僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

留学中にスラムダンクの安西先生の言葉が身に染みた件

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努力して取り組んでいる目標があるんだけど、なかなか望んでいる結果が出ない。 例えば、留学を目指していて、所定のスコアまでTOEFLを持っていかないといけないけど伸びないとか。 例えば、海外にいるのに、全然会話ができるようにならないとか。

目標をもって何かに取り組んでいる人の中で、同じような悩みを持っている人って多そうですね。 結果がなかなか出ないから、今の取り組み方を変えたりとか新しい方法を探ってみるとかいろいろな対策があるように思います。

僕も個人的に1つ取り組んでいることがあるのですが、なかなか結果が伴っていません。 そんなときいつも思い出すのは、交換留学時代に現地の大学の授業で出されたディベートの課題のことです。

現地学生とのチーム対抗ディベート

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「Australia:Land and Nation」というオーストラリアの歴史や今抱える社会的な課題を学ぶ授業。 オーストラリアの大学では、1つの科目の中に、大講義と「チュートリアル」という形式の2つの授業がある。 大講義は日本の大学で行われるような、教授の話を聞く授業。 チュートリアルは少人数で大講義の内容についてディスカッションをしたり、プレゼンをするクラス形式。

そのチュートリアルの授業の中で課題として出されたのは「チーム対抗ディベート」だった。 テーマは「アボリジニとの共生という観点で、オーストラリア政府は過去の歴史から何かを学ぶことができたのだろうか。」という、まあ歴史を知らない僕にとっては、聞いた瞬間ゾッとするような恐ろしい課題。|д゚) 2つのチームが対戦し、それぞれが賛成派・反対派となって、どちらが論理的に正しいかを決める。

3人1組のチームで、一緒になったのはJessとLyndelという現地の女子学生。 この2人がまあ早口!そして一言で言うと、いかつい! そんな2人に完全にビビる+オーストラリアの歴史に対する知識のなさが影響して、ミーティングをしても僕は意見を言う・言わないのレベルではなくて、言葉を発することすらできない状態。

そういう状態なのに、僕は完全にわかっているフリをして、毎回のミーティングをやり過ごしていた。 本当は「ゆっくり話してほしい!」とか「歴史の知識がないから背景から説明して!」とかそういうことを言うべきだったのに、全く言えず。こいつ使えないなーとか2人からどう思われるのかをずっと気にしていた。

そのような中でミーティングで集まっても全くチームとして捗らない。 なのに、本番は着実に迫ってくる。

このままやり過ごすこともできた。でもそれはもう限界だった。 どんなきっかけがあったかは今ではもう覚えていないけど、当時の僕は自分がチームに対して何も貢献できていない現状に対してもう我慢できなくなったのと、時間が迫ってきていることへの焦りがあったのでしょう。

もう2人からどう思われるかを気にするのはやめようと思って、素直に思っていることを打ち明けて謝った。 2人の英語が早すぎて、会話そのものについていくのがしんどいということ。 そして、歴史的な知識の不足があって、話の内容にもついていけていないということ。

その結果、2人が主張の中核となって序章・本論をつくり、その内容を結論担当として、僕が最後に効果的にまとめていくという振り分けにしてくれた。 勇気を出して打ち明けたことで、2人への申し訳なさもなくなり、そこからはモヤモヤがふっきれて、あとはやるしかないという覚悟ができた。

そうして迎えた本番。気になる結果は、反対派の僕らのチームの勝利。 「200年前も問題だったことを今でも議論してるっていうことが教訓を学べてない何よりの証拠」という僕の意見が決定打であったと評価されました。 そして、教授からは「自分がこのテーマで文章をつくるときいつもどう締めればいいか悩んでたけど、これでやっとわかった」とまで言ってもらえた。

現状から目を背ける限り、結果は出ない

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僕がこの経験から学んだ大事な教訓。 それは「現状と向き合うことが目標達成への第一歩」ということ。

自分の現状に向き合うのってきつい。だからできればずっと向き合わないでいたい。 理想の自分とのギャップが苦しいから、ずっと目をそらしていたい。 他の人の目が気になったりして、なかなか曝け出すのも嫌だし、認めたくない。

でもそれじゃあ、目標には近づいていかない。精神的にきついままの状態が続くだけ。 だからこそ、現状を知ることが大事なんだと思います。 安西先生もこんなことを言っています。

下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目  「スラムダンク」安西先生の言葉

英会話がなかなかできるようにならないなら、まずはできない自分をしっかり受け止める。 TOEFLのスコアが上がらないなら、まずはそのスコア表から逃げないでしっかり見つめる。 焦って結果だけを求めても、結果は逃げていく。

僕も今うまくいっていないことに対して、あれこれ新しい方法を付け焼刃的に試すのではなくて、まずは今の現状をしっかり見つめようと思います。