僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

【キャラメル物語~第5話~】ネパールのおばちゃんと、キャラメル持って飛び込み営業をしてみた

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ナマステ!

青年海外協力隊の活動記録です。
大好評の村のおばちゃんとのキャラメルづくり。

前回は村の中で仲間集めをしました。
結果、3人新しい仲間が加わり、合計4人のおばちゃんで始めることになりました。

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今回は、キャラメルを実際に置いてもらえるお店を開拓しに行ってきました。
いわゆる飛び込み営業です。しかもキャラメルを持って(笑)

果たして、キャラメルを扱ってくれるお店は見つかったのか?

リーダー・サブリーダーおばちゃんと街で待ち合わせ

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キャラメルづくりのリーダー・サブリーダーのおばちゃん2人と待ち合わせ。
いつも野菜を売っている朝市の周辺でお店を探すことに。
試食用が必要だってことで、前日にちゃんと仕込んだものも持ってきました。

ネパールで飛び込み営業をする。
しかも商材はキャラメル(笑)
「どうなるんだろう?」ってちょっと心配になる僕。

そんな心配する僕をよそになんだかウキウキしているおばちゃんたち。

「最悪、どこも取り扱ってくれなくても大丈夫。
そのときはまた朝市で野菜と一緒に売ろう」

自分に言い聞かせるようにおばちゃんたちに言って1軒目のお店に向かいました。

1軒目、2軒目、3軒目と次々に営業していく

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そんなわけで1軒目のお店へ。

作ってきた試作品を持って、飛び込み営業です。
恥ずかしがってビカス(僕)にやれって言い出すおばちゃん。
でもこれはおばちゃんたちのビジネスです。

なので、「僕がやってもいいけど、これは誰のビジネスだっけ?」と聞き返しました。
そうすると、おばちゃんたちは自分たちがやらないといけないって自ら気づき、営業を始めました。

「すいません。私たちプスタカリ(ネパールのキャラメル)をつくったんですけど、置いてもらえないですか?」

単刀直入(笑)

そうすると、店主のおじさんはこう返してきました。

「プスタカリ?
もううちでも取り扱いしてるからいらないよ

あっさり撃沈。試食だけでもとお願いするも、これも拒否。
さっさと切り替え、2軒目に向かいます。

しかし、2軒目でも同じ結果。またまた撃沈。
気を取り直して3軒目に向かうも、またまた撃沈。

試食どころかまともに話すら聞いてもらえず、大苦戦。

おばちゃんたちの予想外の行動にびっくり!

そんな中でおばちゃんたちが取った行動に僕は驚きました。
なんと、その場に居合わせたお客さんに売り始めたんです。

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一旦、試食してもらい、おいしいと言ってくれたお客さんにその場で営業。
まるで、全く話を聞かない店主に見せつけるように(笑)
1つ5ルピー(5円くらい)と言うと、そのお客さんは10個買ってくれました。

それを見た店主も、さすがに「どれどれ」と試食をしてくれました。
おばちゃんたちのナイスアイデア。

店主のおじさんも、味はおいしいと言ってくれました。
しかし超まともな言葉を返してくれました。

「君たちのプスタカリは登記も商標登録もできてないから置けないよ」

そりゃそうだ。いくらネパールとはいえ、無理だ。
「ネパールならいけるかも!」って思ってた僕が甘かったです。

ということで、登記と商標登録ができたら置いてくれるかというスタイルの営業に切り替えました。 

結果、約20軒中2軒が置いてくれると言ってくれた

そうして、次々とお店を回りました。

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この頃には結構試食してくれるお店も。
食べてくれると「おいしい」という反応をいただける。
ただやはりプスタカリはもうすでに置いているお店がほとんど。

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なかなか置いてくれるというお店は出てきません。
そうなると、またその場に居合わせたお客さんに売りまくるおばちゃんたち(笑)
若いお姉ちゃんたちにも買ってもらえました。

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そうして回ること2時間。
遂にこんなことを言ってくれるお店が。

「君がやってることはすばらしいことだ。
色々登録できたら置いてもいいよ」

僕がわざわざ日本から来たこと。
そして村のおばちゃんたちと一緒にプスタカリづくりをしていること。
そこに共感してくれたおじさんが置いてくれることを約束してくれました。 

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正直、めちゃくちゃきれいなお店で絶対無理だと思ってました。
でも、今までで一番話をしてくれたおじさんでした。
そしてありがたいことに、販路開拓に向けたアドバイスもしてくれたんです。

めちゃ嬉しかった。
自分がしていることがこうして誰かに認めてもらえるって本当に嬉しい。
また連絡することを伝え、その店を出ました。

結局、3時間くらい回り訪ねたお店は大体20軒。
もう1つ置いてもいいよと言ってくれたお店も見つかり、2軒開拓できました。

キャラメルも39個販売。195ルピーの売上を記録

見せつけのようにその場に居合わせたお客さんに売ったキャラメル。
これも39個売ることができ、195ルピーの売上を記録。

朝市で売れたことがまぐれではないことが証明できました。
朝市で売った時の現場を見ていないおばちゃんもびっくり。
本当に売れるっていう事実を目の前で見せるとやはり違いますね。

かつてないほど意欲が出てきたように感じました。

百聞は一見に如かずといいますが、本当にその通り。
協力隊の活動は山本五十六さんの名言によく例えられます。

やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、
ほめてやらねば、人は動かず。

山本五十六.net

人の動かし方の真理なんでしょうが、まさに協力隊の活動そのもの。
協力隊の活動は現地の人が主役。僕らは引き出し役。
自分がいくら頑張っても現地の人が動かないと何も意味がない。

だからこうやって、山本五十六さんの言葉のようにやることが大事。
そのことを改めて感じました。

次回予告:いよいよ会社設立へ動き出すも…

飛び込み営業が終わった後、おばちゃんたちとお昼を食べていたらこんな言葉が。

「次は会社をつくらないとね」

ある程度売れることも分かり、置いてくれるお店があることも分かった。
そのことから出てきたこの言葉。
誰が言うでもなく、おばちゃんたち自らがこの言葉を発した。

そのことに意味があると思うし、個人的にも超嬉しかった。

というわけで、いよいよ会社設立に向けて動き出します。
ところが予想だにしないハプニングが…。

果たして本当に会社を設立できるのか?

次回以降もお楽しみに!

キャラメル物語の過去の記事はこちらから!

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