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青年海外協力隊の書類選考で書く前にまず考えてほしいこと

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青年海外協力隊の春募集ですが、4月1日(水)~5月11日(月)までとなっています。 まだまだ期日までは時間がありますが、人によってはそろそろ提出書類を書き始める頃ですね。 でも、ちょっと待った! 書き始める前に、絶対に考えて欲しいことがあります。

採用担当の立場で「採用したい人物象」を考える

何かというと、採用される人はどんな人なのかということ。 就活的な言葉で言うと、「求める人物像」。 これを自分が採用担当になったつもりで、どんな人を採用したいかをまず考えることが一番大事です。

これが事前にしっかりできているか、できていないかで全然変わってきます。 的がどこにあるか分かっていない状態で弓を射ってもなかなか当たらないと同じで、どういう人材が青年海外協力隊になるのかということを考えずに書類を書き始めても、なかなか選考に通る確率は上がらないと思います。

ところが、青年海外協力隊を運営するJICAは残念ながら、「求める人物像」を明確に出していません。 なので、ここは自分で考えるしかありません。

ということで、青年海外協力隊事業が抱える課題が何なのかを調べてみました。 企業で言えば、人材の採用と企業の課題は非常に密な関係であるからです。 (例えば、海外事業を伸ばすことが課題だから、海外事業をやった経験がある人材や語学堪能な人材を採用する)

調べた結果、僕が考えた課題はこんなものでした。

■事業縮小の危機
・事業としての有効性が問われている(成果に対する責任を特に追わない)
・事業仕分けの対象となり、予算も縮小の傾向
・2009年以降、派遣者数が著しく減少
・途上国からの要請に対してどれだけ隊員を派遣できたかという充足率も40%を切っている(H24年度)

参考:JICAボランティアHP「事業実績/派遣実績」「よくある質問」立法と調査2011.7「青年海外協力隊事業の再構築に向けて~開発支援と人材養成との両立を目指して~」

事業縮小の危機を2つの側面に分けると(1)コストに見合った成果を出せているか疑問視(2)後継ぎ人材の不足 に分けられます。 よって、僕がJICAの採用担当者だったら、任地でしっかり成果を出せる人協力隊の魅力を発信し続けられる人が欲しいだろうという考えに至りました。 これが、JICAの「求める人物像」だと考えました。

それぞれの要素を詳しく見ていきます。

自分の意見(1)任地で成果を出せる人

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1つ目。任地でしっかり成果を出せるか。 当たり前っちゃ当たり前ですね(笑)でも、めちゃくちゃ大事です。 ポイントとしては、 「今まで●●をしてきた⇒だから任地で活躍するのに必要な●●な能力がある⇒だから私は活躍できる」 っていう論理になっていればいいと思います。

そのためには、応募しようとしている職種に求められる能力を把握することが必要です。 まずはそれぞれの職種について、JICAが出している資料を見てみましょう。 例えば、コミュニティ開発の場合は、こんな感じです。 一番曖昧な職種なのでなかなか理解に困ると思います。

参考までに僕の例を挙げます。こんな解釈をしました。 コミュニティ開発とは「地域の人との対話を通じて、その地域や人々が抱える課題の発見して、その課題解決を通じて地域の活性化を図る仕事」だと。

そんな経験してきてないかなって過去の自分を振り返っていましたが、ふと気づきました。 幸運なことに、当時会社勤めをしていた僕は、コミュニティ開発と全く同じ役目の仕事をしていたんです。 それは人事の仕事です。

人事っていうと、採用がメインの仕事と思われがちですが、どちらかというとメインは研修企画や労務管理、風土活性化など社内の社員を対象にした業務がほとんどです。 工場のおじさんとコーヒーを飲みながら会話をして、職場の課題を聞き出す。 聞き出した課題をどうすれば解決できるかを、おじさんたちと一緒に考えながら動いていく。

まさにコミュニティ開発!(笑) ということで僕は当時担当していた仕事が、いかにコミュニティ開発の仕事と関連しているかを中心に書きました。

自分の意見(2)協力隊の魅力を発信できる人

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もう1つは協力隊の魅力を発信できる人です。 というのも、協力隊の応募者は年々減っており、途上国の要請に対して必要な人材を派遣できていない状況が続いています。 要は、人材が不足しているということです。 そこで、帰国後にしっかりと自分の経験を伝え、協力隊の魅力を発信できる人が必要だなと思いました。

また僕の例を挙げると、これまたいい感じでアピールできる経験がありました。 学生時代に「早稲田大学学生留学アドバイザー」という留学支援のボランティア団体で活動をしていた経験です。 これは留学の魅力をイベントやフリーペーパーを通して発信するという団体だったので、自分が協力隊になってもきっとそういう活動をしてくれるだろうなと思ってくれる経験です。

そんな経験がないなって人も大丈夫です。 今は、派遣中でもブログやFacebookなどを通じて、現地や活動の様子を誰でも発信できる時代です。 そういった手段でアピールすることもできます。

人物像を明確にする=合格への最大の近道

上記の2つの要素が、青年海外協力隊の「求める人物像」であると考えて、その人物像を連想させるような内容を書類に書きました。 もちろん、自分なりの考えベースなので、これが正確に合っているか分かりませんが、JICAボランティア事業の目的を見る限り、さほど外れていない気がします。

<JICAボランティア事業の目的>
(1)開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
(2)友好親善・相互理解の深化
(3)国際的視野の涵養とボランティア経験の社会還元

JICAボランティアHP「JICAボランティアの事業概要」

もう一度言いますが、大事なのは「求める人物像」を明確にすることです。 自分なりの考えでいいです。正解はJICAの社員にならない限り、分かりません。 人物像がよほど見当違いなものでない限り、その人物像を連想させる内容が書けていれば、間違っても悪い印象は与えません。

なぜなら、あなたが書いたその書類は、読んでいてスッキリと筋が通る、きれいな書類になっているはずだからです。 大抵の書類は読んでいても筋が通らないことが多いです。 なので、それだけでも立派なアピールになると思います。

書き始める前に、まずは考えてみてください。

100人限定!僕が実際に提出した応募用紙&職種別試験問題を無料プレゼント

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1次選考の書類選考で僕が実際に提出した書類を無料でプレゼントします。 ただし100名限定ですのでお早めに! 中身はこんな感じ。

・応募用紙:なぜ青年海外協力隊を志望するかなどの設問。全職種共通
・職種別試験問題:コミュニティ開発の適性を見る設問。

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