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所得を上げなくてもいい?貧困削減のもう1つのアプローチの方法

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またまたコミュニティ開発研修での学び。

青年海外協力隊の「コミュニティ開発」は活動内容が一番多岐に渡ります。 だから、定義もこんな感じでざっくり(笑)

コミュニティ開発は、地域に住む人々とともに、住民が望む生活向上や地域の活性化に寄与することを目的としています。

JICAホームページ「専門の資格が求められない職種」

実際にやる内容としては、井戸を掘る人もいれば、村の手工芸品の売り方を考える人もいれば、僕みたいに農業関係に従事する人もいる。 その中でもよく見かけるのは「所得向上」というキーワードが入った活動内容。 その大きな目的にあるのは、貧困削減。可処分所得を増やして、いかに生活を良くするか。

でも今回のコミュニティ開発研修で、貧困を削減するなら、所得向上だけがやり方じゃないということを学びました。

「コストを下げる」というアプローチもある

貧困削減を事業の利益に置き換えると分かりやすいです。 事業の利益を上げるためにはざっくりいうと方法は2つ。

1つは、売上を上げること。 もう1つは、コストを下げること。

両方を同時に実現できたら最高ですが、どっちかを実現するだけでも利益は上がります。

売上を上げようとするのは、貧困削減で言えば、所得向上のアプローチ。 僕なんかはそうでしたが、貧困から脱出するためにはそれしか方法がないと思っていました。

でも、「コストを下げる」っていうアプローチの仕方もあるんです。 例えば、何にお金を使っているかを見える化して、どこを削るかを考えるとか。 例えば、各農家でバラバラで購入していた物を共同で買って仕入れコストを下げるとか。

これはかなりの盲点でした。

大切なのは手段に拘らずに、最適な手段を選ぶこと

もう1つ教わったこと。 それは所得向上のアプローチはリスクが高いということ。

例えば、何か村の名産品を売ることで所得向上をしようとする。 でも、その名産品を売るって言うところまで行くには、商品を企画して、つくるっていうプロセスが必要。 時間をかけて企画して、つくって、さあ売りに行こうって市場に出たら全然売れない…なんてこともよくあるらしいのです。

そう考えると、コスト削減のアプローチはかなりリスクが低い。 っていうのも今の生活を改善するところから始めるから、新しく何かを買ってくる必要もないし、時間もかからない。

先生は最後にこんなことを言っていました。

要請内容に、「手工芸品」って書いてあったとしても、別のアプローチの方が有効だと思ったらそっちをやればいい。 それができるのが、専門性・技術がないコミュニティ開発ならではの特徴。 自由な発想で何が現地にとってベストなのかをしっかり考えた上で、活動してほしい。

要は手段に拘るなということ。 村の暮らしを良くするっていうゴールは変わらない。 だったら、どっちのアプローチが有効なのかを見極めることが必要なんだというお話でした。

僕は会社の中でもスタッフ部門にいます。 スタッフは基本的にコストがかかるだけので、何をやるにしてもいかにコストをかけずにやるかは考えないといけない環境でした。 なので、その経験を活かせたらいいなと思いますが、大切なのは、どっちのアプローチが効果的かを判断すること。

いい学びを得ることができました。