僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

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「裸でも生きる1・2・3」まとめ!マザーハウス山口絵理子の本がおすすめすぎる

★今月の一押し記事!
ネパールの村で3日間ホームステイしたら、1つの「家族」になれた話

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ナマステ!
ネパール在住ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
そんなかっこよすぎる理念を掲げて、バングラデシュやネパールでバッグやストールをつくる「マザーハウス」という会社があります。
そんなマザーハウスを立ち上げたのが山口絵理子さんという女性。

彼女が書いた「裸でも生きる」という本があるんですが、これが名著中の名著。
僕も何度読み直したか分からないほど、読んでいます。
ということで、「裸でも生きる1・2・3」を全部まとめて紹介していきます。

 

「マザーハウス」はビジネスの力で「途上国」を変えてきた会社

本の紹介に入る前に「マザーハウス」ってどんな会社なんでしょうか?
知らない方のためにもサクッと紹介しておきますね。

一言で言うと、「ビジネスの力で”途上国”を変えてきた会社」です。

先進国に住む僕らからすると、「イメージ」が変わりました。
これまで「途上国」っていうと「汚い」「危ない」「貧しい」みたいなイメージしかなかったと思います。
でも、マザーハウスがつくるバッグやストールを見ると、「途上国」のイメージがガラッと変わります。

「こんなに素敵な商品が途上国からできるのか!」
僕も初めて店舗を訪れて、商品を見たときに率直にそう思いました。

実際、僕が愛用している財布もマザーハウスのもの。
機能性もデザインも素敵で一目惚れ。会社に入って初めてボーナスが出たときに買いました。
もう4年近く使ってますが全然壊れません。

そしてすばらしいことに、ビジネスを通して、「途上国」そのものも変えています。
途上国の素材を活かし、現地の職人さんと一緒に商品を生み出す。
ビジネスの力で現地にしっかりと雇用をつくり、援助などに頼らない形は本当の意味で途上国の人々のためになっているものです。

 

マザーハウスのホームページにもこのような文言が書いてあります。


貧しい国々のために何かをしたいと思いアジア最貧国であるバングラデシュに滞在した二年間。
腐った政治家がはびこっているために、援助では到底世界が良くなることは難しいと知りました。
そして一方で私達外国人を見ては、お金持ちなんだから助けてくれるだろうと手を差し伸べてくる現地の人たちを見てきました。

何が健全で持続的な方法なのか、悩んだ挙句に出した結論が「本当にお客様が満足して頂けるもの作りを途上国で行う」という、マザーハウスの事業でした。

 

メッセージ|MOTHERHOUSE

 

本当に素敵な会社ですね。
僕の憧れの会社の1つでもあります。

 

代表・山口絵理子さんの本「裸でも生きる」とは?

そんなマザーハウスを立ち上げたのが山口絵理子さん。
彼女はいくつか本を書いていますが、その中でも特段有名なのが「裸でも生きる」
2016年現在、第3弾まで出ている人気シリーズなんです。 


本のタイトル「裸でも生きる」 にはどんな思いが込められているのか。
「裸でも生きる3」の一節から引用します。


この本のタイトルにもある「裸でも生きる」とは、はじめての出版を控えた2007年の夏、本のタイトルを考え悩んだ末に出てきた言葉だ。
このときの想いが表現されている。
バングラデシュで見てきたものは、明日に向かって必死に生きる人たちの姿だった。
ただただ生きるために生きていた。
ふと、バングラデシュの人たちが自分に問いかけているような気がした。

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」  

他人にどう言われようが、どう見られようが、どう評価されようが、たとえ裸になってでも、自分が信じた道を歩く。
バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えを、本のタイトルにした。 

山口絵理子「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

 
大事なのは、裸になってでも、自分が信じる道を歩くこと。
そんな山口さんの生き方そのものがギュッと詰まった本。
だから、タイトルが「裸でも生きる」になっているんです。


ここからは3冊出ている「裸でも生きる」シリーズを1冊ずつ紹介していきます。

「裸でも生きる~25歳女性起業家号泣戦記~」

2007年に出版された山口さん初めての本。
山口さんとマザーハウスを世に知らしめた作品です。

「裸でも生きる」:山口さんの幼少期~マザーハウスの1号店開店までを描いた本

この本は山口さんの自伝のような本です。
っていうのも、山口さんの幼少期、中学・高校時代、大学時代などこれまでの生い立ちがすべて語られているから。
今の山口さんの原点が書かれていますね。

 

そして一番大事なマザーハウス立ち上げまでのストーリーも鮮明に描かれています。

なぜバングラデシュに行ったのか?
ジュートというバングラデシュならではの素材をどうやって見つけたのか?
バッグの素人だったのに、バングラデシュでバッグをどうやって生産したのか?

 

すべてが書かれています。
山口さんやマザーハウスのことがもっと知りたい人はまず最初に読むといいですね。

 

印象に残った珠玉の言葉・名言たちをご紹介!

印象に残った名言をいくつか紹介していきます。


私は何かの力になりたいと思ってこの国に来たが、私に持っていない「強さ」をこの国の人たちはみんな持っていた。

洪水、汚職、ストライキなどの日本では考えられないようなバングラデシュの環境。
そんな中でも、たくましく生きるバングラデシュの人達。
「本当に自分にできることはあるのか」という山口さんの心情を描いています。


いいように現地の人たちに騙されている自分がおかしくて、気がつくと涙を流しながら笑っていた。
人間って、極度の悲しみに直面すると、笑っちゃうんだ、ということをこのとき知った。

バッグの生産工場に何度も騙されてしまう山口さん。
そんな恐ろしい経験をしてきた山口さんだからこそ出た言葉。
何度地獄に突き落とされても、そこから這い上がってくるのがすごいです。

 


「いま、私がここであきらめたら、いったいだれがこの国に光を灯すんだ」

すべてを諦めて事業を辞めるかまで迷ったときの言葉。
20代前半の女性がバングラデシュという異国で吐く言葉じゃない。
かっこよすぎるでしょ。鳥肌が立ちました。
 

感想:「自分が悩んでいるとき、前に踏み出す勇気をくれる本」

この本はすごいです。
幼少期からの山口さんの「自分の道を歩く」という生き方に触れると、自分の生き方を見直さざるを得なくなります。

そして何よりも、前に踏み出す勇気をもらえる1冊なんです。
本の中で僕が一番好きな言葉がこちら。


少し前まで、自分にはできることなんて何もない…と、あきらめて日本に帰ろうとしていた私だけれど、一歩踏み出してダメでも、踏み出すことが何よりも大事なんじゃないか、その先にたとえ失敗があったとしても、それは勇気を振り絞って歩いた証拠なんだ。
たった一人の自分だけれど、たった一人しかいない自分ができることをしよう。

 

山口絵理子「裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)」

 

成功するか失敗するか分からないことはたくさんある。
もちろん成功すれば最高だし、成功を目指してみんな頑張る。
でも失敗してしまう場合だってある。失敗を考えると、どうしても足がすくんでしまう。

 

でも、本当に大事なのは成功することじゃない。
成功しようが失敗しようが、1歩を踏み出すことが何よりも大事なんです。

 

バングラデシュから日本でも通用するバッグを生み出した山口さんの苦労を考えたら、自分が今悩んでいることなんて全然ちっぽけだっていうことがよく分かります。
なので、僕もこの本にはいつも勇気をもらっています。
何かをゼロから生み出そうとしている人にはもってこいの本です。

 

「裸でも生きる2 Keep Walking 私は歩き続ける」

「裸でも生きる」の続編。
バングラデシュでの話よりは日本やネパールでの話がメインになってます。

「裸でも生きる2」:1号店開店~ネパールでのモノづくりまでを描いた本

この本はマザーハウス1号店をオープンしたところから話が始まります。
そしてネパールでつくったバッグが日本のお店に並ぶ、というところで終わります。

1作目と違うのは、マザーハウスでの話がメインになっているというところ。

バングラデシュでの工場移転。
第2生産拠点のネパールでのモノづくり。
国内のマザーハウスのチームの紹介など、マザーハウスという会社での取り組みが大きく描かれています。

ただ一方で、「情熱大陸」に出演した際の山口さんの葛藤や物事の考え方も書いてあります。
なのでそういった山口さんの心情や思考に触れたい人にも満足できる内容になっています。

印象に残った珠玉の言葉・名言たちをご紹介!

本の中で、印象に残った言葉を紹介していきます。


「でも……」 「所詮……」 「私なんて……」  一体これらの言葉から何が生まれると言うんだろう。
大切なのは、自分自身の可能性を常にオープンにしておき、チャンスがきたらいつでも出発できる準備をしておくことだと思う。

「自分にはできない」  

そう言ってしまうのは簡単だが、その言葉とともに多くの可能性が閉じ、その後の人生の選択肢を極端に狭めてしまっている。

その事実にどれだけの人が気づいているだろうか。

山口絵理子「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)」

自分を信じることの大切さを教えてくれる言葉。
自分を信じ、道を切り開いてきた山口さんだからこそ説得力のある言葉になってます。

 


私は頭はよくない。だからもっと考えた。
一人ダッカのアパートで体育座りしながら、ボーッと考えた時間はどれくらい長かっただろうか。それは苦痛としか言いようがないプロセスだった。
それを1年以上続け、ようやく見つけたスタート地点。  

だから、簡単にやりたいことなんて見つからない。  
自分で向き合う努力をしないで、「やりたいことがわからない」と言われても、「考えて」としか言いようがない。
見つかるまで考えたらいい、としか言えない。  
そして、会社を作ってからも、本当に正しいか、なんて分からない。
ただ間違っていたら、すぐにまたやり直せばいいさ、と思っている。
そして、次どうするか、ということを常に考え続け、探し続けている。

 

山口絵理子「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)」

「やりたいことがわからない」 と簡単に言う若者に対して。
確かにそんな簡単にやりたいことって見つからないのかもしれません。
そしてそれはじっくりと自分の心の中を見ることで初めて見つかるのかもしれません。

 


パイオニアとして道を拓くときには、常に危険と隣り合わせだし、人が目を背けたくなるような事実とも向き合わなければならない。  
でも、それをするからこそ私は私なんじゃないか、と思う。  
小さな自分でも、問題と向き合って、ほんの少しでも、できることを探しながらそれを実行し、持続すること。
創業者として、経営者として、会社を守ることだけを考えて、それで一歩が踏み出せないとしたら、マザーハウスはそれだけの会社になってしまう。
まだほんの小さな会社なのに、私自身がそんなことでどうするのだろう。  
私自身が、マザーハウスの成長を押し上げなければ、誰が次なるマザーハウスを展開するんだ。  
できるはず。
きっと多くの問題があると思うけれど、必ずマザーハウスをもっと強くしてくれるはず。  
吹けば飛ぶような自分であっても、進んだ一歩は消えることはない。

山口絵理子「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)」

経営者としての力強さが備わってきたと感じる山口さんの言葉。
自分が会社を引っ張っていくんだという強い覚悟を感じます。
「自分がやらなきゃ誰がやるんだ?」かっこいいですね。

 

感想:「歩き始めた足を止めてしまいそうなときに読みたい本」

この本の副題は「Keep Walking」となっています。
つまり「歩き続けること」。
それがこの本のメッセージ。


何かを始めるのは本当に難しい。  
けれど、始めたことを続けるのはもっと難しい。
そして、「続ける」ことで生まれたものは、それを築くことに費やした年数や汗や涙と同じくらいの強さをもって継続すると信じたい。

山口絵理子「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)」

何かをスタートさせることよりもそれを持続させていくことの方が難しい。
でもそれでも自分は歩みを止めないんだという覚悟を強く感じさせる言葉です。

 

「続ける」って本当に難しいですよね。
でも目指しているものがあるならそこに到達するまでは「続ける」こと。
本当にそこに着きたいのであれば、これ以外に選択肢はない。

 

バングラデシュでの生産でさえ超難関の壁だったのに、それを乗り越える。
そしてまたネパールで新しい挑戦を始める。
歩みは絶対に止めない。

 

そんな山口さんの姿勢を見ていると、自分も歩き出したくなりますね。
たとえ止まってしまったとしても、また歩き出せばいい。
そんなことを教えてくれる1冊になっています。

 

「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

「裸でも生きる」シリーズの第3弾。
1・2の出版からは少し時間が開いたためか、これまでの作品とは少し違う毛色の本になっています。

 

「裸でも生きる3」:インドネシア・スリランカでのジュエリーづくりを描いた本

「裸でも生きる1・2」は空白がなく、そのままつながっていました。
でもこの「裸でも生きる3」は少し間が空いてから出版されたため、本の中身にも少し間があります。

舞台はインドネシアとスリランカ。
これまでのバッグやストールといったものではなく、生み出すのは「ジュエリー」。
今までのマザーハウスが扱ってきた素材とは少し違うものですね。

それもあってか本の内容も今までの作品とは少し違う雰囲気を感じます。
これまでの作品に出ていたのは「必死さ」ですが、今回はもう少し落ち着ていますね。
やはり会社が大きくなって、自信が生まれてきたのかなと勝手に感じました。

それでもマザーハウスと山口さんの全く新しい挑戦は面白い!
満足できる1冊になっています。

 

印象に残った珠玉の言葉・名言たちをご紹介!

本の中で印象的だった言葉たちを紹介していきます。


なんでもやってみないとわからない。
「やったことないだけだったじゃん!?」ということは、世の中たくさんあるのだ。
それなのに、どこからか、誰かから「やってみていないこと=不可能なこと」と翻訳されて、伝わることが世の中多いと、この仕事をしながら感じている。
「不可能」とか「難しい」とか、途上国で散々言われるが、常に私は笑顔で同じ返事をする。
「やってみた?」って。

山口絵理子「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

まさに「不可能」を「可能」にしてきた山口さんの言葉。
でもこれって真実ですよね。
今までできなかったことにやってみないと発展していかないですからね。

 


変化は一夜では起こらない。  
けれど、すべての変化は、1人からはじまることもまた事実。

山口絵理子「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

たった1人でもいい。
たった1人でも変化が起きれば、そこから大きな変化になっていくかもしれない。
そんな風にまずは小さくスタートしてみようという勇気をくれる言葉です。

 


そのとき、自分自身の夢を追いかける過程で、誰かの夢が実現できることは、自分自身の夢の実現よりも、遥かに大きい喜びを与えてくれることを知った。

山口絵理子「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

自分の夢を叶えることももちろんすばらしい。
でも誰かの夢を叶えることはそれ以上にすばらしいことなのかもしれない。
そんなことを教えてくれる言葉でした。

感想:「世界のまだ見ぬ”可能性”にワクワクさせてくれる本」

インドネシア、スリランカで始まったジュエリーという全く新しい挑戦。
この物語に僕はめちゃくちゃワクワクさせられました。
だって、世界にはたくさんのまだ見ぬ”可能性”が埋まっていることを教えてくれるから。

バングラデシュのバッグから始まったマザーハウスが、どんどん違う国でまた新しい素材を見つけてきた歩み。
この歩みは、世界にはまだまだ世に知られていない”可能性”がたくさんあるということを物語っています。
そう考えるとなんかワクワクしませんか?

 


どこの国にも個性があって、優劣なんてつけられない。  
だからこそ、じっくりと現場を歩いて、磨けば光る原石を見つけて、輝き方を一緒に考えていきたい。  
その多様性を、単なる薄っぺらい言葉じゃなく、形として表現していきたい。

山口絵理子「輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ」

「世界は広い」
その言葉を言うことは簡単だけど、実際に証明するのは難しい。
でも、山口さんはビジネスを通じてそれを証明しようとしている。

 

世界はまだ見ぬ”可能性”で溢れていることを教えてくれる1冊。
読んでて僕はたまらなくワクワクしました。
今後のマザーハウスの可能性にもワクワクしますね。

 

「裸でも生きる1・2・3」は本当におすすめできる本!1度は読んでみても損はない

マザーハウスの山口絵理子さんの本、「裸でも生きる」の3つのシリーズを紹介しました。
どれも本当におすすめできる内容です。
ぜひ人生の中で1度は読んでみることをおすすめします。

 

「裸でも生きる」とは、自分が信じた道を歩くこと。
他人から何を言われたって、変な目で見られたっていいんですよ。
裸になってでも、自分が生きる道を貫き通そう。


「あなたはどんな人生を歩んでいきますか?」

そんなことを問いかけてくれる作品です。
本当におすすめです。

 

最新刊の「裸でも生きる3」のもっと詳しい感想はこちら。

次は⇒山口絵理子さん「裸でも生きる3」を読んだらワクワク感が止まらなくなった

 

ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言! 

 

私も「裸でも生きる」のよ~だから皮をむいてほしいのよ~