーマの記事も加えたハイブリッド型のブログ運営を続けました。
そうしたら、こんなことが起きました。
なんと元引きこもりの方がネパールまでやってきました。
彼がやってきた経緯の詳細は上の記事を読んでみてほしいのですが、きっかけは僕が書いたメジャーテーマの記事を検索経由で読んだことです。
要は、検索数が見込めるメジャーテーマの記事でブログに来てもらい、ニッチテーマの記事を読んでもらう。
これが「ハイブリッド型ブログ」の一番の特徴であり、ニッチテーマでもたくさんの人に読んでもらえるブログの形です。
②「はてなブログ」を使うようにする
「ハイブリッド型ブログ」にするにあたって、「はてなブログ」に移行したことは振り返っても1つの大きな分岐点でした。
僕はもともとWordpressでブログを書いてたんです。
でも、原因不明ですが恐らくウィルス系のエラーでWordpressで書いていたブログが消えました。
それをきっかけにWordpressからはてなブログに移ってきたのですが、これがよかった。
メジャーテーマ・ニッチテーマ双方の記事に好影響がありました。
まず、検索でブログに来てもらうためのメジャーテーマの記事。
はてなブログに変えてから、一気に検索で読まれるようになりました。
その結果、Wordpress時代から月間アクセスが倍増しましたからね。
詳しい仕組みは分かりませんが、はてなの方がSEOに強いような気がします。
しかも検索記事を書いてからgoogleで1ページ目に表示されるまでの時間も短い。
だからメジャーテーマの記事を書くのにもぴったり。
次にニッチテーマの記事です。
はてなブログは「はてなブックマーク」がつきやすい。
なので、検索でアクセスが獲れないニッチテーマの記事でも、SNS経由でアクセスが獲れるようになりました。
例えば、超ニッチ記事である協力隊の活動系の記事。
これも20近いブックマークがついたので、SNS経由で読まれました。
「ハイブリッド型ブログ」にするのであれば、間違いなくはてなブログがおすすめ。
③トレンド記事+ニッチテーマで「ハイブリッド型記事」を書く
ここまで「ハイブリッド型ブログ」の話をしてきました。
なので、ここからは「ハイブリッド型記事」の話。
話題になっていることを書く「トレンド記事」。
これに「ニッチテーマ」の要素を掛け合わせた記事を書くと「ハイブリッド型記事」ができます。
例えば、2016年に大流行したポケモンGO。
「ポケモンGO」というトレンドに、「ネパール」というニッチテーマを掛け合わせた記事がこちら。
トレンド記事はみんなが知りたい話題を扱うのでアクセスがとりやすい。
ただその分書く人が多いので、なかなか差別化ができません。
でも、こうやってニッチテーマを要素として加えると、自分にしか書けない記事が簡単にできあがります。
意外と簡単にできるし、瞬間的なアクセスも十分とれるのでおすすめです。
ここでもやっぱりはてなブログにすると、はてブ効果でより読まれやすくなりますね。
④ニッチテーマの記事に「リアル感」と「ストーリー性」をつける
これはニッチテーマである青年海外協力隊の活動報告系の記事で意識していたこと。
ずばり、ニッチテーマの記事に「リアル感」と「ストーリー性」をつけるようにしていました。
例えば、村のおばちゃんと進めているキャラメルづくり。
普通にやっていてはこの系統の記事は読まれません。
なぜなら誰も検索しない記事だからです。
「ネパール 村のおばちゃん キャラメルづくり」で検索する人なんてまずいないでしょう。
だからこそ、現実の世界で起きているという「リアル感」を大切にしました。
写真を多めに使ったり、村のおばちゃんの言葉を意識的に紹介したり。
ネパールの村で起きていることをできるだけ体感してもらえるように記事を書いてました。
そして、その1つ1つをつなげて「ストーリー性」が出ることも意識していました。
「次回予告」を入れたり、タイトルに「第◯話」と入れたり。
1つのストーリーを見ているかのようなつながりを大切にしました。
それもあって、このキャラメル物語シリーズは読んでくれる人には印象深いようです。
体感でしかないのですが、よく「読んでるよ~」と言われました。
⑤ニッチテーマを活かした「ゆるキャラ」をつくる
ニッチテーマでブログを書いているので、ニッチテーマらしい「ゆるキャラ」もつくりました。
もうご存知の通り、我らがアイドル、ラプシーちゃん。
わたしがラプシーちゃんよ~
協力隊の活動で取組んでいる「ラプシーキャンディ」というお菓子の販売支援。
これを説明するときにいつも”「ラプシー」っていうフルーツがあって~”って書くのがめんどくさいなと思って始めたこと。
記事の最後にゆる~いコメントを発するようにしてから、明らかに自分のブログの色が出るようになりましたね。
ちなみに、ラプシーちゃんを記事の最後に置いている理由はこの本の中にあります。
- 作者: メンタリストDaiGo
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2015/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
意外と簡単にできるので、やってみるのをおすすめします。
読まれるブログの作り方:やればよかったこと5カ条
ここからはニッチテーマのブログを書く上で「もっとこうすればよかった」と後悔・反省していることを色々と挙げていきます。
先に説明した「やってよかったこと」よりも重要なことが書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
①「誰に」読んでほしいブログなのか「設計図」を書いてから始める
一番早くやればよかったと思っているのは「誰に」読んでほしいのかということ。
そしてブログ全体の「設計図」を書いてからブログを始めること。
ここが全然最初に決まってなかったので、ブログが書きづらかったです。
もちろん書く記事の内容によって「誰に」が細かく変わってもいいです。
でも、ブログ全体の方向性としての「誰に」があると、よりブログの色が出てきます。
僕も今でこそ「”他人の人生”を生きる20代」という「誰に」が明確に定まってます。
そして「誰に」が定まると、読んでくれた人に伝えたい事や起こしてほしい行動も自然と明らかになってきます。
そうすると、自分がブログを書く上での「信念」みたいなものができる。
信念に基づいてブログを書くと、読者へのメッセージが強く太くなっていくので、より心を動かしやすいブログになっていきます。
「誰に」から始まるブログ全体の「設計図」。
これを最初にもっと徹底的に考えておけば、ブログの成長速度も変わってきただろうなと切に思います。
特にニッチテーマのブログであるなら難易度は通常より高いので、尚更大事です。
②PDCAの「Check」に時間をかけて取組む
ブログに限らずですが、PDCAってよく大切だって言うじゃないですか。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Act(改善)
どれも大事なんですが、ブログ運営において一番大切なものってどれだと思いますか?
答えはCheckです。
なぜなら検証して、「考える」 ことがブログの成長には欠かせないからです。
これは人気ブロガーにも共通する法則です。
先月のアクセスが伸びた要因は?
逆に伸びなかった要因は?
その課題をつぶすためには何をしたらいいのか?
頭使うし、めんどくさいし、正直楽しいことではないかもしれない。
僕もそういうタイプなんで気持ちよくわかります。
それでも定期的にCheckをしてるか・してないかで成長角度が変わってきます。
せっかくGoogle Analyticsという無料で使える分析ツールがあるのだからやらないと。
今でこそ僕も最低月1回はCheckをやってますが、ブログ開始1年くらいは全くやってませんでした。
ニッチテーマのブログなら、頭使わないと読まれません。
③自分の「強み」を活かしたブログづくりをする
「あなたの”強み”ってなんですか?」
こんなことを突然聞かれて答えられる人ってあんまりいないと思います。
でも自分の「強み」を把握することってめちゃくちゃ大事なんですよね。
言うまでもなく、ニッチテーマのブログにおいても超大事。
ちなみに自分の「強み」を知るために、いろんなブロガーが紹介している「ストレングスファインダー」的なことをやっても強みなんてわかりませんよ。
なぜなら「強み」ってのは、「才能」「教育」「経験」「技能」が組み合わさったものだから。
自分はこれまで何を学んできたのか。
どんな経験をしてきたのか。
その中でどんなスキルを身につけてきたのか。
これらは、Webアンケートみたいなものを10分、15分程度受けたところで見つかるようなもんじゃないですよね。
結局、自分の人生を振り返ること以外に自分の強みを理解する手段ってないんです。
他人と「違う」っていう視点で考えていくと強みって見つかりやすい気がします。
とはいえ、僕もまだまだ自分の強みをブログに活かしきれていないので反省です。
④「日本語+略しやすい」ブログ名&オリジナルなロゴ・ヘッダー画像
ニッチなテーマで読まれるブログになるためには、ブログ名・ヘッダー画像も大事。
ニッチテーマのブログは、海外から来た新しい食べ物みたいなもん。
みんな中身を知らないから、尚更見た目が大事なんです。
僕もブログ名を2度変えていて、今の名前は3代目。
1代目は「過去は変えられない。でも価値は変えられる」
2代目は「Kei’s Way@Nepal」
1代目の問題点は覚えにくいってところでした。
略しにくいんで、なかなか覚えてもらえない。
あとはタイトルだけを見ても何のブログかさっぱりわからないですね。
2代目の問題点は英語ってところでした。
英語だと、恥ずかしくてなんかブログ名を言えなくなるんです。
人との会話の中で「ブログの名前教えて」って言われても恥ずかしく言えないことが多々ありました(笑)
ということで3代目の現在は、日本語+略しやすい(僕ネパ)名前にしました。
ブログタイトルへの想いはこちらの記事に込めたのでよかったらどうぞ。
ブログ名と同じくらい大事なのが、ブログのロゴ・ヘッダー画像。
ブログ名が企業でいう商品名なら、ロゴ・ヘッダー画像は商品のデザイン・パッケージングです。
当然大事ですよね。
僕もこれまでは自分でつくったりしてきましたが当然素人なのでなんかいまいち。
今は自分の好きな写真を入れてますがこれもまたいまいち。
デザインのスキルがある人はいいですが、そうでない人は思い切ってプロの人に発注しましょう。
ココナラとか使えば簡単にできますし。
僕も現在プロの人に発注しているのでまた出来上がり次第、つけます!
⑤PV以外にブログが成長していると実感できる指標を持つ
僕はニッチテーマのブログながらも、たくさんの人に読んでほしいと思って更新をしてきました。
その結果、僕が何に陥ったかというと、PVで消耗し始めたんです。
名付けて「Google Analyticsで毎朝一喜一憂病」。
毎朝、Google Analyticsで前日のPVを確認するのが日課に。
そこまではいいんですが、必要以上に喜んだり落ち込んだりするようになりました。
その日の気分までもろにPVに左右されるように。
そうすると何が起きるかというと、ブログが楽しくなくなるんですよね。
PVを追っている間はやっぱりブログを書くことが仕事みたいになってくるので、純粋に楽しいっていう気持ちを持てなくなりました。
特にニッチテーマだとPVが全然伸びないので、尚更きつかった。
だからこそ、ニッチテーマのブログを書くなら、PV以外の指標を持つことが大事。
なんでもいいんですよね。
収益でもいいし、FBページのいいね!数でもいいし、問い合わせの数でもいい。
なんなら一番基本的な記事の本数でもいいですよね。
PVってものは、ブログを評価する上での指標の一種でしかないことを忘れないように!
ニッチテーマで「読まれるブログ」をつくるには、当たり前のことを当たり前にやるしかない
ニッチテーマでも読まれるブログの書き方。
長々と書いてきましたが、最後に伝えたいことがあります。
それは、ニッチテーマで「読まれるブログ」をつくるのに近道なんてないってこと。
当たり前のことを当たり前にやるしかないんです。
ブログが伸び悩んでいるとき。
なかなか成果が出なくて苦しんでいるとき。
僕はいつもこんな風に考えていました。
ところで、あなたは何をやっていますか?
勉強法や成功法則の本を読んでは、「何も新しいことが書いてない」と嘆き、次から次へと何か新しい勉強法や成功法則を探してはいませんか?
「何か新しい情報はないか?」「何か新しいことを教えてよ」と。
「私がまだ知らない情報があるからこそ、私はなかなかうまくいかないに違いない」
「彼らは私の知らない情報を知っているから、私よりもうまくやっているに違いない」と。
僕は自分が知らない情報があるから、うまくいかないんだと思っていました。
だから他のブロガーが書いたアクセスアップの記事も読み漁りました。
ブログについて書かれた本もたくさん買ってきました。
それでも、全然うまくいきませんでした。
なぜか?
それは、当たり前のことを当たり前にやることから逃げていたからです。
僕が逃げていたのは「考える」ということ。
その考えたことを実際に「やってみる」ということ。
そして、やってみた結果についてまた「考える」ということ。
あなたのブログについて、世界で一番考えることができるのはあなたです。
むしろ、あなた以外いないんです。
あなたが考えなかったら、誰が考えるんですか?
今悩んでいることの答えは必ずあなたのブログの中にあります。
だから考えることから逃げずに、自分のブログと向き合うこと。
それを続けていけば、必ず自分の目指すところに到達できます。
「青年海外協力隊」「ネパール」がメインテーマの僕ができたんですからね。
あなたにできないわけがないでしょ。
諦めずに、コツコツと頑張っていきましょう!
僕のブログの10万PVまでの軌跡はこちら。2年3ヶ月かかりました!
次は⇒祝!月間10万PV達成!読んでくれたあなたにどうしても伝えたいこと
ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言!
悩んだり、きつくなったら私を食べればいいのよ~おいしいわよ♡