「そうだ、葉っぱを売ろう!」上勝町の葉っぱビジネスがすごすぎる理由

★今月の一押し記事!

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僕がいつも読んでいる、青年海外協力隊の宮崎大輔さんのブログを見ていたら面白そうな本を見つけました。
(元記事:青年海外協力隊が夢という人に!必ず国際ボランティア活動の役に立つおすすめの25冊の本

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

「そうだ、葉っぱを売ろう!」

徳島県上勝町という田舎町を「つまもの」と呼ばれる葉っぱで、地域を活性化していく物語です。
なんとこの葉っぱを売る事業を始めて、売上高が2億円以上。すごい。
つまものっていうのは、刺身とか和食を食べる時に、料亭とかで出てくる葉っぱのこと。写真にある大葉とかが有名ですね。

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この本が非常に良かったんです。
青年海外協力隊でネパールに2年間行きますが、非常に勇気づけられる内容でした。
その部分を共有したいと思います!

「葉っぱビジネス」の仕組み

上勝町で行われている「葉っぱビジネス」。
「つまもの」を売るということは分かりましたが、それでどうして地域が活性化するのか。
その仕組みを解説します。

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ちきりん「マーケット感覚を身につけよう」より引用

まず「葉っぱビジネス」を行なっているのが「株式会社いろどり」です。
いろどりは、市場からつまもののオーダーを受注します。
そして受注した商品を注文表にして、ウェブサイトに公開します。

そのウェブサイトを上勝町のおばあちゃんたちがクリックして受注します。
受注した商品をおばあちゃんたちが山で採集して、いろどりへ納品。
これが「葉っぱビジネス」の仕組みです。

このビジネスがすごいのは、社会貢献的なインパクトもあるところ。
70・80代のおばあちゃんたちが生きがいを持って働けるようになりました。

そもそも葉っぱなので、高齢者にも優しい。
ただそれだけでなく、市場の原理を適用し、おばあちゃんたちの主体性に働きかける仕組みになっています。
クリックして受注するのも早い者勝ち。イキイキして働けないわけがないです。

元気な高齢者がイキイキすれば、町は自然と活性化してきます。
これが、「葉っぱビジネス」の仕組みなんです。

「葉っぱビジネス」のすごすぎるインパクト

舞台は徳島県の上勝町でまさに日本の地方。
しかも課題山積みの町でした。

過疎化:人口約2000人弱で、人口が57年で約1/3に減少

高齢化:65歳以上の人口が48%で、2人に1人は高齢者

山林 :面積の9割近くが山林で平坦な場所は少ししかない

農業 :農家率は約51%でメイン産業は農業

※データは本書で紹介されている2005年時のものを引用

そんな町で葉っぱビジネスをやるようになった成果がこちら。

年間売上高は約2億6000万円(2005年時)

・Iターン、Uターンを行なう人が続出し、過疎化に歯止めがかかる

・高齢者が働くことで健康状態が良化し、医療費削減

すごいですよね。しかもそれが葉っぱっていう特別なものじゃないところにより凄さを感じます。

僕は本を読んでいて、途中からなんだかネパールっぽいなと思い始めました。
ネパールは僕が青年海外協力隊として赴任する国。
過疎化、高齢化というのはネパールには該当しないかもしれないけど、停電が頻発するなどハンデを抱えている点では一緒。

さらに、山林ばっかでメインは農業なんてところはもう完全に一緒ですね。
僕が派遣されるところも、標高1700mの高いところにあって全然平地がなかった。
農業開発省で農家支援をやるのが僕のミッションなんで、農業がメインってところも同じ。

日本のおじいちゃん、おばあちゃんたちがこれだけできるなら、人口ピラミッドが日本と正反対のネパールでできないはずがない。
そんな風に感じました。

株式会社いろどりの横石知二さん:抱える欠点は自分にしかない強みに変えられる

この共通点だけでもすごく勇気づけられましたが、極めつけは著書の横石さんのこの言葉でした。

マイナスと思われている面を指摘されても、へこんでいてはダメなのだ。

「葵のご紋」*づくりで、自分たちの強い面を前に打ち出し、欠点を長所に変えていくことが大事だ。

「こんな山の中」だからこそ、きれいな水と空気に恵まれている。

「高齢者ばかり」だからこそ、「彩」はおばあちゃんたちの知恵で成功した。

こういうふうに見ていけば、「山奥の超田舎」といわれるほうが、むしろ個性が強くて長所になる点はいっぱいある。

自信を持つことが、いかに大きいか。

*水戸黄門で格さんがいいところで取り出す印籠についているあれです。

これを出されたら相手が負けって言うくらい、自分の商品の強みを前面に出すことの喩え。

これを読んで、ネパールでも何か面白い事業ができるんじゃないかって強く思いました。
停電ばっかりだし、アジア最貧国だなんて言われてるけど、そんな環境だからこそ独自性を出せる。
その独自性を極めていけば、必ずそれは強みや魅力に変えていける。

それを実践しているから、山しかない上勝町でこれだけのビジネスができているわけです。
そして、それがこの「葉っぱビジネス」が本当にすごい部分です。

そんな風に思わせてくれた本でした。頑張るぞ!

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

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