Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

青年海外協力隊、バングラデシュから撤退。僕は今日という日を全力で生きる

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ナマステ!

覚悟していたけど、いざ聞くと本当にショックだったニュースがありました。

www.nikkei.com

2015年秋のイタリア人と日本人殺害事件。
そして2016年7月に起きた大規模なテロ。
この影響で、ついに青年海外協力隊がバングラデシュという国から撤退することになりました。

撤退の判断は間違っていない。命よりも大切なものはないのだから。

JICAが下した、今回の撤退の判断に異論はないでしょう。
世界各地で頻発しているテロ。
その中で、親日国と言われていた国で起きたあまりにも衝撃的な事件。

しかも殺されてしまったのは、同じ国際協力という分野で働いていた日本人の方々。
こうすれば安全が確保できるという明確な安全対策も正直ない。
そんな状態で、派遣を継続するのはどう考えても得策ではない。

なぜなら、人の命よりも大切なものはないから。

取り返せる失敗はいくらしてもいい。
でも取り返せない失敗だけはしてはならない。
そして言うまでもなく、命は一度失ったら取り返せないものだ。

だから今回の判断は仕方ないと思っている人は多いと思う。

でも撤退の裏には、言葉では言い表せないような隊員の想いがある

「青年海外協力隊、バングラデシュから撤退。」

言葉にするのは簡単だ。
でも、この一文の裏には、バングラデシュという国で活動をしてきたすべての隊員の言葉では言い表せないような想いがあることを忘れちゃいけない。

バングラデシュで協力隊の派遣が始まったのは1973年。
40年以上の長い歴史があるわけです。
派遣されてきた隊員の数は、1264人

1264名もの隊員がこの地で、現地の人々と一緒に汗を流してきた。
その1264名すべての人達の想いが、撤退の一文の裏にはある。

バングラデシュという国の今後の行く末を案ずる気持ち。
世間から危険な国だと誤解されている悲しみ。
そしてこんな形で、活動を断念せざるを得ない悔しさ。

同じ青年海外協力隊だからこそ、心が痛い。
ましてや個人的にも本当に思い入れのある国、バングラデシュ。
だからこそ、尚更、胸が痛い。

ネパールで過ごす今日という1日は奇跡なんだ

そう考えると、ここネパールで過ごしている今日という1日。
これは本当に奇跡なんだ。

村のおばちゃんと一緒に農作業で汗を流すことも。
キャラメルをつくって売ることも。
お茶を飲みながらくっちゃべる何気ない時間も。

全部が奇跡なんだ。

もしも、協力隊に受かっていなかったら?
もしも、ネパールに派遣されていなかったら?
もしも、健康状態がこんなにもよくなかったら?

1つ1つの「もしも」が無数に積み重なって、今日という日がある。
だから今日という1日は、奇跡なんだ。
そんな奇跡があって、僕はネパールにいる。

そんな奇跡が1年も続くと、どうしても当たり前に思えてくる。
でもそうじゃない。
当たり前のことなんかじゃない。

僕がやるべきことは、今日という日を全力で生きること

そんな奇跡のような、ネパールで過ごす今日という1日。
僕は何をするべきなんだろう。

僕がネパールでやるべきこと。
それは今日という1日を全力で生きることだ。

もちろん、その日その日によってやるべきことは変わってくる。

でも、今日という1日を全力で生きることは、どんな1日であっても変わらない。

家に帰って夕焼けでものんびりながら1日を振り返る。
そのときに「ああー今日も全力で生きた!やり残したことなし!」
そんな風に思える毎日を送ろう。

もちろん、毎日が起きるのはポジティブなことばかりじゃない。

自分の想いのあまりの伝わらなさに呆れることも。
何もできない自分に、泣きたくなるくらい悔しくなることも。
信じられない行動に怒鳴りたくなることも。

一見して全部マイナスなことだ。
でも、それは今日という奇跡が起きなかったら体験できなかった出来事。
そして、感情がそんなに揺さぶられるくらい、本気になって今日という1日を全力で生きた証拠。

だから、全然オッケー!
今までは凹んでたけど、むしろこれからは自分をほめてあげよう。

バングラデシュ隊員の分までといったら大袈裟かもしれない。
でも、そういう気持ちを忘れずに、目の前にある1日を全力で生きます。

 

協力隊派遣の1日でも早い再開を願って。
今だからこそ、知ってほしいバングラデシュがある。
今だからこそ、読んでほしいブログがある。

 

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