f:id:kei-lmnop:20161221204608j:plain

 

ナマステ!
ネパール在住ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」って20代だとよく言われますよね。
「まだ若いうちは苦労しないと」とか「苦労する後が楽になるよ」とか。
僕も3年間会社で勤めていた時はそれこそ何百回と聞いてきました。

でもね、この言葉って鵜呑みにするとマジで危ないんです。
というか、他人から言われると全く根拠のない「嘘」になります。

「若いときの苦労は買ってでもせよ」のウソとホントを語りましょう。

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」の意味・由来・英語表現

まずは肝心の言葉の意味から。

若い時の苦労はその体験が将来役に立つから、自分から買って出ても苦労せよということ。

若い時の苦労は買ってもせよの意味 – goo国語辞書

 

若いうちの苦労は、後々の人生でも必ず役に立つ。
だから苦労は自ら求めてもいいくらいなんだよ、と語っているこの言葉。
僕自身も何度も聞いてきました。

 

ちなみに、英語表現ではこんな感じになるみたいです。

Heavy work in youth is quiet rest in old age.
(若い時代の重労働は、年を取った時代の安静。)

英語のことわざ【若い時の苦労は買ってでもせよ】 – 格安に英語学習.com

今は変化の激しい、先が読めない時代です。
本当に若いうちに苦労しておくことが、年をとったときの安静につながるんでしょうか。
早速、ウソとホントを語っていきましょう。

 

ホント:「苦労」は「成長」に必要なもの。自分にとって、何らかの糧になるのは事実だ

まずはホントから。
「苦労」をするってことが将来、何らかの糧になる。
これは間違いなく事実でしょう。 

 

必死に努力をして、大きな壁を乗り越えるように頑張る。
その過程ではめちゃくちゃ苦しくてきついかもしれない。
でも、その苦労は自分の血となり肉となる。そしてもう一段、大きく成長した自分に会える。

 

仕事であれ、スポーツであれ、勉強であれ、成長には必ず「痛み」が伴います。
今の自分じゃできないことをやるから苦しいし、痛いんです。

だから逆に言えば、痛みの伴わない成長なんてない。
もしくは成長できとしても、大した成長じゃないってことです。
大人気の自己啓発本のゾウの神様も、同じことを言っています。

「ワシの出してきた課題には、必ず『痛み』が含まれるんや。
たとえば、人をホメるだけやったら難しないけど、『合わない人』をホメるんはしんどいやろ。
でもその痛みを乗り越えるからこそ、人間は成長するんやで」  

私はガネーシャの話をうなずきながら聞いていた。
成長には痛みが伴うというのは、ブラックガネーシャの教えに一貫していたことだ。

水野敬也「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」

ましてや若い時は、健康だし、年老いているときより意欲があるもの。
苦労をしたとしても、乗り越えられる可能性が高い。
だから思い切っていろんなことに挑戦して、どんどん苦労をすることが結果的に自分の身になるわけです。

そういう意味では確かに「若いうちの苦労は買ってでもしろ」っていう言葉は正しいのかもしれません。

 

嘘:苦労することが「目的」になったら何も意味がない

でもだからといって、苦労をすることが「目的」になったらだめなんです。
これは本末転倒。
だって、別に僕らは苦労をするために生きているわけじゃないから。
 

だから何でもかんでも苦労を買うべきではない。
ましてや若いうちは人生の中でとても貴重な時間だ。
自分が望んでいる結果に全くつながらない苦労を買う必要なんて全くもってない。

 

例えば、自分が貧乏なお笑い芸人なら本当にするべき「苦労」は「面白いネタを1つでも多く生み出すこと」になります。
だから時間をとってネタ作りをすることが大事ですね。
なのに、その時間を削ってアルバイトで苦労したって、芸人として売れるところにはつながりません。

 

そういう考えで、実際にお笑い芸人として売れたのがピースの又吉直樹さん。
彼は周りがバイトで苦労してるときに、バイトは最小限にしてネタ作りの苦労を重ねた結果売れたんです。
恐らくお笑いで売れたときと同じ考えで、芥川賞を受賞するような文芸作品を生み出したんでしょう。

 

自分が本当に手に入れたい結果や、やってみたいと心から思うこと。
これにつながっている苦労ならどんどんしたらいい。
でも、全く関係のない苦労は買うどころか売り飛ばしてもいいくらいなんです。

 

自分の夢を追うために、家事の時間を削りたいなら、家事代行サービスを使う。
自転車通勤の時間を削りたいなら、バイクを買う。
満員電車の時間を削るために思い切って会社の近くに引っ越す。

 

人生もそうですが、特に若い時の時間は有限でめちゃくちゃ貴重なもの。
本当に必要な苦労以外は買う必要なんてありません。
だから苦労することを「目的」にしちゃだめなんです。

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」は他人に言われる言葉ではなく、自分に言い聞かせる言葉

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
こんなことを20代の若者はよく言われていると思います。
会社の上司であれ、学校の先生であれ、きっとその言葉を他の人から聞いている。

 

でも、僕思うんですけどね。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」っていうのは他人から言われる言葉じゃないんですよ。

 

なんでって?
自分にとって本当に必要な苦労って、他人には絶対分からないから。

僕はさっき、自分が必要性を感じない苦労は買う必要なんて全くないと言いました。
自分のなりたい姿や叶えたい夢、やってみたいことにつながってない苦労は自分にとっていらない苦労です。
でもそれって他人から見たら分からないでしょ?

どの苦労が自分にとって必要で、どの苦労がそうじゃないのか。
その判断をできるのは他人じゃなくて、自分自身だけなんです。
だから、「若いころの苦労は買ってでもしなよ」なんて他人から言われる言葉じゃないんです。

 

むしろ、これは自分が自分に言い聞かせる言葉。
自分が辛い時、きつい時に自分を奮い立たせるために自分に言い聞かせる言葉なんです。

 

だから「苦労は買うべきだ!」なんて言われたって、鵜呑みにしちゃだめですよ。
それが上司であれ、先生であれ、だめですよ。
極端なことを言うと、あなたを頑張らせるために言ってるだけですからね。

覚えておいてください。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」
これは他人に言われるのではなく、自分に言い聞かせる言葉ですよ。

 

「若い時」真っ盛りの20代へ。あなたが今、買うべき苦労はなんですか?

20代というまさに「若い時」真っ只中の20代に問います。
あなたが今、買うべき苦労ってなんですか?
人生の「若い時」を過ごす今、あなたは本当に買うべき苦労を買ってますか?

 

苦労が将来の自分の糧になるのは事実でしょう。
でもだからといって、何でもかんでも苦労をすればいいわけじゃない。
だって僕らは苦労をするために生きているわけじゃないから。

 

だから「本当に自分が買うべき苦労は何なのか」っていう視点が大事。
ホリエモンこと堀江貴文さんも、寿司屋の修行で何年も苦労するのは無駄だとばっさり斬ってますからね。

 

20代の若者だと上司やら先生やらに「若い時の苦労は買ってでもしなさい」とか言われるはず。
でも、そんなの鵜呑みにしちゃだめですよ。無視でいいんです。
その苦労が本当に必要な苦労かどうかを判断できるのは自分だけですから。

 

いくらその人が偉かろうが、成功していようが関係ない。
他人がいくら言っても、自分が心から必要だと思わない苦労は買わなくていい。
むしろ売り飛ばしてもいいくらいです。

 

「その苦労が将来、どうつながるかはわからないじゃないか!だからいろんな苦労をしておくべきだ!」って?
スティーブ・ジョブズのConnecting the dotsっぽくてごもっともらしく聞こえますね。
でも、そんなの声も無視ですよ。

 

なぜって、人生は短いんから。
ただでさえ短い人生の中で、「若い時」っていうのはもっと短いから。

 

人生の中で、最も貴重ともいえるそんな時間を無駄にしてる暇はない。
ましてや「いろんな苦労をしよう」っていう気持ちじゃ、何かにつながるような点にさえならないでしょう。
それよりも、今自分が必要だと思う苦労にガチンコでぶつかる方がよっぽど大きな点になりますよ。

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」

その「苦労」が、本当に自分に必要なものなのか、答えを知ってるのは自分だけ。
でも、自分が本当に必要だと思えるものなら、どんな形であれ、必ず実りますよ。

 

ちなみに、このことわざも鵜呑みにすると危ないですね。

次は⇒「石の上にも三年」のウソとホントを3年で退職した僕が語る

 

ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言! 

 

苦労なんか買わなくていいから私を買ってよ~