先月末にお手伝いをしてきた都島区の「ネパール×都島区 中学生Web交流」!
(過去記事:「ネパールと日本の中学生をつなげて感じた、WEB交流のとてつもない可能性」)
実はこの日にもう1つ行なわれた企画がありました。
それはオーストラリア人留学生との交流会!
オーストラリアのメルボルンと大阪が姉妹都市ってということで、オーストラリアから留学生が来てくれました。
その留学生が最後の挨拶で言っていたことが非常に良かったので共有します。
英語がうまく話せなくて悩んでいる方に必見です。
”Singlish” で苦労した話が身に染みた
来てくれたのはシンガポール出身のオーストラリア人の女性の方。
オーストラリア人というと想像するのは白人・金髪のTHE欧米人ですが、見た目はアジア系の方でした。
そんな彼女が交流会の最後で言っていたのは、自信をもって英語を話すことの大切さ。
シンガポールで生まれた彼女は10歳の時にオーストラリアに移住。
移住当初は、オーストラリアでは全く自分の英語が通じなかったことに大きなショックを受けたとのこと。
(シンガポールの英語はSinglishと呼ばれていて、すごくすごくクセがあります)
なので、最初は全然話すことができなくて、オーストラリアでの生活が楽しめなかった。
でもある時からそんなにアクセントを気にしててもしょうがないと思うようになり、そこからは友達もできて、生活を楽しめるようになったと。
そしてこんなことを最後に言ってくれました。
「うまくしゃべろうとしなくていいんだよ」
この一連のスピーチを聞いて、僕はなんだかジーンときてしまいました。
シドニー留学時代に、シンガポール出身の人の英語が全く分からなかった。
それは、白人系のTHEオーストラリア人も同じだったようで、友達なんかはSinglishはほんま分からんって言っていた。
中には、Singlishをからかったり、真似をしてふざけている人もいた。
だから、彼女の最後の挨拶を聞いたとき、すごく共感しました。
ああー本当に大変だっただろうなって素直に思ったから。
英語を話せるようになる方法:うまく話そうとしない
彼女が言うように、「英語をうまく話そうとすること」。
こんな意識は捨てましょう。
うまく話そうとすると、英語を話すことに疲れちゃいます。
そうして英語を話さなくなると、悪循環の始まり。
使わないから一向に話せるようになりません。
そもそも僕ら外国人ですからね。
できなくて当たり前でいいんです。
そんでもって伝わればいいんですよ。
語学はあくまでもツールだから。
とにかく大事なのは「うまく話そうとしないこと」。
これさえ捨てられれば、話すことが億劫じゃなくなります。
その意識を持つことが英語を話せるようになるまず最初のスタートです。
そもそも、英語に上手も下手もないんじゃない?
僕ら日本人の英語は世界的には下手で有名です。
悲しいですがこれが事実。
でも、個人的には、英語に上手も下手もないと思うんです。
っていうのも、英語ってもうアメリカ人やイギリス人のためだけの言語ではないから。
インド人が話す英語は、インド訛りになるし、シンガポール人が話す英語は、シンガポール訛りになる。
今や世界中の人が使っている言語なのだから、そこにあるのは違いがあって、上下ではない。
例えるなら、大阪弁と津軽弁のような方言みたいな感じ。
どっちがうまいとかないでしょ。僕はそんな風に思ってます。
「いやいや!アメリカ人やイギリス人の英語かっこいいやん!そんな風に話したい!」って思うのも分かります。
でもそれは、アメリカ人やイギリス人の英語そのものがかっこいいのではない。
彼らのライフスタイルや外見とか、アメリカ人やイギリス人に僕らがどこかで憧れているから、彼らが話す英語もかっこいいと感じるだけでは?
たぶん、「インド人、めっちゃかっこいい!」「インド人みたいになりたい!」ってなったらインド英語が流行ります(笑)
最後に彼女の言葉をもう一度。
「うまくしゃべろうとしなくていいんだよ」