Kei's Way@Nepal

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

アジア最貧国在住1年。人生観が変わる場所で得た7つの価値観

f:id:kei-lmnop:20160701152805j:plain

ナマステ!

2015年7月。
僕は、青年海外協力隊としてネパールに住み始めました。
そして、あっという間に1年が過ぎてしまいました。

正直、大変なこともたくさんありましたが、本当に来てよかった。
そう思えるのは、今後の人生でも大切にしたい価値観を身につけることができたから。全部で7個の宝のようなものを1つずつ紹介していきます。

僕が住むアジア最貧国ネパールは、人生観が変わる国

僕が住んでいるネパールはアジア最貧国
そんなネパールは、間違いなく人生観が変わる国だと断言します。
統計なんかないし、個人的な意見に過ぎないけど、僕は確信しています。

なんでかって、日本とネパールのギャップが物凄いから。

一方は停電なんかほぼない、世界最高レベルのインフラが整う世界3位の経済大国。
一方は1日の半分は停電、水も不足しがちと、ないない尽くしのアジア最貧国。
もうね、全然違うんです。

こうやって書くとネパ―ルは全然だめなように感じるかもしれません。
日本にはあるけど、ネパールにはないものばっかりだって。
でも、ネパールにはあるけど、日本にはないものだってたくさんあるんですよ。

そんなことを感じ取ってもらえるように、1つずつ僕が得た価値観を紹介していきます。

(1)人を愛し、人に愛される喜びに勝るものはない

いきなりめっちゃディープ(笑)
でも、ネパールに来てまず思ったことはこれなんですよね。
人はやっぱり人とのつながりの中で喜びを感じる生き物なんです。

僕は今、ネパールの村で「農村の収入向上」を目指して日々活動をしています。
その村の人達の愛がハンパないんですよ。
ネパール語で愛は「マヤ」っていうんですが、溢れるくらいのマヤをもらっています。

僕が村に行くと、こんな声が飛び交います。

「ご飯をうちで食べてきなよ!」
「お腹減ってないなら、お茶でも飲んできなよ!」
「今日は泊まってきなよ!てか次はいつ泊まってくれるの?」

もうね、めちゃくちゃ嬉しいんですよね。

しかもこれって、別に今やっと言われるようになったわけじゃない。
僕が村で一緒に活動を始めた1年前から、ガンガン言ってくれてました。

今でこそ、1年経ってそれなりの活動ができている自信があります。
それでも当時は本当に何もできてなくて、むしろ村の人から学ばせてもらうばかり。
そんな何もできない僕を温かく迎えてくれた人達。僕の心もマヤでいっぱい。

こんな風に、人を愛し、人に愛される。これに勝る喜びってないんじゃないかな。

(2)最後に勝てばいいという「できる思考」

次は比較的ライトなやつ(笑)

ネパールに来てから、僕は完全なる「できる思考」になりました。
何か大変そうなことがあっても、できない理由を一切考えなくなったんです。
そして、どうやったらできるかを常に探すようになりました。

ネパールの人って、気分屋が多いんですよね。
1回断られても、次の日またお願いに行くとあっさりOKをくれるなんてしょっちゅう。
役所でも、聞く人によって答えが違ったりする。

だから全然諦めなくなりました。

さらにネパールで本当にお世話になっているお医者さんの言葉が決定打になりました。先生はこんなことを言ってくれました。

「どんなにうまくいかなくても、最後に勝てばいいんだからね」

この言葉には本当に救われて、すごく気持ちが楽になりました。
活動の一環でやった野菜チップスで大恥かいたときも心が折れなかった。

www.keikawakita.com

先生が仰ってたことと同じことを、ユニクロの柳井さんも言ってますね。
まずは10回挑戦すること。
そのうちの9回がだめでも、最後に1回勝てばいいんです。

www.keikawakita.com

もともと悲観的で諦めが早かった僕。
そんな僕が、楽観的で全然諦めなくなった。

これは僕自身もかなり驚いた変化でした。

(3)1人ひとりの違いがあるから、世界は美しい

あまり知られてませんが、ネパールは多様性の国なんです。
具体的にはこんな感じ。

・標高70mのインド国境地帯から、ヒマラヤ地帯の8000mまでが1つの国に存在
・性的少数派(LBGTI)の保護が憲法に明記されている世界で3つの国うちの1つ
・100以上の民族で構成される国

特に僕が日々の中で思うのは、最後の民族のところ。
よく聞く主要な民族だけでも、ネワール、タマン、マガル、グルン、ライ、リンブー、シェルパと盛り沢山。

これだけ多種多様な民族が共存して暮らしているんです。
だから、ネパールでは違うのが当たり前。
同じなのが当たり前な日本とは全然違うわけです。

例えるなら、ネパールは何十色も入っている色鉛筆のような国。
1つ1つの色が違うから、全体で見たときに美しいんです。

日本に住んでいてはまずこんな風に思えなかったことは間違いなし。

(4)仕事は与えられるのではなく「自分でつくるもの」

青年海外協力隊として活動を始めた当初。
僕が配属先から言われたのは、この一言。

「この村で、婦人農業協同組合と一緒に活動して」

細かな指示は一切なし。
あとは自分で見つけて勝手にやってよの一点張り。
上司なんていないから、全部1人で考えて決めていく。

こんな実態なので、僕は仕事に対する価値観が変わりました。
今までは仕事は他の誰かから「与えられるもの」だと思ってました。
でも今は、仕事は「自分でつくりだすもの」だと思ってます。

そりゃ大変ですよ。
結局最後に頼れるのは自分だけ。失敗しても尻をふいてくれる上司なんていない。
誰かの言うこと聞いて、言われたことだけやってる方が楽。

でも自分で考えて、自分で決めて、自分で動いて、自分で成果を出す。
そうして、誰かのためになることをする。
その結果、感謝される。

こんなに楽しいことはないよ。マジで。

3年間のサラリーマン生活では考えられなかったレベルの楽しさ。
今後も、僕は「楽」をするよりも、苦労の向こう側にある「楽しさ」を味わいたい。

※青年海外協力隊は「ボランティア活動」です。
対価としての給料は発生しないので、公式には「仕事」ではないです。

でも、僕は青年海外協力隊の活動をボランティアだとは思ってません。
やる気や熱意の面では、仕事と同等だと思ってます。
なので、ここでは「仕事」と言い換えて書いています。

(5)自然の流れには逆らわずに、身を任せる

太陽が出たら起きて、太陽が沈んだら早めに寝る。
雨が降ったら雨宿りする。農業もお休み。
ネパールの人は本当に自然とともに生きています。

そして、この自然の流れにそって生きると、本当に健康的。
僕は毎朝5:30から6時頃には自然に目が覚めます。
会社員時代は、目覚ましを毎日5、6個かけないと全然起きれなかったのに。

無理矢理起こされる不快感はゼロ。
自然と起きるのって自分でもびっくりするくらいの快感です。

(6)お金に固執しすぎない。お金は「手段」

お金ってたくさんあっても困らないし、ないと不安になる。
だからか、いつしかお金を稼ぐことが「目的」になってしまう。
でも本来、お金って何かを実現するための「手段」でしかないんです。

みんなでこれが食べたい。誰かを喜ばせたい。
その手段として、お金があるわけで。

ネパールの一番大きなお祭りであるダサイン。
このダサインでは高級なヤギ肉を家族みんなで食べる行事があります。
ダサイン目前の時期に、村のあるおばちゃんが言いました。

「家族みんなでヤギを食べたいから、野菜売りを頑張らないとね」

それを聞いて、僕は本来お金を稼ぐってのはこうあるべきなんだなって実感しました。 

日本では残業など長時間労働がずーっと問題になってますね。
なぜなくならないんでしょうか?仕事だから?やらなきゃいけないから?
でも、そもそも仕事って何のためにやってるんですか?

仕事が楽しくて楽しくて好きでたまらないならいいと思います。
でも、もし仕事の目的がお金を稼ぐためであるのなら、本当に夜中まで働く必要はあるんでしょうか?
過労死やうつ病が多発するほど、働く必要なんてあるんでしょうか?

お金はもちろん大事。
でも、お金がないと生きられないわけじゃない。
固執しすぎる必要性はないと思うようになりました。

(7)幸せは「なる」ものではなく「感じる」もの

ネパールでは時の流れがゆっくり進んでいきます。
日本にいるときの1/2くらいの速度でしょうか。
だからなのか、僕はネパールに来てから幸福度が上がっているように思います。

もちろん、青年海外協力隊としてネパールでやりたいことをやれてるってのはある。
ネパールの人にも本当によくしてもらっているってのもある。
でも、それ以上に、幸せを「感じる」ことができていることが大きい。

よく結婚式なんかで新郎新婦は言います。
「2人で協力して、絶対に幸せになります」って。
でも、幸せって「なる」ものじゃないんですよね。「感じる」ものなんです。

「太陽がポカポカで幸せだな~。」
「電気が停電しなくて幸せだな~。」
「村の子どもが大きくなってるのを見れて幸せだな~。」

ネパ―ルに来てから、そういうちょっとした喜びに気づくようになりました。
もちろん生活が大変なので、幸せのハードルが低いのもあります。
でも、それ以上に日々の小さな出来事に目を向ける余裕があるのが何よりの理由。

幸せになりたいのなら、まずは目の前にある幸せを感じること。
そんな大切な価値観を得ることができました。

心が求めるものをいつまで無視する?必要なのはほんの少しの勇気だけ

ネパールで得た7つの価値観を紹介しました。
どれも、僕にとっては本当に大事なもので、これだけでネパールに来た甲斐がある。
それくらい、僕にとっては宝のようなものです。

実は、こういう記事を書くといつも誤解されるんです。
「日本を飛び出して途上国に行け」とか「会社を辞めろ」って言ってるって。
でもそんなことを言うつもりは全くない。

僕が言いたいのはたった1つ。

「自分の心が求めるものを無視しながら、生きてていいの?」ってこと。

僕がネパールでなぜ充実した毎日を送れているのか?
それはネパールがすごいからでも、青年海外協力隊がすごいからでもない。

僕が単純にネパールに行きたかったから。
そしてそう思う自分の心に従って、行動を起こしたから。
たったそれだけのこと。

ゲストハウスがやりたいのに、銀行で苦しんでたり。
教育が好きなのに、商社で悩んでたり。
途上国に来たいのに、住宅メーカーでもがいてたり。

みんな、いつまで自分の心を無視するんですか?

何にも難しいことはいらない。
必要なのは、自分の心に従う「勇気」。
たったそれだけです。

行動を起こせば何かが起こります。
まだ信じられない人は、次はこちらの記事をどうぞ。 

次は⇒「ほんの少しの勇気で人生は変わる!海外に飛び出そう」