Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

「プレゼント上手になれ!」成果を残す青年海外協力隊のたった1つの共通点

 

ナマステ!
ネパール在住・青年海外協力隊ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

「青年海外協力隊として成果を残す隊員ってどんな隊員なのか」

協力隊として活動する中で、僕がいつも考えてきたこと。
その答えが、帰国間際になって、ようやく言語化できるところまで落とし込めました。
成果を残す協力隊員。それは「プレゼント上手」な人です。

協力隊は50年以上に亘り続いてきた制度。
2017年4月現在も120以上の職種と、世界69か国に隊員が派遣されています。
それだけに「そもそも共通点などあるわけねえだろ!」と思うかもしれない。

それでも、どんな国であろうが、どんな活動であろうが、協力隊員である以上、共通するポイントであることは間違いありません。
その理由と中身を紹介していきます。

 

青年海外協力隊の「成果」とは「発展への貢献」と「国を越えた友好的な関係づくり」

具体的な中身に入る前に。
大前提として青年海外協力隊の「成果」について共有をしておきたいと思います。
青年海外協力隊の「成果」とは何なのでしょうか?

 

これもまた難しい話で、このトピックだけで2時間くらい話せるような話題。
なのでここでは非常にシンプルに考えてみることにします。
青年海外協力隊事業の3つの目的を引用します。

 


主な目的は、以下の3つです。
(1)開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
(2)異文化社会における相互理解の深化と共生
(3)ボランティア経験の社会還元

JICAボランティアの事業概要 | JICAボランティア

 

(3)については、日本に帰国後の話です。
なので、2年間の協力隊員としての任期の中で残すべき成果は(1)と(2)。
分かりやすく「発展への貢献」と「国を越えた友好的な関係づくり」としておきましょう。

 

 

これが青年海外協力隊が、現役隊員の間で残すべき「成果」です。

 

協力隊の「成果」を「途上国の人々に本当に喜んでもらえるプレゼント」に置き換えて考えてみた

話を「プレゼント」に変えます。家族でも友達でも誰でもいいです。
誰かにプレゼントを渡すときって、相手に本当に喜んでもらえるプレゼントを渡したいですよね。
じゃあ、本当に相手が喜ぶプレゼントってどうすれば渡せますか?

 


これを考えていくと、協力隊で成果を残す隊員がやっていることと実は同じなんです。
協力隊の成果・活動を「プレゼント」に例えてみます。

 

・協力隊の成果  =途上国の人々に本当に喜ばれるプレゼント
・協力隊の活動  =プレゼントを選ぶプロセス

・成果を残せる隊員=プレゼント上手な人

 

協力隊が残すべき成果は「本当に喜ばれるプレゼント」。
そうすると、協力隊が行うボランティア活動は、「プレゼント選びのプロセス」。
なので、成果を残す隊員は「プレゼント選びが上手な人」なんです。

 

ここからは本当に相手に喜んでもらえるプレゼントを贈る方法を、協力隊の活動に置き換えて説明していきます。

 

ステップ①:プレゼントを受け取ってもらえる関係性をつくる=現地の文化に浸る

相手に本当に喜んでもらえるプレゼントの1つ目のステップ。
まずは相手がプレゼントを受け取ってくれるような関係性をつくることです。

 

 

見ず知らずの人が突然あなたの前に現れました。
そして、「はい、プレゼントです!」と言っていきなり箱をくれました。

 

 

あなたならどうしますか?
箱を受け取りますか?ほとんどの人はなんだか気味が悪くて受け取らないはずです。
箱の中に札束がたらふく入っているとしても、怖いですよね。

 

 

 

異国のコミュニティにたった1人で入っていく協力隊も同じです。
現地の人からしたら、日本とかいう国から来た外国人だから気味が悪い。
何か良い働きをこちらがするつもりでも、まずは関係ができていないと現地の人は受け取れません。

 

 

だからこそ、協力隊はまずは現地の人と関係をつくることが大事なんです。
言い換えれば、まずは現地の文化をよく学ぶことです。

現地の言葉を話し、現地の風習を尊重する。お祭りや催し物を楽しむ。こうした姿勢が大切です。

 

ステップ②:相手の好み・性格をよく考える=現地の課題を掴む

相手との関係性ができたら、最低限プレゼントを受け取ってもらうことはできますね。
ただこれでは、相手が本当に喜ぶプレゼントにはまだ遠い。
なので、次にするのは相手の好みや性格をよく考えることです。

 

 

 

何が好きで、どんな性格をしているのか。どんなことをされたら喜ぶのか。
これを知らない限りは、相手が本当に喜ぶプレゼントを贈ることは不可能ですよね。
だってゲームが大好きで、プレステが欲しいと思っているのに、料理本をもらっても全然嬉しくないでしょ?

 

 

 

協力隊の活動に置き換えると、「現地の課題を掴む」ということになります。
現地の人が本当に困っていること、本当に望んでいることを掴まない限りは、本当の意味で、現地の発展に貢献できる活動はできません。
この辺は、伝説の協力隊ブロガー、宮崎大輔さんのこの記事が詳しいのでこちらを参考にするといいですよ。

 

jiburi.com

 

 

注意:自分本位のプレゼントをあげる「プレゼント下手」にはなるな 

この時注意したいのが、自分が欲しいと思うプレゼントをあげないこと。 
どんなに自分にとっては最高だと思えるものでも、相手の趣味や趣向に合わなければそれは本当に喜ばれるプレゼントになりません。

 

 

 


結婚式の引き出物で、新郎新婦の顔写真が入った食器とかが最たる例です。
プレゼントを贈る側の新郎新婦からしたら最高のプレゼントかもしれません。
でも、もらう方からしたら超いらないですね。ありがた迷惑そのものです。

 

 

同じことを協力隊で置き換えるなら、これに当たるのが日本の価値観を途上国に押しつけてしまうこと。

 

 

例えば、ネパールでは学校で悪さをした子どもに、教師が体罰を加える風習がある。
日本の価値観ではアウトです。だから体罰が現地の課題に見えて、解決策としての行動を押し付けてしまう。
でもネパールの先生からしたら、それは解決したい課題ではないですよね。

 

 

結果、現地の人からしたら押しつけがましい、いらないプレゼントになる。
協力隊員がいる間はプレゼントを受け取って使っているふりをしますが、いなくなった途端にそのプレゼントは捨てられるでしょう。

 

そんな「プレゼント下手」にならないように注意が必要です。

 

ステップ③:自分のお財布と照らし合わせ、無理のないプレゼントを選ぶ=「自分のできること」を活かした活動をする

相手の好みや性格が掴めたら、最後は相手の趣向に合うプレゼント探し。
ここで初めて、相手が喜びそうなプレゼントが何なのかを探しにかかります。
自分のお財布状況と自然と照らし合わせて、自分の経済力で買えるプレゼントを選びますよね。

 

 

 

プロポーズするときの指輪など本当に特別な時は除きますが、借金をしてまでプレゼントを買う人はいないでしょう。
必ず自分のお財布事情と相談して、買える範囲の贈り物を買います。

 

 

協力隊の活動に置き換えると、これは「自分のできること」を活かした活動。
課題解決のために、自分に何ができるのかを照らし合わせます。
もう少し難しい言葉で言えば、「専門性」。自分の技術やスキルをどう活かせば課題解決につながるのかを考え、実行することが大事です。

 

注意:あくまでも専門性は活かすもの。縛られないことが大事

ただ大事なのは、「自分のできること」の範囲内でありつつ、「専門性」という言葉で活動を限定しないこと。

 

 

 

例えば「家が壊れてしまったので、新しい家が欲しい」という現地の課題を掴んだとします。
これに対して、協力隊が家を建てるために、多額のお金を出す必要はありません。
「自分のできること」の範囲を超えているからです。

 

 

 

ただ同じ課題に対して、「肉体労働をして、新しい家を建てるための工事を手伝う」であればどうでしょう?
これなら「自分のできること」の範囲内なので問題ないです。

 

 

 

ポイントは、「本当に現地が困っている課題かつ、自分が解決すべき課題につながっているか」ということ。
もし答えがYESなら、肉体労働をやってもいいでしょう。
あなたの専門性が小学校教育であっても、家がないことで子どもが学校に来れていないという真の課題につながっているのならやる価値はありますね。

 

 専門性は活用するものであって、縛られるものではありません。

 

 

最高に喜ばれるプレゼント①予想外+相手の期待を大きく上回るプレゼント=現地の「発展」に大きく貢献した活動

ここまで紹介してきた3ステップの通りやっていけば、相手に本当に喜んでもらえるプレゼントを贈ることができます。
ただ、相手が本当に喜ぶプレゼントの中でも、「「最高に喜ばれるプレゼント」ってどういうものなんでしょう?

 

 

まず1つ、僕が思うのは、予想外&期待値を大きく上回るプレゼント。
例えば、誕生日の日に家に帰ったら友達みんながいて、サプライズパーティーをしてくれたとか。
例えば、結婚記念日に高級フレンチが食べたいって旦那さんに言ったら、本場のフランス旅行に連れていってくれたとか。

 

もちろん、欲しいと言ったものをそのままもらえるプレゼントも嬉しいですよ。
でも、こんな風に予想だにしないプレゼント、期待を大きく上回るプレゼントの喜びには勝てないですよね。

 

 

 

協力隊で置き換えると、現地の人では思いもつかないような解決策や圧倒的に成果を出す解決策に当たります。
日本人ならではのスキルや視点を活かし、目に見えて発展に貢献できるような成果を現地の人と一緒に出せれば、それは最高のプレゼントですよね。

 

 

 

「何か困っていることはある?」とストレートに現地の人に聞く。
これももちろんありです。
ただ、現地の人のお困りごとは、顕在していない場合もあるわけです。それだといくら聞いても出てこない。

 

 

 

そうではなくて、現地の人の趣向や行動から、表面的には出てこない課題を掴む。
そして、その課題の解決策を提案し、一緒に実行する。
こういった活動で成果が出せれば、それは現地の人にとって最高のプレゼントになります。

 

協力隊の成果で言えば、(1)の「発展への貢献」を体現した活動です。

 

最高に喜ばれるプレゼント②自分の「気持ち」が伝わるプレゼント=現地の人との「つながり」をつくる活動

最高に喜ばれるプレゼントはもう1つあります。
それは、贈り主の「気持ち」が伝わってくるプレゼントです。

 

 

例えば、幼稚園児の子どもが描いてくれた自分の似顔絵。

 

美術的な観点で見たら、子どもが描いた絵はお世辞にも価値があるとはいえない。
そして、自分がプレゼントで絵が特別欲しいわけでもない。
それでも自分が親だったら、自分の子どもからのプレゼントは最高に嬉しいはず。

 

 

 

それはなぜかというと、自分に対する子どもの「気持ち」が込められているからです。
自分のことを真摯に思ってくれたプレゼント。
そんなプレゼントは、たとえ自分が欲しい物でなくても、クオリティがそんなに高くなくても最高に嬉しいものです。

 

 

 

またまた協力隊に置き換えて考えてみると、これは発展につながるような成果は出なかったけど、現地の人のためを思って本気でやった活動のこと。

 

 

 

例えば、僕は自分が活動している村に来て、3ヶ月は毎日農作業を村の人と一緒にやりました。
僕は農業のスキルを持っているわけではないので、ただのマンパワーでしかない。
いわば、野菜の収穫量を上げたり、品質の良い収穫物を生み出すような成果にはつながらないわけです。

 

 

それでも、村の人達にはものすごく喜んでもらいました。
それは、「役に立ちたい」という僕の「気持ち」が伝わったからだと思っています。
汗と土でドロドロになりながら、僕が身体を動かして一緒に働く姿を見て、きっと何か思うものがあったのでしょう。

 

 

 

もう1つ例を出すと、カンボジアで水泳指導をする、生山さんの記事が分かりやすい。
指導している選手たちが仮にメダルがとれなかったとしても、彼女と現地の人たちの間には深い絆が残るでしょう。

夢・希望・可能性… 譲りたくないものが、ココにある。 | カンボジア通信~夢に向かって泳ぎ続ける選手とニャックルーの話~

 

 

 

こういった活動は、発展に貢献できるような活動ではないかもしれない。
それでも、お金では買えないような、現地の人との「絆」が生まれます。

 

 

協力隊の成果で言えば、(2)の「国を越えた友好的な関係づくり」を体現した活動です。 

 

 

プレゼント上手は受け取り上手!「最高のプレゼント」を贈って、最高の協力隊生活を送ろう

長くなったので最後にまとめますね。
成果を残す青年海外協力隊に共通するのは「プレゼント上手」であるという点です。

 

「プレゼント上手」というのは比喩ですね。
協力隊の成果・活動をプレゼントに置き換えるとこうなります。

 

・協力隊の成果  =途上国の人々に本当に喜ばれるプレゼント
・協力隊の活動  =プレゼントを選ぶプロセス
・成果を残せる隊員=プレゼント上手な人

 

 

協力隊が2年間の任期の中で残すのが望ましい「成果」は2つあります。
これらが「途上国の人々に本当に喜ばれるプレゼント」です。

①発展への貢献 
②国を越えた友好的な関係づくり

 

じゃあどうしたら、現地の人に本当に喜んでもらえるプレゼントを贈ることができるのか?
そのステップは3つです。

<ステップ①>
プレゼントを受け取ってもらえる関係性をつくる
現地の文化に浸る

<ステップ②>
相手の好み・性格をよく考える
現地の課題を掴む

<ステップ③>
自分のお財布と照らし合わせ、無理のないプレゼントを選ぶ
「自分のできること」を活かした活動をする



この3つのステップを踏んでいくと、押し付けにならない「本当に喜ばれるプレゼント」を贈ることができます。
「本当に喜ばれるプレゼント」の中でも「最高に喜ばれるプレゼント」は2つあります。


①予想外+相手の期待を大きく上回るプレゼント
=現地の「発展」に大きく貢献した活動(協力隊の成果①「発展への貢献」)

②自分の「気持ち」が伝わるプレゼント
=現地の人との「つながり」をつくる活動(協力隊の成果②「国を越えた友好的な関係づくり」)

 

これが「本当に喜ばれるプレゼント」と「最高に喜ばれるプレゼント」を贈る方法です。
活動に迷ったとき、なかなか成果が出ないとき。
そんなときは自分の活動が「本当に喜ばれるプレゼントを選ぶプロセス」になっているのかを今一度考えてみましょう。

 

 


協力隊の1つ目の成果である「発展への貢献」は非常に達成するのが難しいです。
率直に言って、誰もができることではないと思います。

 

 

 

それでも、2つ目の成果である「国を越えた友好的な関係づくり」は誰もができることです。
必要なのは本当に途上国の人達のために役に立ちたいという「気持ち」なのだから。

 

 

 

20代・30代という人生の中でも貴重な2年を途上国でどうせ過ごすのなら、現地の人「最高に喜ばれるプレゼント」を贈りませんか?

 

 

それは間違いなく「現地の人のため」になるだけではありません。
結果的に他の誰でもない、「自分のため」にもなります。

 

 


「プレゼント上手」は「受け取り上手」でもあります。
たくさんの人に喜びを与えることができる人は、たくさんの人から喜びをもらうこともできるのだから。

 

 

「最高のプレゼント」を贈って、最高の協力隊生活を送ろう!

 

 

ちなみに協力隊の「成果」については僕も超悩みました。

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ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言! 

 

私にもプレゼントちょうだいちょうだいちょうだい~