僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

海外で働きたい人必見!「英語」や「専門性」よりも大事なこと

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海外で仕事をする人に絶対に読んでほしい本を紹介します。 最近、良書に巡り合えて幸せです。

日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの

日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの

ソニーで約20年間、合計9か国に駐在された糸木さんが書かれた本です。 行かれた国は、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国! アジアもヨーロッパも先進国も途上国も入ってます。 正直羨ましい!(笑)なぜなら、僕が社会人になる前に描いていた理想そのものだから!

「最高の仕事」という言葉がタイトルの中に含まれていますが、その定義を糸木さんはこんな風に仰っています。

「最高の仕事」とは、財務的な成果が最高という意味ではありません。
現地の人々と一体になって任務をやり遂げる。
しかも楽しみながらやり遂げる
という意味であり、海外で仕事をする上での理想を表わしています。

こんなこと書かれたら出だしから期待しないわけにはいきません! そんなワクワク感を持って読んでみましたが、期待以上の本でした。

海外で仕事をするなら一番必要なのは「文化を知ること」

さすがに9か国も海外駐在を経験した方だけに、学びがてんこ盛り! また順に紹介していきますので、今回は最も印象的だったことを1つだけ紹介。

駐在時の仕事や生活の様子が各国に分かれていて、すべてストーリー仕立てになっている。 各国で繰り返し出てくるのが、糸木さんが現地の文化を起点に、現地の人の信頼を得て、ビジネスで成功を収めていく様子。

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インドでは、インド映画通になったことがきっかけで、版権を持つ大手の現地会社社長に気に入られ、インド映画の版権をタダで獲得。 ルーマニアでは、「チョルバ・デ・ブルタ」というスープ料理に詳しくなり、社員やビジネスパートナーとの距離を詰めることに成功。 ベトナムでは「美しい音」という現地の歌謡曲をカラオケで歌えるレベルまでマスターし、その歌を歌う有名歌手を紹介してもらう。 それがきっかけで、コマーシャルに起用することに成功し、ベトナム国営放送が選ぶ「今年の10大ニュース」の第10位にそのCMがランクイン。

海外で活躍するのに何が必要か?ってなると語学力や、専門性の高い知識やスキルが思い浮かぶ人が多いはず。 でも、糸木さんは海外で成功されてきた理由をこんな風に語っています。

歌でも映画でも料理でも、どんな文化の一端であっても、関心と敬意を払って深く掘り下げること-いわば「極める」ことで、思いがけないチャンスが得られるのではないでしょうか。

「文化を知る」=「現地の人を知る」

なぜ文化なのかについても、答えを出してくれています。

文化とは、人々がその感性や価値観や信条を長い時間をかけて積み上げ、洗練させ、凝縮したものです。
ですから、「文化を知る」ことは「人を知る」ことと言えます。だからこそ、マネジメントにさまざまな形で役立つのです。

まさに目から鱗!自分の中で考え方が一気に変わりました。 もちろん、言葉や専門的なスキルも大事だと思う。

でも言葉は文化にどっぷり浸かれば、自然と覚えてくる。 専門的なスキルは役立つものだけど、現地との信頼関係っていう土台があって初めて成り立つもの。 一緒に働くのは人間。やっていることが正しくても、人間関係ができないと人は動いてくれない。

ただし、現地の文化をすべて肯定しようとする必要はありません。 例えばここネパールでも「カースト制度」が原因で階級差別がまだ残っています。 だから、大切なのは、「肯定」するよりも「尊重」すること。

現地の文化を尊重するということは、何もそのすべてを肯定することではありません。
世界は多様性に満ちており、さまざまな「違い」は厳然として存在します。
私たちのできること、するべきことは、その「違い」を無視するのではなく、ありのままを認識し、「違い」を壁や溝にするのではなく相互理解の入り口とし、可能であれば「違い」をポジティブな方向に活かすことです。

「肯定」はしなくても現地の人の気持ちは「尊重」できますよね。

海外で働くなら、まずは「文化」を知ろう!

語学も専門性も大事。 でももっと大事なのは現地の「文化を知ること」。 なぜなら文化を知ることは、現地の人を知ることだから。

海外で働くっていうことは、その国の現地の人と一緒に仕事をするということ。 だから、文化を知ることが海外で働くためには大事なんです。 糸木さんの言葉を信じましょう。

どんな国でも、そこに目を向けてこちらが微笑めば、必ず微笑み返してくれます。
韓国だけでなく、9ヶ国での経験から、私はそう確信しています。
どんな場所でも、あなたが向き合うものは「人」なのです。
人を尊重し、文化を尊重し、信頼関係を築くことに努めて仕事をしていけば、成功は間違いありません。

海外で活躍したい人にとっては必読ですよ! 糸木さんを見習って、ネパールでは、僕もどっぷり現地の文化に浸かろうと思います!

日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの

日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの