僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

女子が好きそうな映画「フランシス・ハ」を20代後半男子が観ました

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女子が好きそうな映画を観ました。 タイトルは「フランシス・ハ」http://francesha-movie.net

綾瀬はるかの「きょうは会社休みます。」の中でもちらっと出てきました。

実は9月に一度誘われて渋谷へ観に行ったのですが、あまりにも面白かったので我慢できずにもう1回見ました。 同じ映画のために、2度映画館に足を運んだことはないです。 それくらい個人的に好きな映画でした。

タイトルが謎!なんだ「ハ」って(笑) 映画の最後の最後でタイトルの意味が分かりますが、これがまた最高なんです。

実は、この映画をブログで紹介するかは非常に迷いました…。 文章で伝えやすい面白さではないので、僕の力量で伝えられるかなって( ;∀;) でも頑張って書いてみます!途中からネタバレあるので、観に行く予定の人は注意してくださいね!

あらすじ:女27歳×人生迷走×ニューヨーク

いいあらすじがあったので引用させていただきます。

ニューヨーク・ブルックリンで親友ソフィーとルームシェアをする27歳の見習いモダンダンサー、フランシス。
ダンサーとしてもなかなか芽が出ず、女の友情を優先するために彼氏と別れたものの、まさかの展開でシェアを解消する事態に陥り、フランシスは自分の居場所を探してニューヨーク中を転々とするはめに。
果たして彼女の行く末は……?     

TOKYOWISEより引用

モダンダンサー?(´・ω・`)なんじゃそりゃ?って感じですが、主人公のフランシスはダンスをやっています。 劇団に所属しているのですが、なかなか正式メンバーになれない。

物語の舞台はニューヨーク。 一部、カリフォルニア州サクラメントやパリに飛んだり、東京もちょっと絡んだりしてきますが、ニューヨークをあっちこっち行ったりするのがこの映画のメインです。

こんなところがおすすめ!

以下に共感ポイントを挙げていきます。 まだネタバレはありません!ご安心ください。

・現代ニューヨークをモノクロで描くおしゃれ感 映画が始まってまず驚くのは、この映画がモノクロであること。 「あれ、60年代とか70年代を描いてるのかな?」なんて思って見ていると、iPhoneとかが出てくる。 そうすると、設定は現代ってことになる。 なので、あえてモノクロにしているということで、フランス映画の影響を受けているようです。

現代の象徴であるニューヨークをあえてモノクロで撮る。 この要素が映画をすごく個性的にしているなと感じます。

僕は初めて、モノクロ映画を映画館で見たのですが、なんだかすごく映えますね。 タバコをベランダでふかすシーンが何度も出てくるのですが、物凄くオシャレ。 最新のCGでつくる映画もいいですけど、やっぱりこういう昔からある撮影方法で撮る映画もいいなと感じました。

・主人公フランシスの人間臭さ溢れる魅力

この映画の主人公のフランシス。彼女の人間的な魅力にどっぷりハマります。 27歳なんだけど、物凄くガキ。「喧嘩ごっこ」みたいなよく分からない遊びをしたりとか(笑) ドジで抜けているところもたくさんあるけど、なんだか放っておけない。

モダンダンサーになるという夢を追いかけているところも素敵だし、親友ソフィーのことを大切にしているところなんか超いいやつ。 思わず、応援したくなるようなそんな人間臭い主人公の魅力が溢れています。


・20代後半という絶妙な年齢のリアルさ フランシスは27歳という設定になっていますが、20代後半の心情が凄くリアルに描かれています。

モダンダンサーという夢は持っている。でも現状はそんなにうまくいっていない。 このまま追い続けるか。それとも現実的な道を取るか。 20代前半みたいに後先考えずにガンガンいく若さはないけど、30代みたいな安定はまだ早い。

そんな微妙な年代なんです。20代後半は。

でも日本でいえば、20代後半に入りかかる入社3~5年って自分の人生に動きを入れる人が多い。 仕事の面でもそうだし、あとはプライベートで言えば結婚の時期でもあるし。

いわば、20代後半は人生のターニングポイントになる年代なんじゃないかなって思います。 僕も入社3年目の会社員ですが、最近同期で辞めていく人が続々と出てきています。 そのような年代にいるフランシスの決断と決断に至るまでの動きは、共感を得られるポイントだと思います。


※ここから先はネタバレ有!映画を観たいと思っている人は観終わった後に見てください!

ショックで立ち止まってる暇があったらとにかく走れ!

ここから先は、この映画を観て僕が感じたことを書いていきます。 ネタバレがあるので、映画が気になる人はここまででストップ!

この映画の中で、凄く印象に残っているのは、フランシスが「走る」シーン。 フランシスが何かと走るシーンがたくさん出てきます。

それはソフィーと飲んだ帰りだったり、レヴやベンジーと一緒に住むことになった日だったり。 はたまたデート中にお金が足りなくて急遽向かったATMまでの道のりだったり。 ニューヨークの街並みを主題歌であるデヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」に合わせて疾走します。

映画の中でフランシスは何度かショックな出来事を経験します。 そしてその度に立ち止まらずに、違う場所へ走っていきます。

・親友ソフィーとルームシェア解消⇒チャイナタウンへ
・モダンダンサーのクリスマス公演メンバーに漏れた⇒実家のサクラメントへ
・親友のソフィーが日本へ行ってしまう⇒衝動でパリへ
・モダンダンサーの正式メンバーになれない⇒母校の大学へ

結構ショックが大きい出来事もあったと思うのですが、涙を流すシーンは1度もない。 それどころか、打ちのめされて悩みこむシーンすらない。 そして深く考え込まずに、衝動的に走り出す。

それが良いか悪いか、意味があるかないかは別として、常に前に向かおうとする姿勢。 この姿勢がすごく好き。たまらない。

ちゃんと前に走れているかは疑問で、結果的に後ろや横に走っちゃってる感は否めませんが(笑) (例:パリに行っても時差ボケで寝てるとか、パリにいたからソフィーの送別会に行けないとか) でも、そこもフランシスの魅力!そういうところが人を惹きつける。

ラストシーン:タイトルの謎に秘められたメッセージ

f:id:kei-lmnop:20160602093927j:plain 映画の一番最後のシーン。 郵便受けの名前の部分に手書きで名前を書いて、紙を入れ込むも、サイズが合わない。 紙を折り曲げて入れた結果、苗字の部分が「HA」だけになり、郵便受けの名前は「FRANCES HA」に。

だから映画のタイトルは「FRANCES HA」。 「なるほど!そういうことか!!洒落てる!」ってみんなが思うポイントです。

でもあのシーンってただのオシャレシーンで終わらない気がする! 完全に個人的な見解ですので、あくまでも参考に。

物語の最後で、フランシスは重大な選択をする。 それはダンサーではなく、事務員・振付師として会社に残るという決断。

振付を手掛けた舞台が評価されるっていうシーンもあって、やっぱり振付師が合ってるんだねみたいな感じになってますけど、フランシスはダンサーになることを諦めたわけじゃない気がするんだよな。 それが最後の郵便受けのシーンに表れていると思っている。

紙が入りきらなかったからフランシスは紙を折り曲げた。 でも余分な部分を「切る」っていう選択肢もあったはず。 もちろん、あれだけ部屋が汚くてめんどくさがりな人がわざわざハサミで切るとは考えにくいけど(笑)

それでも切らずに折り曲げた。 そこがこのシーンの味噌であり、この映画のメッセージな気がするのは自分だけかな?

長々と書きましたが、言いたいのはこの映画は本当におすすめってこと! ぜひ観に行ってください! 公開劇場・期間はこちらから⇒http://francesha-movie.net/theater.html

DVDも出ました! http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8F-DVD-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B0/dp/B00SFJQ6EW