Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

両手のないネパールの絵描きに、夢の描き方を教わった話

B.ネパール A6.国際協力 G2.問題無用のおすすめ記事

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引用:両手・右足を持たないネパールの青年が描いた絵で絵本を!

ナマステ!

 

ネパールに来てから1年。
この1年、色々と信じられないようなことをたくさん見てきました。
その中でも間違いなく一番驚いた話。

ネパールには、なんと両手のない絵描きがいるんです。
そして、この絵描きの青年に、僕は夢の描き方を教えてもらいました。

 

どんなことを教わったのか?
そもそも本当に両手のない絵描きなんているのか?
詳しく話していきます。

アナンダという両手のない絵描きの青年に出会った

「Keiさん、実はカトマンズに両手のない絵描きがいるんだよ。」

僕が日頃からお世話になっているネパール人からこんなことを聞いた。
そして、どうしても信じられなかったから一目見たくて連れて行ってもらった。
そうしたら、本当にいました。

 

両手のない絵描きが。

 

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彼の名前はアナンダ。
カトマンズの中心街で、路上に座りながら絵を描いていた。

 

そんな彼には両手がない。
だけど、確かに絵を描いていた。

 

ネパールに来てから、信じられないことはいくつもあったけど間違いなくトップ。
それくらいびっくりした出来事。

 

そして、彼の姿を眺めていると、こんな紙を見つけた。

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ネパール語を日本語に訳すとこんな内容。


私が描いた絵を見て、買って支援をしていただけませんか。

値段は140ルピーからですがもっとくださっても構いません。

アナンダ

 

そうです。彼は描いた絵を売って生活をしているんです。

絵を見てみたら、僕よりも全然絵が上手だった

両手がないのに絵を描いている。
それだけでも驚きなのに、しかもその絵を売って自分の手で稼いでいる。
そんなことをしている人がいるなんて本当に驚き以外何物でもなかった。

 

そして、その売っている絵を見てみた。
こちらがアナンダの描いた花の絵。

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タッチとか色使いも本当に素敵。

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正直、僕は絵とか芸術に超疎い。
だから彼の絵がどのくらいのレベルなのかはよく分かりません。
でもど素人の僕でも、一つ明らかに分かったことがありました。

 

それは、中学時代、美術2だった僕が描く絵より断然上手いっていうこと。


まあ僕と比べること自体が失礼なんだけど(笑)
それでもびっくりするくらい完敗。
参考までに僕が何も見ないで、本気で描いたドラえもんをお見せしよう。

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中学生の頃、自信作のデッサンを見た美術の先生に「あんた、本当にセンスないわね」って言われたのも納得のセンスのなさですね。

そんな美術センスがない僕は、アナンダのすごさに見とれ、しばらく彼が絵を描く姿を見ていました。

想像を絶する過去を背負い、過酷すぎる今を生きるアナンダ

そうして見ていると、アナンダのところまで連れてきてくれたお兄さんがアナンダの過去と今を話してくれました。

 

アナンダには両手がないだけでなく、左足もありません。
でも生まれたときには両手・両足をもつ元気な子どもだったそうなんです。
じゃあ、なんで両手・左足を失ってしまったのか。

 

何者かによって切られたんではないかと言われています。

 

もともとはインドで生まれたアナンダ。

インドには幼い子供を誘拐し、故意に身体障碍者に仕立て上げる団体があるらしい。
なぜそんな残虐なことをするかというと、路上に手や足がない子どもを置いておけば、お金がたくさん集まるから。
彼は、そんな団体の被害者の一人ではないかとのことでした。


そんなアナンダはなんとかして絵を描くスキルを身につけ、その絵を売ることで生きています。


ただ、今も暮らしは大変です。絵もやはりなかなか売れません。
そして暑い日中、埃と排気ガスまみれのカトマンズの路上に居続けるのは本当に過酷。
体調を崩してしまうことも多いんだそうです。

 

話を聞いて、僕は言葉を失いました。

 

それでもアナンダは「自分の店を持って、絵で生きていきたい」という大きな夢を描いていた

想像を絶する過去と、過酷すぎる今を生きるアナンダ。
そんなアナンダには大きな夢があります。

 

それは「自分のお店を持ちたい」という夢。
そして、そのお店で絵を売ることで、絵で生きていきたいという夢。

 

壮絶な過去を背負い、本当に大変な毎日を生きる青年。
絵もなかなか売れなくて、暮らしていくのがやっと。
そんな青年がこんなにも大きな夢を持って頑張っている。

 

僕は、彼にガツンと頭を殴られた気分になりました。

 

小さく縮こまっていた自分が恥ずかしくなった

僕はずっと働くのが夢だった会社をたった3年で辞め、青年海外協力隊としてネパールに来ました。

それは「途上国で事業を興す」っていう夢に本気で取り組みたかったから。

www.keikawakita.com

 

何をするかは分からなかったけど、ネパールに住んでから、2つ具体的な事業プランが浮かびました。

 

一方は誰が聞いても内容を想像できるもうすでにこの世の中にあるAというビジネス。
それもあって、恐らくうまくいく確率は高いでしょう。
でも正直、自分がやるべきだという使命感は感じない。


もう一方は、恐らく誰もやったことのない全く新しいタイプのBというビジネス。
100人が聞いたら100人とも無謀だというプランです。
そして、これこそ自分がやるべきだという使命感をバシバシ感じます。

 

青年海外協力隊の任期が終わったら僕は収入ゼロ。本当の無職です。
だったら、成功しやすいAをやるべきだと思う人がほとんどだと思います。
僕もまずは前者でうまくいってから、後者に取り組もうかなと思ってました。

 

でも、アナンダの話を改めて振り返った時、完全に考えが変わりました。
超無謀かもしれないBをまずは全力でやろうと思います。

 

あれだけ壮絶な過去を背負ってるのに、あれだけ大変な毎日を生きてるのに。
それでも、アナンダは大きな夢を捨てずに描いています。
そんなアナンダを見て、小さく現実的な路線に逃げようとしていた自分が恥ずかしくなりました。

 

夢は大きく描くから叶うんだ。アナンダの夢を一緒に叶えませんか?

アナンダの描く夢は大きい。
だからこそ、彼の夢は必ず叶う。
だって、夢は大きく描いてこそ、叶うものだから。


小さい夢は見るな。

それには人の心を動かす力がないからだ。

ゲーテ

 

大きい夢は叶えるのは大変かもしれません。
でも大きい夢にはたくさんの人を動かす力があります。
自分だけじゃなくて、他の人の力も加われば、大きい夢でも叶えられる。


どうせなら大きな夢を描きませんか?