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稲盛和夫本「生き方」の心が洗われる名言おすすめ15選をまとめたよ

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ナマステ!

日本を代表する経営者といえばこの方。 稲盛和夫さん。 京セラ、KDDIを創業されただけでなく、JALの経営も再建されました。

そんな稲盛さんの本の代表作といえばこちら。 「生き方―人間として一番大切なこと」

かなり有名な本なので今さらおすすめする必要ないかもしれない。 でも、本当に凄まじい本なんです。

その「生き方」の中から、心が震える名言をピックアップしましたので紹介します。

稲盛和夫さん「生き方」のあらすじ

まずはあらすじから。 出版社の公式サイトより引用します。

刊行10年目にして100万部を突破した、不朽のロング・ミリオンセラー!二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊。
夢をどう描き、どう実現していくか?
人間としてもっとも大切なこととは何か?

――サッカー日本代表の長友佑都選手、野球日本代表監督の小久保祐紀氏などトップアスリートも座右の書としてその名を挙げる、「究極の人生論」。

サンマーク出版「生き方」

「究極の人生論」とまで書かれています。 でもそんな言葉に恥じないくらいの名作です。

本のタイトルにもあるように「生き方」について語っています。 なので、どんな人でも一度は読んでおいて損はないですよ。

早速名言を紹介していきます。

(1)人生の目的は「魂を磨くこと」にある

たった一つ滅びないものがあるとすれば、それは、「魂」というものではないでしょうか。
死を迎えるときには、現世でつくり上げた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、魂だけ携えて新しい旅立ちをしなくてはならないのです。
ですから、「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。

誰もが一度は考えたであろう人が生きる目的。 稲盛さんはそれについて、「魂を磨くこと」と答えています。 生まれたときの自分より、ちょっとでも良い自分になれるように毎日を過ごす。

これはこの本のキーワードになる部分です。

(2)人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

人生をよりよく生き、幸福という果実を得るには、どうすればよいか。
そのことを私は一つの方程式で表現しています。
それはつぎのようなものです。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

能力とは、才能などの先天的な資質。 熱意とは、情熱や努力する心などの後天的な資質。 考え方とは、心のあり方や生きる姿勢を指し、唯一マイナスにもなるもの。

よって考え方が一番大事ですね。 いくら能力や熱意があっても、考え方がネガティブではマイナスのものが生まれる。

ポイントは足し算ではなく掛け算であること。 よって、どれか1つでも0のものがあってはだめってことですね。

(3)まずは思うこと。「思い」は人生の種

心が呼ばなければ、やり方も見えてこないし、成功も近づいてこない。
だからまず強くしっかりと願望することが重要である。
だれの人生もその人が心に描いたとおりのものである。
思いはいわば種であり、人生という庭に根を張り、幹を伸ばし、花を咲かせ、実をつけるための、もっとも最初の、そしてもっとも重要な要因なのである―。

まずは自分の「思い」がスタートであり原点。 「思い」がなければどんなことも成し遂げられない。

ただし願望を成就につがげるためには、並みに思ったのではダメです。
「すさまじく思う」ことが大切。
漠然と「そうできればいいな」と思う生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。
それほどまでひたむきに、強く一筋に思うこと。
そのことが、物事を成就させる原動力となるのです。

人並みレベルの「思い」ではなく寝ても覚めても思えるか。 それくらい強烈に思うことが大事なんですね。

読んでいると、自分の「思い」はまだまだ弱いなって思わされます。

(4)「見える」ものは成就する。「見える」ようにする

すみずみまで明瞭にイメージできたことは間違いなく成就するのです。
すなわち見えるものはできるし、見えないものはできない。
したがって、こうありたいと願ったなら、あとはすさまじいばかりの強さでその思いを凝縮して、強烈な願望へと高め、成功のイメージが克明に目の前に「見える」ところまでもっていくことが大切になってきます。

まだ自分の思っていることがすみすみまで見えないなら、思いが足りないってこと。 何度も何度も考えながら「見える」ところまで考え抜くことが大切。

(5)「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。

アイデアを出すときは大胆に自由に考える。 具体的に計画する時には細心の注意を払う。 実行に移す時は思い切ってやる。

(6)自分に起こるすべてのことは、自分の心がつくり出している

浮き沈みの激しい人生を送り、自分の運命は自分の手で切り開いてきたと思える人でも、その山や谷、幸不幸はみんな自分の心のありようが呼び寄せたものです。
自分に訪れる出来事の種をまいているのはみんな自分なのです。

なんとか就職した会社がオンボロ会社で同期と愚痴ばっか言い合う日々。 そんな同期も自分以外全員辞めたところで吹っ切れて仕事に精を出す。 そうすると、仕事で成果が出るようになり生きがいさえも感じるようになった。

そんな稲盛さんご自身の経験から語っているので説得力があります。

(7)「人間の能力は無限だ」今できなくても大丈夫

いっけん無理だと思える高い目標にもひるまず情熱を傾け、ひたむきな努力研鑽を惜しまない。
そのことが私たちの能力を、自分自身もびっくりするほど伸長させる。
あるいは眠っていた大きな潜在能力を開花させるのです。

ですから、できないことがあったとしても、それはいまの自分にできないだけであって、将来の自分になら可能であると未来進行形で考えることが大切です。
まだ発揮されてない力が眠っていると信じるべきなのです。

いまできなかったとしても、それは「いま」できないだけ。 この先の自分になら絶対にできる。 根拠があろうがなかろうが、いつでもそう思える自分でいたい。

(8)今日1日を真剣に生きれば、自然と未来は見えてくる

今日一日をないがしろにせず、懸命、真剣に生きていけば、明日は自然に見えてきます。
その明日をまた懸命に生きれば一週間が見えてくる。
その一週間を懸命に生きれば一カ月が見えてくる…
つまり、ことさら先を見ようとしなくても、いまという瞬間瞬間に全力を傾聴して生きることによって、そのとき見えなかった未来の姿がやがて自然に見えるようになってくるものです。

今でこそ大企業になった京セラ。 でも世界一の会社にすると、社員が100人規模のときから稲盛さんは繰り返し語っていました。 そして、一日一日を積み重ねて本当に大きな会社になりました。

未来を嘆く暇があるなら、目の前にある1日を懸命に生きよう。

(9)迷ったら「人間として正しいのか」を考える

人間として正しいか正しくないか、よいことか悪いことか、やっていいことかいけないことか。
そういう人間を律する道徳や倫理を、そのまま経営の指針や判断基準にしよう。
経営も人間が人間を相手に行う営みなのだから、そこですべきこと、あるいはしてはならないことも、人間としてのプリミティブな規範にはずれたものではないはずだ。
人生も経営も、同じ原理や原則に即して行われるべきだし、また、その原理原則に従ったものであれば、大きな間違いをしなくてすむだろう―そうシンプルに考えたのです。
判断の基準はつねに、自分の胸に手を当てて、「人間として正しいかどうか」におくべきなのです。
なぜなら、それは国境を超えた普遍性を有するため、多少の文化的な衝突はあっても、根っこのところでは、かならず彼らも理解してくれるからです。
人の上に立つリーダーにこそ才や弁でなく、明確な哲学を基軸とした「深沈厚重」の人格が求められます。
謙虚な気持ち、内省する心。「私」を抑制する克己心、正義を重んじる勇気。
あるいは自分を磨き続ける慈悲の心…
ひと言でいえば、「人間として正しい生き方」を心がける人でなくてはならないのです。

本当にシンプルで分かりやすい。 人間としての正しさを基準にすれば、道を大きく外れそうになっても大丈夫ですね。 そして、人の上に立つ人間こそ、「人として正しい生き方」をしているかを問われます。

(10)私たちは「価値がある」から生きている

天地自然は、この宇宙で必要であるからこそ、私たちを生存させています。
だれ一人、何一つ偶然に生をうけたものはなく、したがってムダなものはこの世にはいっさいありません。
大宇宙から見れば、ひとりの人間の存在などほんとうにちっぽけなものかもしれません。
しかし、どれほど小さなものであろうと、われわれはみんな必然性があってこの宇宙に存在している。
どのように小さな、とるに足らない生命といえども、また、無生物であろうとも、宇宙が「価値がある」と認めているからこそ、存在しているのです。

勇気が湧き出てくる名言。 僕らはみんな「価値がある」もの。 誰1人として価値のない人はいない。

(11)働く喜びに代わる喜びはこの世にはない

仕事における喜びというのは、飴玉のように口に入れたらすぐ甘いといった単純なものではありません。
労働は苦い根と甘い果実をもっているという格言のとおり、それは苦しさやつらさの中からにじみ出してくるもの。
仕事の楽しさとは苦しさを超えたところにひそんでいるものなのです。

だからこそ、働くことで得られる喜びは別格であり、遊びや趣味ではけっして代替できません。
まじめに一生懸命仕事に打ち込み、つらさや苦しさを超えて何かを成し遂げたときの達成感。
それに代わる喜びはこの世にはないのです。

苦しさを乗り越えて生まれた喜びは確かにハンパない。 仕事はそういう意味では味わいやすいのかもしれません。

(12)広い視野で「利他の心」を実践

「利他の心」とは、仏教でいう「他に善かれかし」という慈悲の心、キリスト教でいう愛のことです。
もっとシンプルに表現するなら「世のため、人のために尽くす」ということ。

「利他の心」で世のため、人のために尽くすことは大事なこと。 でも、小さな単位の利他だと、大きな単位から見ると利己になります。

低いレベルの利他にとどまらないためには、より広い視点から物事を見る目を養い、大きな単位で自分の行いを相対化して見ることが大切になってきます。
たとえば会社だけ儲かればいいと考えるのではなく、取引先にも利益を上げてもらいたい、さらには消費者や株主、地域の利益にも貢献すべく経営を行う。
また、個人よりも家族、家族より地域、地域より社会、さらには国や世界、地球や宇宙とへと利他の心を可能なかぎり広げ、高めていこうとする。
すると、おのずとより広い視野をもつことができ、周囲のさまざまな事象について目配りができるようになってくる。
そうなると、客観的な正しい判断ができるようになり、失敗も回避もできるようになってくる。

より大きな単位で利他になっているか、視野を広げることが大切です。

(13)これからの時代はは「足るを知る」

私は、これからの日本と日本人が生き方の根に据えるべき哲学をひと言でいうなら、「足るを知る」ということであろうと思います。
また、その知足の心がもたらす、感謝と謙虚さをベースにした、他人を思いやる利他の行いであろうと思います。
私たちが地球という船もろともに沈んでおぼれないためには、もう一度、必要以上に求めないという自然の節度を取り戻すほかはありません。
神が人間だけに与えた知性を真の叡智とすべく、自らの欲望をコントロールする術を身につけなくてはならないのです。
すなわち「足るを知る」心、その生き方の実践が必要になってきます。
いまもっているもので足りる心がなかったら、さらに欲しいと持っているものを手に入れたところで、けっして満足することはできないはずです。

ライオンは満腹だったら獲物を捕らない。 日本人は経済的な豊かさを追い求め、便利だけど地球に負荷がかかる生活を手に入れました。 でも、これ以上そんな生活はできない。

だからこそ、今あるもので満足する心が大事なんです。

(14)自分の運命も自分次第で変えられる

ここで大事なのは、因果応報の法則のほうが運命よりも若干強いということです。
人生を律するこれら二つの力の間にも力学があって、因果律のもつ力のほうが運命のもつ力をわずかに上回っている。
そのため私たちは、もって生まれた運命でさえも-因果応報の法則を使うことで-変えていくことができるのです。

したがって、善きことを思い、善きことを行うことによって、運命の流れを善き方向に変えることができる。
人間は運命に支配される一方で、自らの善思善行によって、運命を変えていける存在でもあるのです。

これまた非常に勇気づけられる言葉。 因果応報の法則は長期的な視点で効いてくるもの。 焦らずにやるべきことをやり続ければ運命だって変えられる。

(15)宇宙と調和する

森羅万象あらゆるものを成長発展させよう、生きとし生けるものを善の方向へ導こう-それこそが宇宙の意志であり、いいかえれば、宇宙にはそのような「愛」「慈悲の心」が満ちている。
したがってその大いなる意志(愛)に沿い、それと調和するような考え方や生き方をすることが何よりも大切なのです。
善き思いや善き行いはそのまま、善へ向かう宇宙の意志を満たすことですから、そこからよい結果、すばらしい成果がもたらされるのは当然のことです。

これまたシンプルな原則。 宇宙という大きな流れに逆らわずに、その流れに身を重ねることができれば必然と成果は出る。

感想:「結果」よりも「過程」を楽しむ「生き方」をしたい

f:id:kei-lmnop:20160515165500j:plain 改めて振り返ると、本当に壮大な本ですね。 この本を読んで、僕は「結果」よりも「過程」を楽しみたいと思いました。

稲盛さんは、最後の方で因果応報の法則を述べている。 因果応報ってのは超シンプル。 「結果」には必ず「原因」があるってこと。

自分が望む結果を出せていない? それはその結果にふさわしい原因を作れていないから。 たったそれだけのこと。

結局、過程である、自分の努力が足りていないだけなんです。 だって自分に起こることすべてのことは自分の心がつくりだしているから。 だから望んでいる結果が出なくて、落ち込む暇があったら過程を見直せってこと。

そしてやるべきことをやって、過程を大事にしたら結果はついてきます。 それくらい余裕と自信を持って、やるべきことに全力で取り組みたい。

もう1つ言うなら、過程こそが人生じゃないですか。 夢とか目標とか、出したい結果を出すまでの道のりが人生。 だから、結果が出るまでの人生を楽しみながら生きていきたい。