Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

ネパールの「負のスパイラル」を断ち切る教育支援が熱すぎる

B.ネパール B7.教育

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ナマステ! 途上国の子どもたちへの教育支援を行なっているNPO法人e-Educationさんが新プロジェクトを開始しました。

しかも場所はネパールです!

ネパールの教育の問題点に着目した必要とされるプロジェクトになっています。 プロジェクトの開始と同時に、クラウドファンディングもスタート。 そこで、今回はプロジェクトの内容を簡単に紹介したいと思います。

ネパールプロジェクトの概要

クラウドファンディングサイトに書かれているプロジェクトの内容はこちら。

moon-shot.org

簡単にまとめると以下のような内容になります。

・もともと開発が難しく、教育格差のあったネパール
・そこに4月に大地震が発生し、160万人以上の子どもが教育を受けられなくなった
・本格的な復興を進めるに当たり「教育」という中長期的な支援が必要
・ネパールにおける最も大きな教育課題は、公立学校と私立学校の学習環境の格差
・特に人生を左右するSLCという試験の合格率が雲泥の差(公立20%・私立90%)
・解決策として、「最高の授業」を映像化し、DVDやUSBにして地方の公立モデル校に展開

ネパールにいる僕としては、非常に共感できる良いプロジェクトだと思います。

私立と公立・都市部と地方で学校間に大きな格差がある

ネパールでは私立と公立の学校・都市部と地方の学校では教育環境が全然違います。

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カトマンズにある私立の学校なんかはあんまり日本の公立と変わらない感じがします。 もちろん教室とか施設面では日本の公立ほど綺麗ではないですが、勉強するには十分です。 街中にあるだけにスクールバスで通学をする学校も多いので通いやすい。

実際に授業してみた経験はこちらをどうぞ!

www.keikawakita.com

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対して地方の学校。 この木材の建物が学校です。全然違いますね。 ましてや山の中なので、スクールバスもない。 通学に2~3時間かかる子がいることも珍しくないそうです。

それに加えて、電気の問題もあります。 首都カトマンズも輪番停電が常にあって電気は安定していないですが、地方はそもそも電気なんてないところも。 電気がなかったら、夜勉強したくてもなかなかできません。

そういった大きな教育格差があるのがネパールです。

教育格差がもたらす負のスパイラル

その教育格差が結果として何につながるか。 「自分の子どもまで質の高い教育を受けることができない」という負のスパイラルです。

クラウドファンディングのページの文章を引用します。

地方の公立学校に通う子どもたちは、学校で良い教育が受けられない、SLCを合格することができない、良い仕事に着くことができない、自分の子どもも良い教育を受けられない、という負のスパイラルから抜け出せない状態にいます。

一方で都市部の私立学校に通う子どもたちはこれとは正反対のことが起こります。 良い教育が受けられる、SLCに合格できる、良い仕事に就くことができる。 だから、自分の子どもも良い教育を受けられる、と。

今の状態のままでは、両者の差は広がるばかり。 またネパールという国全体を良くしていくためにも、厳しい環境にある地方の公立学校の教育レベルを上げていかないといけない。 要は、どこかで負のスパイラルを断ち切らないと格差は拡大していくだけです。

負のスパイラルを断ち切る「映像授業」

その負のスパイラルを断ち切るために何をするか。 それが「最高の授業」を撮影した映像授業です。

都市部の学校に勤めている教え方の上手な先生の授業を撮影して映像化する。 その映像化した授業をDVDやUSBで地方の学校に届けていく。

その授業を見た子どもたちは成績が向上していく。 それだけでなく、その映像を見た地方の学校の先生たちも授業のレベルを上げていく。 その結果、最終的には教育格差がなくなっていく。

そういった流れをつくるために、映像授業を展開していくそうです。

プロジェクトのゴール:地方のモデル校で成功事例を作る

とは言っても、プロジェクトは立ち上がったばかりです。 なので、第一歩として、カブレという地方にあるモデル校で成功事例を作ることがまず第一の目標です。 カブレの子どもたちがSLCで高得点を取れるような状態にすること。

これができれば、プロジェクトを拡大し、更に他の地方の学校にも活動を展開することができます。 何せ文部大臣にも会ってこんな言葉までいただいてますからね。すごい。。

ネパールの公教育の改善に向けて、文部大臣ともディスカッションを行っています。
「公立学校において、正規の授業中に活用する教材として位置づけたい」というお言葉を頂いています。

1つ目の成功事例を作ることができれば、文部省の後押しを受けて、一気に展開できるかもしれませんね。

負のスパイラルを断ち切る支援をしませんか?

ネパールの国の課題ともいえる教育格差。 この格差によって生まれる負のスパイラルを断ち切りませんか?

moon-shot.org

僕も僅かながらですが、支援をしました。 もし賛同いただける方がいたら一緒に応援しましょう!