「そうだ、星を売ろう」星空村おこしの長野県阿智村に鳥肌が立った理由

★今月の一押し記事!

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ナマステ!
ネパール在住・村おこしブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

青年海外協力隊として、ネパールで村おこし的な活動をしている僕ですが、実は日本で面白い村おこしをしている村を見つけました。
なんと、その村の売りは「星空」なんです。
この話を知って、僕は鳥肌がうわーっと立っちゃいました。

きっかけはこの1冊の本でした。

日本一の星空を売ることで、村おこしをする長野県阿智村の取り組みを紹介します。

星空を売る長野県阿智村の「スタービレッジ阿智」

こちらが阿智村がやっている「星空」を売る取り組み。
題して「スタービレッジ阿智~日本一の星空の村~」
ホームページも星空の世界観が存分に出ていて、めちゃきれいですね。

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引用:【公式サイト】スター★ビレッジ 阿智〜日本一の星空の村〜

色々とやっているアトラクションの中でも、一番最初に始まったのがこちら。

夏は活用されていないスキー場のゴンドラを使い、標高1400mの星空がきれいに見える場所まで行く。
そして、合図とともに、光が一斉に消されるとそこには満点の星空が目の前に。

「では、隣の人と手を握り合って空を見てください。……5、4、3、2、1、……」

「ゼロ」

のかけ声と同時に、サーチライトが一斉に消された。するとまるで分厚いカーテンがサッと開けられたかのように、満天の星空が頭上に現れた。

「うわぁ〜」「素敵!」「キャァ!」

1000人から一斉に大きな歓声が上がる。なかには感動のあまり泣き出す女性客もいた。

日本一地味な村、阿智村に人が殺到するワケ | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こんな体験が日本でできるならぜひしてみたいですよね。
そう思う人がたくさんいるからか、2012年に始まったばかりなのに、2015年は6万人もの人が訪れたとのこと。
人口7000人足らずの村に観光客が6万人も来るわけです。これは立派な村おこし。

もとはただの温泉地。でも昼神温泉は急速に人が離れていった

そんな阿智村ですが、もとはただの温泉地だったとのこと。
その昼神温泉は、中京圏から2時間弱というアクセスの良さでお客さんをガッチリつかみ、2005年の愛知万博まで好調だった。

しかし、そこからは急速に集客力が弱まり、温泉旅館同士が値引合戦を始める。
その結果、つぶれてしまう旅館まで出てきてしまった。
これではまずい、なんとかしなきゃいけないっていう流れの中で生まれたのが「星空」を売るという今の「スタービレッジ」でした。

どんなものにも、絶対に負けない強みがある。あなたの「そうだ、◯◯を売ろう」は何ですか?

僕はこの話を知った時、めちゃくちゃ感動しました。
そして、鳥肌がぶわーっと立ちました。

なんで感動したか?
それは、どんなものでも絶対に強みがあるっていうこと。
自分がネパールに来てから思っていたこのことを再確認できたからです。

僕が今協力隊として、ネパールで取り組んでいるラプシーキャンディの販促支援。
今まで、ネパールの現地の人にしか売っていなかったものを、外国人観光客にも売るようにしました。
ネパールの特産品ということもあり、お土産としてバカ売れ。その結果、働く村のおばちゃんの収入アップも実現できました。

www.keikawakita.com

どんな人でも、どんな場所でもそう。
どんなものであれ、そのもの独自の強みが必ずある。
今までそう思っていた自分の考えが、この阿智村の話を聞いて、確信に変わりました。

大事なのは、その強みにまずは気づいてあげること。
難しいのは自分の強みって自分ではなかなか気づけないんですよね。

阿智村の例でもそうです。
2006年には、環境省が阿智村を「日本一星空の観測に適した場所」と認定していたのにも関わらず、「星空ナイトツアー」が始まったのは2012年。
だいぶギャップがありますからね。

でも絶対にあるんです。あなたにも、あなたの商品にも、あなたの住んでいる町にも。
絶対にそこにしかない強みがある。
あなたの「そうだ、◯◯を売ろう」はなんですか?

自らの強みに気づけたら、その強みが最も刺さる人を後から探せばいい

強みの気づけたら、あとはその強みが最も突き刺さる人を探せばいい。
そうすると、面白い事が起こる。

僕は今まで、マーケティングっていうものを勘違いしてました。
「誰に届けたいか」を先に決めてから、商品やサービスをつくる。
その流れが正統派なんだと勝手に思い込んでました。

だから今協力隊として取り組んでいるもう1つの活動である、キャラメルづくりもなんかこれでいいのかなっていう疑問が消えなかったんです。

www.keikawakita.com

村にある牛乳を使って何か製品ができないか。
そしてその製品が突き刺さるのは誰なのか。
この流れでいいんだなと思いました。

もともと村にはなんでもあるわけじゃない。
だからまずは村にある強みからスタートしてもいいんですよね。
自分のやっていることを肯定してもらえて勇気が出ました。ありがとう。

もっと詳しく知りたい人へ!永井孝尚さんの「そうだ、星を売ろう」がおすすめ

この阿智村の取り組みがビジネスとして成り立つまでの経緯をもっと知りたい人。
自分自身や自分の住んでいる場所の強みを活かしたビジネスがしたい人。
そんな人は永井孝尚さんの「そうだ、星を売ろう」が心からおすすめ。

ビジネス書ではあるんですが、小説形式になっているので分かりやすいし読みやすい。
フィクションですが、永井さんの取材をもとに書いているので全く問題なし。

ちなみに、永井さんは100円のコーラを1000円で売る方法を書かれたマーケティングのプロ。
なので、マーケティングの学びもふんだんにあっておすすめです。
いくつか印象の残った部分を引用しますね。

新しい挑戦にはリスクがつきものだ。
何もしない段階でリスクばかり議論して、リスクを避けていたら、新しい挑戦なんてできないし、新しい価値なんて創れない。
だから、『やらない』という選択肢は捨てて、まず『やる』と決めることだ。
やりながら、リスクを見つけたら即座に考えて対策する。
必要な意見も聞く。こうした学びの蓄積が、
ライバルが真似できない差別化の源泉になるんだ」

「以前、古本屋街の話をしましたよね。
新市場の立ち上げで孤軍奮闘していても、なかなか認知度は上がりません。
むしろ真似する地域が出てくることで、世の中の認知度も上がっていきます。
彼らが勝手に宣伝してくれるようなものです。
先行者にとっては、真似するライバルが出てくると、メリットも大きいんですよ」

「地域は必ず独自の強みを持っています。
でも自分たちだけではなかなか気がつきません。
外部の視点も入れて地域の強みを見極め、その強みを必要とするターゲットのお客さんとニーズを見極めて、試行錯誤を繰り返して学ぶことが、成功の王道です。阿智村の成功は王道を歩んだ結果です」

世の中にない、全く新しい何かに挑戦する人にもぜひ読んでほしい本。
心からおすすめです。

ちなみに「星空」じゃなくて「葉っぱ」も売れるんです。

次は⇒「そうだ、葉っぱを売ろう!」上勝町の葉っぱビジネスがすごすぎる理由

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