僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

僕が会社を辞めたのは、日本で電車に乗るよりネパールで自転車を漕ぎたかったから

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ナマステ!

僕は今、青年海外協力隊としてネパールにいます。
ネパールに来ることを決めて、新卒から3年働いた会社を辞めました。
就活してたときからずっと入りたかった第一志望の会社でした。

そんな働きたかった会社を捨ててまでネパールに来たのはなぜか。
それは「途上国で事業を興す」っていう本気でやってみたいことがあったから。

ネパールに来て1年が経つ今も、もちろんその気持ちに変わりはない。
でも、分かりやすく言うならこんな感じ。

日本で電車に乗るよりネパールで自転車を漕ぎたかったんです、僕は。

 

原体験は大学4年。アンコールワットが見たくて自転車を走らせたこと

そう思うようになった原体験は、大学時代のこと。
大学4年の夏休みに1人でカンボジアに行ったんです。
そうです。例のぼったくられまくった苦い思い出の(笑)

www.keikawakita.com

 

カンボジア滞在最終日。アンコールワットは前の2日間でほぼ全部回っていた。
だから、この日は自転車で市内をグルグル回ってたんです。
アンコールワットも行く気はなかった。

 

でも、午後、カフェでゆっくりしてたら、ふと行きたくなっちゃったんです。
プレループっていう夕日がきれいに見れるアンコールワットの中の遺跡の1つに。
2日とも行ったけど、また行きたくなって。

当時の日記がこちら。


くそでかいマンゴーシェイクを飲んでiPhoneのパズルアプリをやってたんだけど、ふとプレループもっかい行きたいなって思っちゃったんだよね。
どうしても夕焼けが見たい。
三度目の正直でキレイな夕焼けが見たい。

俺ってふと一回思っちゃったらどうしても行きたくなっちゃうんだよね。
そんでここでいかないと後悔するって思ったから慌てて地図を確認。

時間は3時半。
今から行けば一時間くらいでついて夕焼けまでのんびりできる。ルートも単純。
日が落ちてから1人であの森の中を走るのは怖かったけどなんとかなると判断。

そう思い立ったらもう急いでマンゴーシェイクを飲み干して外へ!

 

 そんな感じで衝動的に、自転車を漕いでプレループに向かいました。

 

クソ熱い中、1時間かけて自転車を漕いだ。それがなぜかめちゃくちゃ楽しかった

カンボジアってこの時期めちゃ暑かったんですよ。
自転車を漕ぎだしたのも夕方だったけど、それでも本当に暑くて。
当然道も分からないから、途中何度も自転車を止めて、人に聞いたりして。

しかも、僕が乗ってた自転車はまあ進まなかった(笑)
漕いでも漕いでもゆっくりしか進まない。
サドルのところも硬くて、お尻が本当に痛かった。

 

そんな悪条件の中で漕ぐこと約1時間。
汗もダクダクで、結構過酷でした。
それでも、そんな自転車を漕いでた時間が、なんかめちゃくちゃ楽しかったんです。

 

前の2日間のように、くそぼったくりのガイドのバイクで回ってた方が身体は楽。
それでもワクワク感は圧倒的に、その自転車を漕いだ日の方があった。
もう5年以上も前のことなのに、あの時のワクワク感は今でも覚えてます。

だから、僕は会社を辞めた。日本で電車に乗るより、ネパールで自転車を漕ぎたかったから

カンボジアでアンコールワットを目指して自転車を漕ぐ。
一見すると何でもないような体験。
でも、信じられないことに、そんな体験がこの旅の中で一番楽しかった時間でした。

 

だから、僕は会社を辞めたんです。
この体験がたぶん忘れられなかったんです。
日本で電車に乗るよりも、ネパールで自転車を漕ぎたかったんです。

 

電車には線路がある。
そのレールに従って、何もしなくても決められた目的地に勝手に進んでいく。
乗ってしまえば、もう座ってるだけでいい。確かに楽だ。
事故でも起きない限り、ケガだってしない。

 

自転車には線路はない。
決められたレールはないから、目的地への道は自分で調べながら進まないといけない。
そして、当たり前だけど、自転車だから自分で漕がないと一向に進まない。
石に引っかかってこけたりしたら、ケガだってするかもしれない。

 

誰がどう考えたって電車の方がいい。
速いし、楽だし、ケガをする心配だってない。
乗ってしまえばあとは粛々と着くのを待つだけでいい。

 

それでも、僕は自転車を漕ぎたい。

 

道を調べるのがめんどくさくたっていい。
漕いでも漕いでも進まなくたっていい。
汗だくになって疲れて、こけてケガしたっていい。

 

自分の人生のハンドルは、自分で握っていたかったから。
それが自分にとって何よりも、一番大事なことだったから。

 

だから、僕は会社を辞めてネパールに来ました。

 

いきなり自転車を漕ぐのが怖かったら、補助輪をつけて漕いでみよう

とまあこんな感じで、自転車を漕ぎたかったんです、僕は。
それでも、超ダサいことに、いきなり自転車を漕ぐのは怖かったんです(笑)

笑ってください!なんてチキン野郎なんだって感じですよね。
それでも、怖かったんですよね、いきなり電車を降りて自転車に乗るのは。

 

だから、青年海外協力隊という道を選びました。
僕にとって、青年海外協力隊は補助輪付きの自転車です。

 

3年働いたから貯金はあった。
でもいきなり給料ゼロで異国に飛び込む勇気はなかった。
同時に、事業を興したいって言っても、何をしたいかはまだ見つかってなかった。


だから国のサポートもしっかりあるけど、自分が考えて活動するという自由度の高い協力隊はまさに補助輪付きの自転車でした。

 

補助輪付きで漕ぎ始めて1年。
今はもう補助輪なしでも漕いでいけるなっていう感覚があります。
そして、早く補助輪なしで漕いでみたい。そんな風に思ってます。

自転車を漕いでみたいけど、いきなりは怖いっていう人へ。

僕みたいに青年海外協力隊でもいいし、地域おこし協力隊もいい。
あるいは高知のプロブロガーさんのベーシックインカムをもらうのでもいいですね。
もしくは長期休暇とかを利用して、試しに自分のやりたいことをやってみるのもOK。

まずは補助輪付きでいいので、漕いでみることをおすすめします。

 

結果、夕焼けは見られなかったけどそれでもよかった。だって人生は思い出づくりだから

「会社を辞めるのはいいけど、事業を興せなかったらどうするの?」

 

僕が会社を辞める時、そんな風に言う人はいなかったです。
でもそんな風に思っていた人はいたとは思います。

僕も考えました。もしネパールで事業を興せなかったらどうしよう。
うまくいかなかったらどうしようかなって。

 

でもいいんです、興せなくたって、うまくいかなくたって。

 

実は、カンボジアで必死で自転車を漕いで夕焼けを見に行ったとき。
あの時も結局は夕焼けは見えませんでした。

「あんなに必死に漕いで見えなかったから行かなきゃよかった。」
なんて微塵も思いませんでした。
行ったことに対する後悔は全くなくて、むしろ本当に行ってよかった。

だって人生は思い出でできてるんだから。

 


つまるところ、人生は思い出でできています。

そのために、お金と時間を使ってください。

本田健「お金と人生の真実」 


人生はいつ終わるか分からないけど、いつかは必ず終わるもの。
そして死んでしまったら、どんなに大きく成功しようが失敗しようが関係ない。
そう考えたら、うまくいくか・いかないかなんてどうでもいい。

確かに僕はあの日、必死で漕いだけど夕焼けは見られなかった。
でも、やりたいと思ったことをやったからめちゃくちゃ楽しかった。
楽しかったから、今でも鮮明に覚えている思い出になった。

 

人生は思い出でできていて、その思い出をつくることができた。
それで十分でしょ?

電車?それとも自転車?少しでも自分で漕ぎたいなら、今始めよう 

電車に乗るか、自転車を漕ぐか。
これは個人個人の自由だから、その人が好きな方を選べばいい。

でも少しでも、自分で自転車を漕いでみたいっていう気持ちがあるなら。
今すぐその気持ちに正直になりましょう。
そして、補助輪付きでいいから漕いでみましょう。

 

なんでかって、人生で一番若い今が、一番簡単に自転車を漕げるようになる時だから。
本物の自転車だって、大人になってから漕げるようになるのは超難しい。
それと同じで、年をとってから電車から自転車に乗り換えるのはしんどいですよ。

 

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自分の人生のハンドルを握るのに、早すぎることはない。 
僕も早く補助輪を外して、自転車を漕げるようになります。 

 

勇敢に自転車を漕ぎ始めた1人の青年の話はこちら。

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