僕はネパールを変えることができない。

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<カンボジアに映画を届ける?>生きるための”手段”と生きる”目的”の話

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先日、こんな記事を書きました。大好評で嬉しいです。

www.keikawakita.com

そこで、同じく、映画・カンボジアつながりの話題について書いてみます。 前にもちらっと紹介した「カンボジアに映画館をつくろう!CATiC」に関連して、すごく印象に残った言葉がありますので、それを紹介します。

CATiCについて

CATiCとは、「Create A Theater in Cambodia」の略称で、文字通り「カンボジアに映画館をつくる」という活動をしている団体です。 「映画を通して子ども達に夢を贈り、子ども達の未来の可能性を広げたい」 という理念を掲げ、移動映画館で子供たちに映画を届けています。 僕の下手糞な説明で魅力が伝わらなかったら嫌なので、詳細についてはこちらをご確認ください。

カンボジアで移動映画館を実施しているNPO法人CATiC(Create A Theater in Cambodia)| NPO法人CATiC(Create A Theater in Cambodia)

CATiCとの出会いは、ちょうど1年前のこと。 友達に連れてこられて1周年記念イベントに参加したのがきっかけでした。 映画を届ける団体なだけに、六本木の映画館を貸し切って行われたイベントは企画も盛り沢山だし、カンボジアに纏わる方のちょっとしたお話も聞けて、すごく記憶に残っています。

生きる”目的”を届ける、長い長い道のり

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印象に残った言葉があると言いました。 それは代表の教来石さんのこの記事の中にあります。

No.188:「カンボジアに映画館をつくろう!」(教来石 小織、非営利団体CATiC代表)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム

活動を始めてから、ずっと問い続けてきたこと。
それは「映画は食糧やワクチンのように、人生で絶対に必要なものではないのに、映画を届けて何の意味があるのだろう?」ということ。

カンボジアの子供たちに映画を届ける。その映画を通して、子供たちに夢を届ける。 まさに夢のある活動で、物凄く綺麗だし、すごくカッコいい。 でも他のNPOのように、何か深刻な社会的な課題を解決しているわけではない。

確かに言われてみればそうですよね。 映画を1本見たからといって深刻な飢餓や病気がなくなるわけではない。 でも、移動図書館の活動をされているシャンティ国際ボランティア会の鎌倉さんの言葉を読んで、スッとそんな疑問もなくなりました。

「食糧やワクチンは、生きるための”手段”。
本や映画は生きる”目的”を与えてくれるものです」

生きるための”手段”が確保されていることは言うまでもなく大事なこと。 でも、それと同じくらい生きる”目的”も大事だと思います。 言わば、「車の両輪」みたいなもんじゃないでしょうか。

手段だけ確保されていて目的がなければ、それは本当の意味での「生きる」ではないし、目的があっても手段がなければ、文字通り「生きる」ことはできない。

カンボジアのアンコールワットで会った、1ドルをせがんでくる子供たちはあんなに楽しそうに笑っていたけど、彼らは生きる”手段”を確保するのに精一杯で、生きる”目的”を持てているのだろうか。 もし、持てていないのなら、彼らが生きる”目的”を持てるようになったらどんなに素晴らしいことだろう。

記事の最後に、教来石さんはこう語っています。

映画を届けて意味があるのか。恐らく10年経たないと答えが出ない活動です。…
今の時点で明確なのは、子供たちが映画を楽しみに待っていてくれること。
そして、映画を観ている子供たちの表情がワクワクしていることだけです。

僕はこの活動に意味があると信じていますし、意味があったことを10年かけてでも証明してほしいと切に思います。 もしCATiCの活動にご興味を持った方がいらっしゃったら何らかの形でサポートをしていただければ幸いです。

途上国の人たちが「生きるための”手段”と生きる”目的」の両方を持てるように、僕は途上国でビジネスを立ち上げたい。 この記事を読んで、その想いがまた一段と強くなりました。