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気づけばもう6月です。
当初の予定ではネパールへの出発は7月2日。

ただ知っての通り、4月25日にネパールでは大地震が起きてしまいました。
それを受けて、「ネパールに派遣されるかは分からない」ということをこのブログでも書いてきました。

それに関して、ようやくJICAから派遣についての説明があったので、その旨について書きます。

出発時期・任国ともに変更なし。ただし…

結論、予定通り、ネパールに派遣されます
出発日も当初から変更なしの7月2日。
少しは遅れるかもと思っていましたが、予定通りとなりました。

大きな要因としては、ネパールで地震発生後も治安に不安がないことが挙げられます。
日本と同様っていうのはさておき、ネパールでは暴動や略奪が起きていないんです。

「ならよかったやん!」って思うかもしれませんが、1つだけ変更になったことがあります。
それはネパール国内での配属先です。
当初行く予定であったシンドパルチョーク郡のチョータラという場所から変更になることが伝えられました。

シンドパルチョーク郡は今回の地震で深刻な被害を受けている地域です。
この記事によると、僕の配属先だったチョータラの家屋の9割は倒壊しているらしい。

ネパール地震、カトマンズの北東で大きな被害 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News

ボランティアの僕らが活動できる状況ではないうえ、精神的に大きなショックを受けるくらい壊滅していると言われました。

チョータラの皆さんが心配過ぎる

このブログでも書いていますが、僕は昨年の12月にネパールに下見に行きました。
その時、チョータラの村も幸運にも訪れることができました。

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記事に載せた写真を見てもらえれば分かりますが、山の上にあって景色がとても綺麗な場所でした。
「こんな場所で2年間も働けるなんておまえは幸せなやつだな!」ってネパール人の友人にも言われたくらい。
そのチョータラに僕は行くことができない。

チョータラのみなさんがより一層心配になった。
奇しくもJICAから連絡を受ける前日に、チョータラで出会った女の子の家の写真が送られてきた。

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もとの家の形を知っている僕としては、ショックすぎる1枚。
煉瓦造りだったけど、そんなに貧弱な家じゃなかったのに。

僕の配属先の事務所。

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ここも全壊したらしい。

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歓迎してくれた少年たちも無事だろうか。
お世話になった皆さんがどんな暮らしを送っているか心配でたまらない。

ボランティアってなんなんだ?でも…

もう1つ思ったのは、ボランティアってなんなんだってこと。
チョータラが壊滅的な被害になっているのであれば、どんな形であれ人手が必要なはず。
でもそこには僕らは派遣されない。

「ボランティアの皆さんの安全を確保するため」ってのは分かる。
でも、それで本当にいいのかなって率直に思ってしまった。

本当に必要とされるところに行けないもどかしさ。
一体ボランティアってなんなんだろう。

同期の隊員からは「そこで無理に僕らが行って、病気やケガをするくらいなら行かないことも立派な選択の1つ」と言われた。
確かにそうなんだろう。でもやっぱりこのもどかしい気持ちは残っている。

かといって、仮に今のチョータラに派遣されたとしても僕に何ができるのかは分からない。
そして、何か役に立つことができるかと言われたら自信も正直ない。
できるのは瓦礫撤去くらいだと思う。

緊急支援ができる医療技術もないし、村の復興に必要なスキルや知識があるわけでもない。

行きたいっていう気持ちはある。
でも、行けたとしても何ができるか分からない。

任地変更を聞いたときはそんな複雑な気持ちだった。

ネパールに行けること自体を喜ぼう

そんなもどかしさを抱えているけど、今はもう切り替えることにした。
いくら僕があれこれ言っても仕方ないってのもある。
でも何よりも、ネパールに行けること自体をもっと喜ぼうと今は思っている。

確かに任地はチョータラではなくなったかもしれない。
でも、ネパールに行くことさえできれば、チョータラの人達にできることはいくらでもあるはずだから。
正式発表はまだだけど、新しい任地もカトマンズ近郊になりそうで、そうなればチョータラにも行ける距離。

すぐに行くことは無理かもしれないけど、必ずできることはある。
それこそ僕がこのブログでも何回も言っていること。

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またこのチョータラの美しい夕日が見れるように、今できることをやろう。