ネパールとインドの国境が4カ月ぶりに開いた、今こそ考えるべきこと

★今月の一押し記事!

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NDTV(New Delhi Television)より引用

ナマステ!
これまで封鎖されていたネパールとインドの国境が2月5日についに開かれました。
なんと、4カ月ぶり。10月以来です。

この国境封鎖により、ネパールは深刻な燃料危機に陥っておりました。
ガソリンや調理用ガスが圧倒的に不足して、半経済麻痺になっていたんです。

でもこの記事によると、2月5日に貨物運送車60台が国境を通過したとのこと。
燃料不足の需要90%の燃料がネパールに入ってくるそうです。

Kathmandu Post- Over 60 cargo carriers roll into Birgunj after 135 days

ようやく燃料不足が解消されそうですが、そもそも封鎖されている間の生活はどうだったのか。
根本的になんで封鎖されていたのか。
そして、今後のネパールはどうなるのか。

その当りを書いていきたいと思います。

封鎖により、復興どころじゃないくらい生活が厳しい

まず国境の封鎖によって、ネパールでの暮らしはどうなっていたのか。
結論、めちゃくちゃ厳しい状態にありました。

国境封鎖によってまず市民が困ったのが、ガソリン不足です。

ガソリン不足により、ネパール唯一の公共交通機関であるバスの本数が激減しました。
その結果、朝の山手線顔負けの大混雑状態が発生。というか乗れない状態が頻発しました。
これなんて人が乗りすぎて傾いてますからね、バスが。

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バスを使わないでバイクで出勤する人もたくさんいますが、もちろんガソリンがない。
なわけで闇市で出回る通常の3倍くらいするガソリンを泣く泣く買っていました。

調理用ガス不足も深刻でした。こんな風に長蛇の列で並ぶことが続出。

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「ガスがないなら電気調理器具を使えばいい!」と思うかもしれません。
でもここはネパールです。しかも水力発電なので乾季は停電シーズン真っ盛り。
電気全然ないんです。

こちら停電の時間が書いてある表。繰り返します。
停電の時間です。ってことはこの時間は電気ないんです。
電気のない時間の方が長いんですよ。

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それでもガスがないと調理できないから電気調理器具を買う人も続出。

その結果、みんな、電気があるときにこれぞと電気を使いまくる。
その結果、電気の使用量が限界に達し、変電装置が爆発。
その結果、電気が何日も全く来ない状態になったこともありました。

10月からネパールは観光シーズンだったのに、ガス不足でレストランも大打撃。
オープンできない、もしくはメニューを減らしていました。
観光が主要な産業なのに、これじゃ観光客もお金を落とせない。

もうね、復興どころじゃなかったんです。
僕は今年がネパールに住み始めた年なのでよく分かりません。
でも、先輩隊員いわく尋常じゃない辛さとのこと。

こんなんでどうやって復興すんねん!っていう状態だったわけです。

国境封鎖の原因:復興のために制定した新憲法

そもそも、なんでインドとの国境が封鎖されたのか。
それは2015年9月に制定した新憲法が原因です。

超簡単に流れだけ書いておきます。

①2015年9月、新憲法が制定される

②インド系民族の「マデシ」が新憲法の内容に不満を持つ

③インドとの国境が封鎖され、燃料不足になる

詳細はこちらの記事で書いたので、見てください。
ネパールが大地震直後よりも危機的な状況に陥っている理由

インド側は関与を否定していますが、そんなはずはないというのがネパールの人の意見。
今回の件で、なぜネパールの人がインドを嫌うのかがよく分かりました。

これからのネパールはどうなる?

最後に、今後のネパールについてです。
燃料危機もようやく解消されそうですが、どうなるかは正直分かりません。
最近は一時期のピーク時よりはガソリン不足も、ガス不足も緩やかにはなってます。

でも、ここはネパールです。
予想外のこと、日本では考えられないことが普通に起こります。
ネパール政府の政治の展開次第では、また封鎖することも十分考えられます。

とはいえ、一旦この問題は置いておいて。
大事なのは大地震後の復興です。
実は国境が開いた日の夜、大きな余震がありました。

まるで、復興のことを忘れんなよと神様が言っているかのようなタイミングです。
震源地はまたシンドパルチョーク。
僕の元々の任地で、行くはずだったところです。

<出発まで約1ヶ月>ネパールに行く青年海外協力隊の僕が任地変更になって思うこと

赴任される前に下見でも行きました。

赴任される前に、青年海外協力隊の赴任地に行ってみて感じたこと

諸事情あり、残念ながらこちらに来てからは訪れることができていません。
そんな中で、被災された皆さんに何ができるのか。
今一度考えなければいけないですね。

ネパールに来るだけでも復興につながります

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これからネパールに来たいなと思っている方へ。
ぜひ来てください。

もちろん、燃料危機の最新動向などの確認は必要です。
でも、基本的にはカトマンズやポカラの観光は問題なくできる状態です。
トレッキングとかは、僕の友人も行ってますし。

何も震災関連のボランティアとかしなくても大丈夫。来るだけで十分です。
来て観光して、楽しい思いをして帰ってもらう。
ネパールの現状を知ってもらう。それだけでも十分ありがたい。

観光客が激減して、苦しい思いをしている方を何人も知っています。
ぜひネパールに来てください。
お待ちしています!

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