Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

青年海外協力隊になるには?現役隊員が高校生に贈る5つのアドバイス

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ナマステ!
ネパール在住・青年海外協力隊ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

先日、高校2年生の女の子からこんなメールをいただきました。


将来は、青年海外協力隊に入りたいです!
沢山の人を笑顔にしたいです!
いま、私がやるべきことは、ありますか?

僕は社会人3年目で初めて協力隊のことをちゃんと知りました。
でも、同期や先輩隊員の中では「高校生の時からの夢だった」っていう人も一定数います。
なので、そんな協力隊になりたい高校生のために、現役隊員の僕が今やるべきことを書いていきます。

①実態を知る!本当に協力隊になりたいのか確認しよう!

まず第一に問いかけたいこと。
それは、本当に協力隊になりたいのかっていうこと。


本当に協力隊のことを知ってますか?
ただ憧れてるだけじゃないの?
なんか響きがかっこいいからじゃないの?

いじわるだけど、よくわかっていないことになんとなく憧れることほど、時間がもったいないことはないのであえて言っておきます。
「実態をよくわかってないかも」と少しでも思ったらこの記事読んでくださいね。
ここに書かれていることが起きたとしても耐えられるって思えれば問題ないでしょう。

青年海外協力隊の実態!暴露本の赤裸々な問題点16選を現役隊員が斬る 

 

 一番いいのは、思い切って実際に現役の隊員の活動を見に行くこと。
こんな風に来てくれた人がいましたが、高校生だとなかなか難しいかも。

見ず知らずの日本人がネパールに住む無名の僕に会いに来た話 -

 

そうなると、春・秋にある説明会に行くのが一番現実的ですね。
説明会の中には、帰国して間もない隊員が来るものもあるのでそこに行ってみる。
そして、その姿を見て、こんな風になりたいと思うのかを自分に問いかけてみてください。

 

なぜなら、それが協力隊を終えた後のあなたの姿だとも言えるからです。
こんな風になりたいと思えるかどうかは結構大事な要素なので、ぜひやってみることをおすすめします。


他にも派遣される前の隊員が集まる訓練所では、1日体験なんかもやってます。
派遣される前の人達なので直接的には参考にならないかもしれませんが、行かないよりはいいでしょう。

「1日体験入隊!」 | イベント情報 | JICA二本松 - JICA

 

②健康な身体!身体だけは鍛えておこう!

青年海外協力隊になりたくてもなれない人。
そんな人が選考で落ちてしまう一番の要因ってなんでしょう?
専門性の不足?語学力の不足?違います。

正解は、健康です。
実は健康診断で落ちてしまう人がたくさんいるんです。
だからこそ、健康な身体づくりをしてください。

実際、高校生までですよ、今みたいに毎日部活やって汗流せるのは!
大学生になったら大抵の人はそんなことしませんよ!
飲んだくれて、授業サボってっていう廃人になるんですからね!(おまえだけだろ)

 

でも身体は資本っていうけどマジでそうだなってネパールで実感しています。
何せネパールに来てから、僕の趣味は下痢になりましたからね。
「ああーまた来たのね」って感じでもう慣れました。というか下痢でダウンする計画が毎月の予定に入ってます。


というわけで健康大事ですよ。
特にアフリカに行きたい人は身体だけはバキバキに鍛えてくださいね。
協力隊になれる人の中でも、アフリカに行ける人は健康バカすばらしく健康な人だけって言われてます。

 

ぜひ高校生のうちから、健康的な身体づくりをして基礎体力を上げとくことをおすすめします。

 

③英語力!語学力は絶対にあった方がいい!

これも必要です。英語力。
「俺はアフリカのフランス語圏にいくのだ!」とか「私は中南米でスペイン語を話すのよ!」とか思っててもダメです。

その理由は2つ。
まず第一に、最低限必要な英語力のレベルが定められていること。


応募に当たって最低限必要な語学レベルは、英語の場合、英検3級(中学卒業程度)、TOEIC®330点です。

よくある質問【20~39歳の方】 | JICAボランティア

さすがに英検3級レベルならクリアできない人ってあんまりいないでしょうが。
だからこれは問題なし。


でも、もう1つ大事な理由があるんです。
それは、英語を使わない国であっても、英語を使う機会が任期中に何度もあるからです。

 

例えば、活動計画書や活動報告書。


これは日本語版&英語版の作成が求められます。
僕がいるネパールの公用語はネパール語ですが、英語で作成します。
英語が苦手な隊員はヒイヒイ言いながら書類書いてますよ。

 

また、JICA事務所には現地スタッフもいますが、彼らからのメールも英語で来ます。
他の国はどうか分かりませんが、英語で来る国は多いはずです。

そして、英語ができるとやっぱり心強いです。世界共通の言語なだけあります。
僕もネパール語が全然話せなかったときは、同僚に英語で説明してくれる人がいてかなり助かりました。
きっと僕が英語もだめだったら、かなりきつかったでしょう。

 

たかが英語。英語以上に簡単な外国語ってあんまりないですからね。
ネパール語とか、まず文字からして読めないですからね。
これとか読めないでしょ?नमस्ते!ナマステですからね!


英語くらいサクッとマスターしてやろうって感じで、力入れて勉強しておくといいですよ。
ちなみに英語以外の言語(スペイン語・フランス語など)は訓練所でマスターできるんでご心配なく!

④専門性!誰のためにどう役立ちたいのかを決めよう!

青年海外協力隊には100種類以上の職種があります。
そのほとんどの職種に共通しているのは、高い専門性。

 

なぜ専門性が大事なのか。その理由は2つあるんです。
まず第一に、専門性がないと合格するのが難しくなります。


コミュニティ開発、環境教育のように、専門性がなくてもなれる職種は確かにある。
ただ、そういった職種には人が殺到します。
職種ごとの競争になるので、倍率が高い職種は必然と落選しやすくなりますよね。

青年海外協力隊の選考は倍率・健康診断・情報を知ることが大事! 

 

もう1つは、専門性がないと活動に苦労するからです。

 

僕自身、これはネパールに来てから痛感したことなんですが、専門性がないってまあきつい。
僕も全然これといった専門性がないまま来てしまったので、最初はかなり苦労しました。
その辺はこの記事に赤裸々に書いてますので要チェックを!

3ヶ国語を身につけて海外で働く僕が、日本で身につけ忘れたもの 

 

 

ぶっちゃけ専門性がなくてもなんとか活動はできます。
その方法はあります。ただどんな仕事でも使えるものではないんですよね。 
その辺の話はまたどこかでまとめて書きたいと思っているのでお楽しみに。


高校生であれば、まだまだ時間はあります。
ぜひ自分がどんな専門性を身につけて勝負したいかを漠然とでもいいので考えていきましょう。
これは協力隊になる・ならないに関係なく、社会に出て働く以上は避けて通れません。

 

とはいっても難しいですよね。
なので、専門性をなかなか決められない人は、どんな人たちの役に立ちたいかを考えてみるといいですよ。

 

子どもなのか、大人なのか、老人なのか。
障害で困ってる人なのか、病気で困ってる人なのか、いい野菜ができなくて困ってる人なのか。
その辺りを考えてみると、自分がこれからどんなスキルを身につけるべきなのかが自然と見えてきます。

⑤将来なりたい自分!協力隊後の進路を決めておこう!

最後はこちら。将来的になりたい自分を描いておきましょう。

「青年海外協力隊になるのが夢です」

それはそれで素晴らしいし、否定するつもりは全くない。
でも、協力隊になることをゴールにしちゃうと、選考に合格した時にその夢は叶ってしまいます。
途上国に派遣されて中身のある活動をすることが一番大事なのに、もう自分の夢はかなってしまっている。

 

そうするとこう思っちゃうんですよね。
「あれ、自分は何をすればいいんだ」って。

 

僕自身、協力隊のときではないですけど、2度も痛い目に遭っています。
1回目は大学入試の時。
早稲田に入ることを目標にしていたから、それが叶っていざ入学できた時、燃え尽き症候群になって税所の数ヵ月は何もできませんでした。

 

2回目は就職活動の時。
ずっと入りたかった会社に入ることを目標にしていたから、いざそれが叶って働き始めたとき、またまた悩み出しました。

ゴール(なりたい姿)は遠くに描いてください。
短距離走でも、ゴールテープより何mか先にゴールがあると思って走れって言われるでしょ?
それと同じで、協力隊になることをゴールにするのではなく、協力隊になってからのことをゴールにしましょう。

 

個人的には、協力隊を手段としてとらえるとちょうどいいと思います。
例えば僕みたいに、「途上国で起業したい」でもいい。
またまた「国連に行きたい」とかでもいい。

 

っていうのも手段としてとらえてる人って、くじけそうになっても頑張れるんです。
僕の周りを見ていてもそうです。
何も統計でとったわけではないけど、手段としてとらえてる人は精神的に強いなっていう印象があります。

なんで強いかって言うと、ここはまだ自分のゴールじゃないってわかってるから。
でも、協力隊になることが夢だってなると、もうゴールに来ちゃってるんですよ。
そうなるともう頑張れないんですよ。

 

あと、協力隊を手段としてとらえると、選考にも通りやすい気がします。
「自分はこういう人になってこんな社会にしていきたい。
そのためには協力隊のキャリアが必要なんだ」って言った方が理事整然としている感じが出ます。

 

まとめ:青年海外協力隊になるには5つのことが大事

最後にもう1回まとめておきましょう。
青年海外協力隊になるには、5つのことが大切です。

 
①実態を知る
②健康な身体
③英語力
④専門性
⑤将来なりたい自分

そりゃこれ以外にもたくさんありますよ、大事なことは。
でも、 絶対に外せないものってなったらこの5つを僕は選びます。
そしてもし自分が高校生の時に協力隊になりたいって思ったら、この5つを伸ばすことに重点を置きます。

ぜひ頑張ってくださいね!応援してます。

でも残念ながら、僕は協力隊はなくなったほうがいいって考えてるんです。

次は⇒現役隊員の僕が「50周年?青年海外協力隊は早くなくした方がいい」思う理由

ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言

 

高校生って響きがいいわね~。私もそんな若いときがあったわん