ナマステ!
ネパール在住・協力隊ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。
青年海外協力隊に合格するための最大の鬼門。
それが、2次選考の面接試験です。
この2次試験をパスすると、晴れて青年海外協力隊に合格したことになります。
ただ、この2次選考。最大の鬼門なだけに、非常に厄介です。
僕が面接を受けたときもズタボロにされ、もっと準備をすればよかったと後悔しました。
そこで、今回はこれから2次選考に望むあなたのために、
3つのステップからなる、面接試験突破のための完全攻略法を伝授します。
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ちなみに面接前なら、この無料メール講座は必読です。
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Step①:青年海外協力隊の選考のプロセスをしっかり理解する
まずステップ①は、選考のプロセスをしっかりと理解することです。
青年海外協力隊の選考プロセスはこんな風になっています。
2次選考:面接審査(技術・人物)+健康診断
2次選考は一言で言うと、面接試験です。(実技試験が必要な職種もある)
そして、その面接は2種類の面接が行われます。
「技術面接」と「人物面接」です。
内容、2つの違いについては、青年海外協力隊のホームページより引用します。
「技術面接」は、要請されている技術について指導可能であるかを判断するためのものです。
内容は職種や要請内容によって異なりますが、要請されている活動内容についての知識や経験を質問するものが多くなります。
「人物面接」は表現力、積極性、適応力、協調性、態度など、青年海外協力隊としてふさわしい適性を備えているかどうかを判断するためのものです。
応募動機やどのようなことをやりたいかなど、一般的な事項をお聞きしますので、普段の人柄を自然体でアピールすることが大事です。
JICAボランティアホームページ「よくある質問」
非常にわかりやすいですね。
その職種にふさわしいスキルを持っているのかを確認するのが「技術面接」。
そもそも協力隊としてふさわしい人物なのかを確認するのが「人物面接」です。
まずはこのプロセスをもう一度理解しましょう。
Step②:採用担当の立場で、「採用したい人物像」を考える
プロセスを理解したら、次にやることはこれです。
採用する側の立場になって、「採用したい人物像」を考えましょう。
言い換えれば、どんな人を2次選考の合格者にしたいかを考えましょう。
これを考えたところで、僕たちは協力隊の事務局ではないので正解は分かりません。
でも、これをどれだけ考えたが、合格の可能性を大きく左右します。
なぜなら、ここで自分が設定した仮説が、面接の答えの全てを左右するからです。
参考までに僕が考えた「採用したい人物像」の仮説はこちら。
-
- 「任期を短縮せず、2年の任期を全うできる人」
⇒健康的で、身体が強い
⇒面接では運動経験も伝えよう
- 「任期を短縮せず、2年の任期を全うできる人」
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- 「現地で活躍し、発展に貢献できる人」
⇒そのためには海外生活への慣れと語学力が必要
⇒面接では留学経験があることも伝えよう
- 「現地で活躍し、発展に貢献できる人」
- 「協力隊への想いが強い人」
⇒どれだけ行動を起こしたかが想いの強さを表す
⇒面接では協力隊のOBに会いに行った話をしよう
これはほんの一例でしかありませんし、合っているかは分かりません。
でも、こうして自分なりの仮説を立てることで、
面接でどんな受け答えをすればいいのかが自然と分かってきます。
なので、自分なりの仮説を立てて「採用したい人物像」を考えることが大事になってきます。
ちなみにJICAが出している「協力隊に向いている人」はこんな感じです。
Q.1:どのような人が青年海外協力隊に参加しているのでしょうか?
日本国籍を持つ満20歳から満39歳までの方で、募集要項に記載されている応募資格を満たしている方であればどなたでも応募できます。
青年海外協力隊は、開発途上国の厳しい環境のなかで自発的に活動を進めていかなければなりません。
開発途上国の人たちと共に活動する過程で、日本では経験できない貴重な経験を積むことができる一方で、言葉や習慣の違いや様々な制約、困難に直面するなど、大変なことの方が多いかもしれません。
その大変さを、明るく、前向きに、謙虚に乗り越えていこうと努力できる人が向いていると言えるでしょう。
非常にふわっとしますよね。
だからこそ、自分で考える必要があります。
Step③:過去に面接で聞かれた質問を確認し、「採用したい人物像」をより具体化する
一旦、自分で「採用したい人物像」を考えてみる。
これが終わったら、過去に面接で聞かれた質問を確認していきましょう。
なぜこれをするのかというと、その質問の1つ1つに、
面接官が考える「採用したい人物像」が含まれているからです。
面接は事務局が考える「採用した人物像」に合致しているかをチェックするためにやるわけです。
そう考えると、面接で聞かれる質問を知ることが非常に大切になってきます。
ご丁寧にも、過去の先輩隊員たちが過去に聞かれた質問をブログに公開しています。
職種別にまとめましたので、活用してみてください。
コミュニティ開発の過去質問集
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- ケニア・26年度2次隊
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- 南アフリカ・27年度1次隊
- エチオピア・2017年度2次隊
教育系(青少年活動・理科教師・環境教育・幼児教育)の過去質問集
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- ガーナ・26年度2次隊
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- マラウィ・27年度3次隊
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- エルサルバドル・24年度4次隊
- カメルーン・26年度3次隊
医療系(理学療法士・看護師)の過去質問集
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- タンザニア・27年度3次隊
- ソロモン諸島・27年度1次隊
その他の職種について
野菜栽培、栄養士、小学校教育、スポーツ系など、
協力隊の職種はたくさんあるのですべてを紹介することはできません。
その他の職種についてはこちらの2つのサイトで調べるのがおすすめです。
国別・職種別に1000以上の協力隊ブログをまとめたサイト。
盟友ぴかりんがまとめた様々な隊員の協力隊インタビューもおすすめ。
数は少ないですが、面接の質問やコツが分かりやすくまとめられています。
過去の質問は知れば知るほどいい準備ができます。
時間をかけてガッツリリサーチしましょう。
Step④:面接官の立場で「自分自身への質問」を考え、答えを用意する
次のステップは、面接官の立場で自分自身への質問を考えましょう。
要は、「自分自身を客観的に見る」ということです。
過去の先輩たちが聞かれた質問を見れば、大体の質問の傾向は分かったと思います。
ただあくまでも面接を受けるのは、あなたです。
あなたという人物を客観的に見たときに、どんな質問を聞きたくなるのかを考えましょう。
僕自身、これが全くできていなくて予想外の質問で攻められました。
特に聞かれたのは、「なぜ会社を辞めてまで、青年海外協力隊になるのか」というところ。
僕自身、そこについては完全に準備不足だったのと、
結構圧迫気味だったので、焦りました。
かなーり冷や汗をかきました。
僕の中では、会社を辞めることに明確な理由はありました。
それをしっかり説明したら納得はしてもらえましたが、
「大手を辞めるのはもったいない」「休職でもいけるでしょ」などと何度も突っ込まれました。
まだ入社3年目っていうこともあって、ただの逃げで来たんじゃないか、
青年海外協力隊になっても途中で投げ出すのではって思われたのかもしれません。
いずれにしろ、世間的には大企業を辞めてまで、青年海外協力隊になるっていうのは普通じゃないってことがよく分かりました。
なので、これから受ける人は、自分自身を客観的に見つめるという視点を忘れずに、
準備をすることを強く強くおすすめします。
自分で考えることが難しければ、自分の履歴書、書類選考で書いた内容を誰かに見てもらうことも手です。
そこから、自分だったらどんなことを聞くかを教えてもらえたらかなり大きな手助けになるはずです。
自分が聞かれそうな質問が分かったらその答えも考えます。
この時大事なのは、Step②で考えた「採用したい人物像」に照らし合わせること。
1つ1つの答えが、採用したい人物像へのアピールになっているかを確認しましょう。
Step⑤:練習あるのみ!
お疲れ様でした。
ここまでできたら、あとは練習あるのみです。
実際に言葉に出して、うまく答えられるようにしておきましょう。
まとめ
青年海外協力隊の2次選考の面接対策を徹底解説しました。
5つのステップに従って、最高の準備をしましょう。
- Step①:青年海外協力隊の選考のプロセスをしっかり理解する
- Step②:採用担当の立場で、「採用したい人物像」を考える
- Step③:過去に面接で聞かれた質問を確認し、「採用したい人物像」をより具体化する
- Step④:面接官の立場で「自分自身への質問」を考え、答えを用意する
- Step⑤:練習あるのみ!
ちなみに僕が面接で聞かれた質問はこちらです。
▶青年海外協力隊の2次面接で聞かれた質問:人物面接編 – 僕はネパールを変えることができない。
▶青年海外協力隊の2次面接で聞かれた質問:技術面接編 – 僕はネパールを変えることができない。
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ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言!
協力隊になって私に会いにネパールに来るのよ~