ネパール風野菜チップスをネパール人と作ったら大失敗した話

★今月の一押し記事!

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ナマステ!
青年海外協力隊の活動報告です。
村の農産物を使った加工品作りに向けて動き出しました。

前回までの活動記録の詳細はこちらをどうぞ。
農業経験なしの日本人がネパールの農業専門学校で講義をしてきました

村のおばちゃんと一緒になって、ある物を作って売りに行きました。
結果は大失敗。
なぜ失敗したのかを含めて、経緯を紹介します。

村の野菜を使った「野菜チップス」を作ってみる

村の野菜を使って加工品を作る。
僕がまず加工品のアイデアとして浮かんだのが、「野菜チップス」でした。

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村の農業ですが、最大の特徴は少量多種であること。
村の家庭1軒1軒が独立して農業をしているので、畑は小さい。
その小さい畑の中でいろんな種類の野菜を作っています。(平均すると10種くらい)

加工品をするとなると、使う農作物の生産量が必要です。
でも残念ながら少量多種なので、生産量がめちゃくちゃある農作物がない。

一見して弱みに見えますが、少量多種でできる加工品ができれば強みになります。
この少量多種を最大限に活かすなら、野菜チップスだと考えました。
何せいろんな種類の野菜が食べられた方がいいですよね。

栄養もあって、子どものカジャ(軽食)としてぴったり

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そんな野菜チップスですが、学校で子どもに買ってもらうのが最適と考えました。
ネパールの食事ですが、基本的には朝と晩の2食です。(カナ)
昼は食べないわけではないのですが、かなり軽い軽食になります。(カジャ)

という食事の文化もあって、学校では給食というものはないんです。
じゃあ子どもたちはどうやって昼を食べるかというと、手段は2つ。

1つは家から持ってきたものを食べるか。
もう1つは学校の近くの売店で食べるか。

家から持ってくる場合はまだいいのですが、売店で買うものは栄養バランスが悪い。
何せ、チョコやクッキーなどのお菓子、もしくはインスタントラーメンです。
これを手で砕いて食べるんですよ。ベビースターラーメンみたいで美味いんです(笑)

美味しいけど、栄養バランスが悪いんですよね。
栄養バランスを改善する意味でもぴったりかなと考えました。

僕自身が試作品を作るも不評!おばちゃんが作ってくれることに!

そんなわけでまずは自分で野菜チップスを作ってみました。
そんでおばちゃんたちに食べてもらいました。
ところがめちゃ不評。

「まずい」とはっきり言われました…。心の中で泣きました。
でもその中で1人「これくらいなら私が作り方教えてやる!」と言ってくれたおばちゃんがいたんです。

ネパールの子どもが好きな味は、ネパールのお母さんが一番分かってるはず。
っていうことで、1度一緒に作ってもらうことにしました。

ネパール風「野菜チップス」の作り方

早速作ってみることにしました。

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今回使ったのは、村の中でも生産量が多い「カリフラワー」「大根」
小さく切って3日間天日干しをして、うまみを凝縮させました。

赤いのは唐辛子です。辛い物LOVEなネパールの人には欠かせません。
ボトルに入っているのは油です。
チップスなので、油で揚げます。

まずはカリフラワーから。
油を鍋の底にしいて、唐辛子を炒めます。

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その後、数種類のスパイスを入れていきます。

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スパイスを入れたら、いよいよカリフラワーを投入し、炒めます。
いや~うまそうです。これで味付けは完成です。
おばちゃんいわく、揚げる前に味付けをしたほうがいいとのことでした。

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火が通ったら1度カリフラワーを皿に上げ、油で揚げていきます。
適度に揚がったら、鍋から出していきます。

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完成品はこちら。大根も同様のやり方で作りました。

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試食してみると、おいしい!
天日干しにした効果もあって、うまみがギュッと詰まっている。
彦摩呂風に「カリフラワーと大根のIT革命や~」って言おうとしたけど、おばちゃんにポカーんとされそうなので、心の中で一人で叫びました。

ノリで学校の昼休みに売ってみるも、全く売れず

おいしくできたので、おばちゃんからこんな一言が。

「学校に売りに行ってみようか」

嬉しかったです。あんまりこれまで積極的じゃなかったおばちゃんからこんな言葉が出るとは。
正直売れるかどうかはかなり不安だったものの、一度やってみようと思い、行ってみました。

向かったのは村から歩いて15分くらいのところにある公立学校。

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13時から昼休みになるので、その時間に学校の中で売ることにしました。
いざ13時に!突入や!

学校の一角のスペースに、こんな風に新聞紙を広げて売りました。
小さな山の塊を1つ10ルピーで売ることに。

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物珍しい外国人(僕)がいるので、わんさか寄ってくる子どもたち。
これは売れるかも!と思いきや。

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全く売れず。1つも売れませんでした。
1つくらいは売れるだろうと思ってましたが、1つも売れませんでした。
僕もショックだったし、おばちゃんもショックそうでした。

とほほ…。

最大の反省:売る相手を間違えた

さて。反省大会です。
ずばり最大の反省点は売る相手を間違えていたということです。

今回、売る対象にしたのは、公立学校の子どもたち。
彼らは予想外にお金を持っていませんでした。
持っている子でも10ルピー。無一文の子も多数いました。

10ルピーっていうのは全財産なわけです。
その全財産をはたいてまで、野菜チップスを買うか。
しかも、大好きなお菓子もあるのに、買うのか。

答えはNOでした。考えてみれば納得です。

しかも作ってみて分かりましたが、10ルピーという値段設定だとこっちもほぼ利益がないです。
そう考えると、売る相手を間違えています。

学校で売るならやはりもう少し裕福な私立の学校に売るか。
もしくは、給食のような形で学校に売るか。
このどっちかが必要です。

とはいえ、味は美味しい。
サタデーマーケットのような外国人が集まる場所で売ることも検討したいです。

心が超痛い。でも「痛み」を感じれたのはプラス

今回は大失敗だったので、本当に痛かったです。
自分としても悔しかったし、なんだかんだ恥ずかしかった。
そしてやる気になったおばちゃんの意気をそいでしまった可能性も考えると痛かった。

でも今年のテーマは「小さな勇気・痛み・極端さ」なんです。
新年の抱負、まだ覚えてる?2016年に僕が死ぬ気で達成すること

超痛かったけど、成長に必要な痛みだと思えば、耐えられます。
これもプラスにとらえて頑張ります!


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