Fashionsnap.comより引用
ナマステ!
嫌われ芸人といえばこの人。
キングコング西野亮廣さん。
「なんか嫌いだわ」って思ってる人も多いんじゃないでしょうか。
でもね、この人本当にすごいんです。
思考と行動がぶっ飛んでます。カリスマ性すら感じます。
だけど全然その凄さを分かっていない人がたくさんいて、無意識に嫌ってちゃってる。
そんなキンコン西野さんが嫌いなあなたに、彼の凄さが嫌でも伝わる名言をまとめました。
「稼げる/稼げない」ではなく「面白いか面白くないか」
ハロウィンの翌日に出るごみを片付けるイベントを企画した西野さん。
一部の人からは「それやって稼げるの?」という声が。
それに対する西野さんの言葉がこちら。
いつまでやるつもりなの?「それ、稼げるの?」という論争。
クソつまんねーよ。
「なるほど、それは稼げるね」の範囲で動いていたら、見たことない未来なんて一生来ないよ。
新しいモノを作る能力と覚悟がないんだったら、せめて黙っとけ。
僕と僕の友人の目的は一つしかない。
「ただ面白いモノが見たい」
それだけ。
その為にはどうすればいいか、ということで動いています。
本気で面白いことをしたいんだよ。
お金になる・ならないは度外視して、自分が面白いと思うことを本気でやってみる。
周りの声なんか無視して、自分の心が躍ることをやってみる。
これ、超大事ですね。
分からなかったものが分かったときが一番面白い
子どもに対する西野さんの意見も本当に面白い。
絵本なんかを売っていると、親御さんから「この本は子供にも理解できますか?」と質問されることが少なくない。
大人の自分の方が子供よりも理解力があるという前提の質問に少し辟易するんだけれど、なにより勿体ないのが、「分かるもの」だけを与えて、分からないものが分かる機会を奪っていることだよね。
「もう!そこが一番面白いのに!」と思ってしまう。ニシノ アキヒロ – 京都在住の友人、テイト・クリスから「東京に来たよー」と連絡があったが、残念、入れ違いで今日は京都… | Facebook
確かにそうなんですよね。
今まで理解できなかったことが理解できた時の気持ちよさ。
そして自分の目の前の世界が広がる感覚。
これがあるから新しいことを学びたいんです。
「お金」は信用を数値化したもの。「信用持ち」はお金持ち
1日を50円で売るホームレス芸人の小谷さん。
そんな彼は実は「お金持ち」なんだってことを説明した西野さんの言葉。
金持ちっていうかいつでも現金化できる。
要は「信用持ち」ですね。信用って、その気になりゃ土壇場でお金にできるから、「だからこいつって人生うまく回ってるんだな」と思って。
お金がない人とかすごい困ってる人っていうのは、信用がないんだなっていうのを、最近思って。
だから小谷ってこんな幸せそうなんだって。
自分の手元にお金が全然なくても信用さえあれば、大丈夫。
だって信用は現金化できるから。
この考えに気づいている人ってほとんどいないんじゃないかな。
西野さんの思考の凄さが改めて分かりました。
ホームレス小谷さんの詳細についてはこんな記事を書きました。
「信用」の面積の大きさは、お金の稼ぎやすさ
「信用持ち」はお金持ち。
だから専門性というか「自分ができること」を複数作って三角形のようにつなげる。
それが信用の面積であり、これが大きければ大きいほどお金を稼ぎやすくなる。
クレジットの面積を広げたらお金が稼げるっていうか、現金化できる率が上がるよっていう。
これがすごいおもしろいなと思って。でも僕ね、これも思ったんですよ。
じゃあ、明石家さんまさんはこれで言ったらどうなんだっていうことです。
明石家さんはここ(お笑い)だけやってるイメージじゃないですか?でもよくよく考えてテレビの歴史振り返ってみたら、明石家さんまさんって当時、芸人なのにテレビ出たんですよ。テレビって、素人が出るものなんです。要は芸人ていうのは噺家(なしか)さん、落語家さんですから。
落語家なのにテレビ出て、落語家なのにテレビの中では素人芸をやって。鶴瓶師匠もそうですけど、落語家なのにテレビ出て役者やって、司会やったんですよ。
当時でいうたら、お笑いと家電くらい離れてて、芸人界からすっげーバッシングされたんですよ。(北野)武さんもそうですよね。お笑いなのに映画やっちゃったみたいな。
もともと、僕たちが芸人漬けにみたいに思ってる人も、クレジットの三角形が大きい人が結構多いです。
西野さんが叩かれる理由の1つなのが「芸人なのに絵本作家」という点。
批判する人からすると「芸人なのに余計なことすんじゃねえよ」ってことなんです。
でも、この言葉を読んで納得。
「なのに」っていうギャップが人やお金を吸いつけるんです。
もう一化けしたいなら、一番便利なものを切れ
2014年、2015年とライブのチケット2000枚をTwitterで売った西野さん。
そんな西野さんは2016年に4000人のお客さんを呼んでまたライブをします。
前の倍のチケットを売らないといけないのに、Twitterをやめます。
のぶみ でもさ、普通に考えたら、Twitterで2000枚売れるんだったら、Twitterプラス何かでやるじゃないですか。
西野 そうですよね!
のぶみ 増やすっていう発想じゃなくて。
西野 じゃなくて。4000ってなったときに、もうちょっと大発明がいると思って。そんときに、あのやり方したら2000枚プラス300枚400枚500枚とかは、たぶんいくと思うんですよ。
でも4000ってなったら、またすごい大発明がいるなと思って。とんでもない、お前そんなやり方すんのかっていうのがいるって思ったときに。
のぶみ それわかるわあ。西野 じゃあ一番チケットが売れてるやり方ってTwitterだなと思ったら、まずそこをスパンっと切って。
のぶみ それでも結構な度胸ないとできないよね。
西野 こわいですよ。切ったら切ったで、思いつかないと死ぬわけじゃないですか。4000枚がドンと売れる方法を思いつかないと、僕死ぬわけじゃないですか。
のぶみ ちょっと待って、今は思いついてるんですか?
西野 全く思いついてないです!
結局、何かを得たいなら何かを捨てないといけない。
自分が今よりももっと成長するためにあえて一番便利なものを切る。
これってなかなかできないけど、これくらい自分を追い込みたい。
好きすぎるくらい、自分の作品を愛すること
クリエイターとしての自分の作品への愛もすごい。
昨日、テレビのコメンテーターの話をいただいたけど断った。
僕は吐き気がするほどナルシストなので、他人の色恋沙汰に自分の時間を割きたくなくて、自分の作品を作って、届けることにしか興味がない。
こういうことを書くと、すぐに「キングコング西野、コメンテーターを批判!」となるんだけれど、そうじゃない。
僕と僕の友達らで作った作品が好きすぎるだけ。
これはめちゃくちゃ共感しました。
僕もブログを書くのが好きで、アホみたいなことに時間を削ぎたくない。
「作者が売ることに口を出すな」と言う人もいるんだけれど、作品はお客さんの手元に届かないと生まれたことにならないので、僕は作品の親として育児放棄はせず、キチンと育つまで面倒を見ようと思います。
ニシノ アキヒロ – 本を出版したら、最初は平積みされて、時間が経てば縦に置かれて、更に時間が経てば本棚から消える。… | Facebook
そして「届ける」も大事だなと痛感。もっと力を入れないと。
自分がやるべき仕事しかやらない
これも本当に面白い。
NONSTYLEは本当に面白いし、才能もある。それに比べて僕は・・・。まぁ面白いしモーレツに才能もあるんだけれど、しかし得意分野は超狭い。本日(5月29日)放送のフジテレビ『ハミダシター』の聞き役(MC?)は芸能界で僕が一番向いているから、「なんとしてでも僕にやらせろ!」って感じなんだけれど、あんな変態的な番組は数少ない。
僕は負け戦には興味がなくて、「これは他の誰よりも、自分がやった方がいいな」という仕事しかしないようにしている。
自分と合わない仕事をしても成果は出ない。
成果が出ないと、自分が本当にやるべき仕事のオファーとか来るチャンスも来なくなる。
だから自分がやるべき仕事をしっかり選んでそれだけをやる。
本能で語るやつは信用できるからギャルと子供が好き
これもついついうなずいてしまった名言。
理性よりも本能に興味があって、何よりも、ギャルと子供が出す答えを信用しています。
理屈をゴネるヤツの言葉は、だいたいどこかで聞いたことあるものばかりで寒すぎて震える。
今でも平気で「出る杭は打たれるけど、出すぎた杭は打たれないからね…」とワイングラスを傾けて横顔で語るヤツがいるけど、頭が沸いてんじゃねーかと思う。
なんで、その手垢でベタベタな台詞を皆が知らないという設定で話を進めてるの?
人と喋ったことないの?
信じられない。
そんなバカよりも、「なんかイイ!」「話が長い!つまんない!」と本能で語るヤツの方が信用できるので、ギャルと子供が好きです。ニシノ アキヒロ – 理性よりも本能に興味があって、何よりも、ギャルと子供が出す答えを信用しています。… | Facebook
それっぽい理由ってつければつけるほど、嘘っぽくなりますよね。
僕は途上国で起業したい。協力隊が終ったらネパールで始める。
それについて「なんで?」って聞かれることがあるけど、「やりたいから」としか言えない。
「戦略的KY」(空気読めない)を貫く
「空気を読む」ことを「KY」とか昔みんな言ってましたね。
西野:芸人が踏み外さなかったら、もうすることがなくなる。
要は、戦略的KY(空気読めない)でいいと思うんです。
正しいことって誰だってできるし、空気なんて誰だって読めるんだから、みんなが右に行っている時に、左に行く。
この役目を芸人がしないと、「誰がするの?」って思います。ウーマン村本&キンコン西野「先輩否定できない芸人はやめた方がいい」 “嫌われ芸人”コンビ、本音インタビュー – T-SITEニュース エンタメ[T-SITE]
空気を読むことからは何も新しいことは生まれない。
空気を読めないんじゃなくて、あえて「空気を読まない」。
日本社会においては叩かれるけどこういう人がいるから新しいものが生まれる。
「ウォルト・ディズニーを倒す」
人前で言ったら恥ずかしくなるようなデカすぎる野望を語っています。
記者 今回ゴミ拾いを考えられて、たぶん西野さんの頭の中には次のこともあるんじゃないかと思いますが、「こんな野望があります」みたいなことがあれば言える範囲でいいので教えてください。
西野 え〜、「ウォルト・ディズニーを倒す」っていうのはありますね。ディズニーランドみたいな街をつくって、おもしろいことをして、最終的にはウォルト・ディズニーを倒したいですね。
あいつ結構おもしろくて、僕と同じ歳くらいでいろいろやってるんですよ。
今ちょっと押されてるんですけど、最終的には倒したいなっていうのはありますね。記者 頑張ってください(笑)。
西野 はい……なんかスベっちゃいましたか? 「到底倒せそうにない」みたいな雰囲気が出てましたね。
スベるとかスベらないとか考えずに素直に自分の思ってることを公言する。
これってなかなかできない。
「向かい風」も進むための才能
最後はこちら。西野さんのこの言葉を知って、彼に対する見方が変わりました。
個人的には一番好き。
でさ、俺が言いたいのはさぁ、向かい風も進むための才能なんだよ。
すごい嫌なこともね。
たぶん、チビとかさぁ、運動ができないとか、勉強ができないとかさ、恥ずかしいやん。
なんか隠したがるやん。
友だちとなるべくおんなじ感じにしたいやん。
嫌なことって消したいからさ。でも消す必要なんて全然ない。
もったいない、そんなん。
せっかく向かい風が吹いてるんだから、これは消すんじゃなくて、利用した方がいいよっていうお話。
ほら、日本一嫌われてる俺がさ、毎日ゲラゲラ笑ってさ、今日もヤーってやって……。
エンジンじゃなくて風で前に進む「ヨット」。
追い風の時はもちろん進めるけど、向かい風の時も帆をうまく傾ければ前に進める。
でもそもそも風が吹いていない無風状態の時は全然前に進めない。
「追い風」は、才能や恵まれた環境のこと。
「向かい風」は、ストレスやコンプレックスなど、自分が嫌だと思ってること。
嫌なことだけど、風は吹いているわけだからうまく使えば前に進んでいける。
これがすごーく刺さりました。
このときのTED動画も超面白いので本当におすすめです。
A yacht moves by wind | Akihiro Nishino | TEDxKids@Chiyoda
みんなが嫌いだから自分も嫌い?そんなクソださい思考は捨て去ろう
嫌われ芸人キングコング西野さんの目が覚めるような名言。
今まで嫌いだったあなたも、「おお…」と思っちゃうような言葉ばかりだったはず。
西野さんに関連して言いたいことはたった1つ。
「みんなが嫌いだから自分も嫌い」
こんなだっさい思考はもう捨てちゃいましょう。
みんながこう考えるから自分も同じように考える。
それって完全に思考停止ですよ。
そして西野さんのように、人と違うことを恐れ、嫌われることを怖がらなくていいんです。
人と違う意見を持ってるってことはそれだけ人と違う視点を持ってるということ。
これって超かっこいいですよ。
僕も嫌われることを恐れずに、もっと自分の考えを出していきます!
西野さんの言葉をもっと追いたい人はFacebook のフィードがおすすめ。
https://www.facebook.com/akihiro.nishino.16
ちなみに彼のビジネス書は、革命的な面白さ。
僕はすでに3度読み返しました。
2冊目のビジネス書はこちら。鼻血が出るほど面白いです。。